2020/07/01
最適化スコアとは？
Google広告で最適化スコアと呼ばれるものがあります。これは、Googleが推奨するアカウント設定と比べてどれほど最適化されているのかを0％から100％のスコアで表示してくれる機能で、キャンペーン、アカウント、MCCアカウント単位で利用できます。また、スコアリングできる対象は検索キャンペーン、ショッピングキャンペーン、ディスプレイキャンペーンです。現状のアカウント設定の状態がベストなのかを確認する指標として、広告効果改善のために役立てることが出来ます。このように広告管理画面の左上側部分に表示されます。
Google広告による最適化スコアの計算方法
最適化スコアは、下記の５つの要素を元に計算されています。
・統計情報
・設定
・アカウントとキャンペーンのステータス
・利用可能な最適化案の効果
・最近の最適化履歴
※リアルタイムで更新されているので、変更があると別の最適化案とスコアが表示されることがあります。
引用元 https://support.google.com/google-ads/answer/9061546?hl=ja
最適化案の種類
最適化スコアを改善するためのアカウント最適化案がGoogleのシステムにより提案されます。
管理画面上部に表示される主なカテゴリとして４つあります。
各項目の右側に最適化後の最適化スコアへの影響度が表示されています。
・修正項目(図には表示されておりません)
・入札単価と予算
・キーワードとターゲット設定
・広告と広告表示オプション
それぞれの項目を簡単に説明すると下記になります。
「修正項目」
広告が追加されていないグループがある場合など
アカウント内にエラーが発生しているときに表示され
変更を促すための提案。
「入札単価と予算」
キャンペーンやキーワードの入札戦略など
予算を効果的に使う提案。
「キーワードとターゲット設定」
成果のでていないキーワードの削除や新キーワードの追加
また新しいオーディエンスの追加などの提案。
「広告と広告表示オプション」
広告文の見直しや、広告表示オプションの追加の提案。
さらに、画面真ん中部分に最適化スコアを改善する具体的な最適化案が表示されています。
真ん中部分の最適化案にもそれぞれ、右上に最適化スコアに対する影響度
また左下の【最適化案を表示】をクリックすれば詳しく最適化案を表示することができます。
また、この最適化案は採用できないといったものは非表示にすることも可能です。
最適化案の右上の部分をクリックすると「すべて非表示にする」と表示されます。
最適化スコアの活用
最適化案の活用の一例をご紹介します。(最適化案の項目としては全部で64項目あります。)
活用例「新キーワードの追加」
Google側でユーザーの動きをもとにどのようなキーワードを新しく追加すれば良いか、またどのグループに追加すれば良いかまで提案をしてくれます。想定していなかったキーワードなどを発見出来たりするメリットもありますが、商品やサービスと関連性のないキーワードなども候補に上がってくることがあるので、商品やサービスにマッチしているか確認をしてから追加することが大切です。
まとめ
最適化スコアや最適化案はあくまでGoogleのシステムが推奨するものなので、アカウントの目標を達成するために必要かどうかという視点を忘れないことが大切です。最適化スコアを改善することばかりにとらわれず、目標に対してどのようにアカウント改善をしていくか考えながら、最適化案を有効活用することが良いと思います。定期的にチェックして日々、より良いパフォーマンスを発揮できるように改善していきましょう！
