GoogleがGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回すると発表

2024/08/06

GoogleがGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止の撤回を発表

先日、GoogleがGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回するというを発表がありました。

参考記事:Impress Watch「グーグル、サードパーティCookie廃止方針を撤回」

参考記事:ZDNET.com「グーグル、「Chrome」のサードパーティークッキー廃止で方針見直し」

元々Googleは、今年中にGoogle ChromeのサードパーティCookieを廃止する方向で進めており、2024年1月には全体の1%ほどでサードパーティCookieを廃止するようにしたと言われています。

今回は、Googleが進めていたGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回したことについて、記載します。

 

GoogleがGoogle Chromeで廃止しようとしたサードパーティCookieとは

サードパーティCookie(Third-Party Cookie)は、ウェブサイトにアクセスしたときに、そのサイトとは異なるドメインによって設置されるCookieのことです。

サードパーティCookieは、ユーザーのオンライン行動を追跡することができる為、広告や分析目的で使用されることが多いCookie情報となります。

近年では、オンラインの行動を追跡できるサードパーティCookieは、プライバシーへの懸念が高まっていることからサードパーティCookieを廃止する動きが広まっていました。

GoogleもGoogle ChromeのサードパーティCookieを段階的に廃止する方針で対応を進めていました。

Googleは、これまでGoogle ChromeのサードパーティCookieを廃止する代替策としてプライバシーサンドボックスの開発、テスト、導入を進めていました。

それが、英国の競争・市場庁(CMA)や情報コミッショナーオフィス(ICO)などの規制当局、パブリッシャー、ウェブ開発者、標準団体、市民社会、広告業界関係者などと協議を行った結果、Google ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回するということになったということです。

ただ、今回の「Google ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回すること」はまだ最終決定ではなく、今後も規制当局、パブリッシャー、ウェブ開発者、標準団体、市民社会、広告業界関係者などとの協議は続けていく模様です。

 

Google Chromeの今後の方向性

Googleは、サードパーティCookieを廃止する為の代替案として、ユーザーが選択できる新しいアプローチとしてプライバシーサンドボックスAPIの導入を進めており、現段階ではまだ導入することができないみたいですが、導入する為の改善は進んでいるみたいです。

Googleの方も関係各所と協力してプライバシーサンドボックスAPIが導入できるように開発を進めていくようですので、これが本格的に導入することができれば、改めてGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止が進んでいくかと思います。

今まで、サードパーティCookieが廃止されることを見越して様々な対策を行ってきた方もいるかと思いますが、サードパーティCookieを廃止は世界的に進んでいることで、この流れを止めることができない為、今回はサードパーティCookieの廃止が撤回されましたが、将来的には実施されると考えて引き続き対策を考えていきましょう。

 

まとめ

今回は、GoogleがGoogle ChromeのサードパーティCookie廃止を撤回すると発表した件について記載しました

Google Chromeは、現在多くのユーザーが利用しているブラウザであり、多くのマーケティングツールはサードパーティCookieを利用して情報収集を行っている為、Google ChromeのサードパーティCookie廃止はマーケティングにおいて大きな変化をもたらします。

その為、Google ChromeのサードパーティCookie廃止については、今後も動向を注視していきましょう。

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