「Photoshopで切り抜きって、形がはっきりしてるモノは簡単なのに、動物とか人物の髪の毛とかめちゃくちゃ面倒なんですよね!」
私自身、Photoshopを触り始めた頃、お皿やコップはサクッと切り抜けるのに、猫や犬の写真を切り抜こうとした瞬間、フワフワの毛が綺麗に切り抜くのが非常に難しくて、心が折れそうになった記憶があります!(笑)
WEBデザイナーとして仕事を始めると、バナー制作でもサムネ制作でも、「人物」「動物」「植物」みたいに輪郭が複雑なモノを切り抜く場面って、本当にめちゃくちゃ多いと思います!しかも、切り抜きが雑だと、どんなに素敵なデザインを組んでも一気に素人感が出てしまうんです。
でも、今のPhotoshopには、昔なら1時間かかっていた作業を、たった数分で、しかも超キレイに仕上げてくれる神機能が標準搭載されているんです!私も初めてこの方法を知った時、「え~~~!過去に私が頑張ってペンツールでカチカチやってた時間はなんだったんだー!!!!」と本気で絶望しました!(笑)
今回は、フォークやお皿のような単純な形ではなく、「猫のフワフワの毛」や「ヒゲ」のような難しい定番のパーツを、綺麗にそして、スピーディーに切り抜く方法をご紹介していきます!
綺麗でスピーディーな切り抜き方法
では今回はこの可愛い白猫を題材として切り抜いていきましょう!

まず猫だけを選択します。
左メニューから「クイック選択ツール」を選んでください。

こんな感じで猫をざっくりと選択します!

次に黄色枠「被写体を選択」にし、赤枠「選択とマスク」をクリックします!

次に「髪の毛を調整」をクリック。

左メニューから「境界線調整ブラシツール」を選択します。

フワフワな毛を中心に猫に沿ってブラシツールで境界線をなぞってください。

猫全体を一通りなぞり終わったら、赤枠の「不要なカラーの除去」箇所にチェックを入れて、最後にOKを押してください。

フワフワな毛も、ヒゲも綺麗に切り抜かれてるのが分かります!
※見やすいようにピンクの背景を敷いています。

なぜ「フワフワ系」の切り抜きは難しいのか?
まず最初に、なぜヒゲや毛並みの切り抜きがこんなにも鬼門なのかをお話しさせてください。結論から言うと、「背景との境界線が曖昧すぎる」からなんです!
お皿やコップのように、輪郭がピシッと決まっているモノは、ペンツールや自動選択ツールで一発。でも、動物の毛って、1本1本が細くて、しかも半透明っぽく背景の色と混ざり合っていますよね。この「境界が溶け込んでいる」状態こそが、切り抜きを難しくしている最大の原因なんです。
◎輪郭が1本1本バラバラで細い
◎毛先が背景色と混ざって半透明になっている
◎ヒゲは背景によってはほぼ見えない状態になる
◎手作業だと時間がいくらあっても足りない
つまり、これを「手作業で頑張ろう」とすると、どれだけ時間があっても終わらないんですよ…。だからこそ、Photoshopの力を全力で借りる必要があるんです!
切り抜き前に意識したい!仕上がりを左右する元画像の選び方
いきなりテクニックの話に入る前に、1つだけ超大事なことをお伝えさせてください。それは「元画像のクオリティが切り抜きの9割を決める」
どんなに最新のAI機能を使っても、元画像がボケていたり、被写体と背景が同系色だったりすると、綺麗な切り抜きは不可能です。私も昔、暗い部屋で撮った黒猫の写真を切り抜こうとして、1時間格闘した挙句、諦めた経験があります…笑
◎被写体と背景のコントラストがハッキリしている
◎ピントがしっかり合っている
◎解像度が高い(スマホでも最新機種ならOK)
◎逆光になっていない
もし切り抜き用の素材をこれから撮影するなら、白い壁や無地の背景の前で撮るだけで、仕上がりは劇的に変わりますよ!「後で切り抜きやすい写真を撮る」という視点、めちゃくちゃ大事です!
Photoshopの「被写体を選択」機能がマジで神すぎる件
ここで声を大にして言わせてください。「被写体を選択」機能、本当に神です!
以前は「髪の毛の切り抜きだけで3時間」なんて世界だったのに、今はボタン1つで、AIが被写体を自動で認識して、ヒゲやフワフワの毛まで含めてキレイに選択してくれるんです。しかも、年々精度が上がっていて、最新バージョンではもう「人間が手作業で切り抜くより綺麗」と言っても過言ではありません。
◎AIが自動で被写体を認識
◎ヒゲや細かい毛も検出してくれる
◎作業時間が1/10以下になる
◎「選択とマスク」でさらに追い込める
私が今から独学でPhotoshopを始めるなら、間違いなく最初に覚えるのはこの「被写体を選択」と「選択とマスク」の2つです!それぐらい、現代のデザイナーの必須スキルだと私は思っています!
「選択とマスク」でヒゲ1本まで追い込むコツ
「被写体を選択」で大枠を取ったら、次は「選択とマスク」で細部を追い込んでいきます。ここでのポイントは、「境界線調整ブラシ」を使いこなすことなんです!
この境界線調整ブラシ、名前は地味なんですが、効果は絶大。フワフワした毛の部分をブラシでなぞるだけで、Photoshopが「あ、ここ毛並みですね!」と判断して、1本1本自動で検出してくれるんです。マジで感動しますよ!
◎境界線調整ブラシで毛並み部分をなぞる
◎「エッジの検出」の半径を調整
◎「不要なカラーの除去」で背景の色かぶりをカット
◎出力先は「レイヤーマスク」が鉄則
特に「不要なカラーの除去」は見落としがちなんですが、これをONにするだけで、背景の色が毛先に残る問題が一気に解決します。これ知ってるか知らないかで、仕上がりが全然違ってきますよ!
やりがちな失敗例と、その回避方法
切り抜き初心者さんが陥りがちな失敗パターンを、私の経験からいくつかご紹介しますね。これを知っておくだけで、無駄な遠回りを避けられます!
まず一番多いのが、「切り抜いた後に、背景の色が毛先に残っていることに気づかない」パターン。白背景の中で切り抜いて満足していたら、別の背景に乗せた瞬間、毛の縁が白く光って見える…というアレです。
◎白背景のまま確認して満足してしまう
◎「選択とマスク」の出力を複製レイヤーにしてしまう
◎ブラシの硬さを100%のまま使ってしまう
◎元画像を直接編集してしまい後戻りできない
必ず「レイヤーマスク」で非破壊的に作業すること、そして「違う背景色に乗せて確認する」こと。この2つを徹底するだけで、プロっぽい仕上がりに一気に近づきます!
さらにクオリティを上げたい人のための+αテクニック
基本の切り抜きができるようになったら、ぜひ試してほしい+αのテクニックがあります。それは、「切り抜き後の馴染ませ作業」です。
切り抜いた素材をバナーなどに配置する時、どうしても「浮いた感じ」が出てしまうことってありませんか?それは、新しい背景と被写体の光の方向や色味が合っていないから。ここをひと手間かけるだけで、デザイン全体のクオリティがグッと上がります!
◎被写体の下に薄い影を追加する
◎色調補正で背景と色味を揃える
◎境界線をぼかしすぎず、シャープすぎず
◎必要なら新規レイヤーで毛を描き足す
特に影の追加は、わずか数秒の作業なのに効果は絶大。「切り抜いただけ」から「デザインとして馴染んでいる」への大きな一歩になりますよ!
よくある質問
Q1. 「被写体を選択」機能はどのバージョンから使えますか?
A.Photoshop CC 2018以降なら基本的に使えますが、精度の高いAI認識が使えるのはCC 2020以降です。最新バージョンほど精度が高いので、可能であれば常に最新版にアップデートしておくのがオススメです!
Q2. 無料のPhotopeaなどでも同じことはできますか?
A.近い機能はありますが、精度は本家Photoshopに比べると落ちます。本気でデザイナーを目指すなら、Adobe CCの契約は必須投資だと私は考えています。学生さんなら学割プランもあるので、ぜひチェックしてみてください!
Q3. どうしても毛先が綺麗に切り抜けません。原因は何ですか?
A.ほとんどの場合、元画像のコントラスト不足か解像度不足が原因です。被写体と背景の色が近すぎると、AIも判別できません。撮影段階から「切り抜きやすい画像」を意識するだけで、仕上がりが劇的に変わりますよ!
Q4. 切り抜き作業に、どれくらいの時間をかけるのが普通ですか?
A.慣れれば1枚あたり5〜10分が目安です。昔は1時間以上かかっていた作業ですが、現在のPhotoshopならそれくらいで十分。もし30分以上かかっているなら、やり方か元画像のどちらかを見直すサインだと思ってください!
Q5. ペンツールでの切り抜きは、もう覚えなくていいですか?
A.いえ、ペンツールは「製品写真」や「ロゴ」のように輪郭がハッキリしたモノの切り抜きでは今も最強です。使い分けができるようになると、仕事の幅がグッと広がります。両方マスターしておくのが理想ですね!
まとめ
いかがでしたか?今回は、Photoshopでフワフワの毛やヒゲを綺麗に・スピーディーに切り抜くテクニックをご紹介しました!
切り抜きって、昔はWEBデザイナーにとって最大の壁の1つでしたが、今はAIの力を借りて、驚くほど簡単に綺麗に仕上げられる時代になりました。大事なのは、「手作業で頑張る根性」ではなく、「便利な機能を使いこなす柔軟さ」なんです!
そしてもう1つ忘れてほしくないのが、「元画像の大切さ」。どんなに技術が進化しても、元が悪ければ良い仕上がりにはなりません。撮影〜切り抜き〜馴染ませまでをトータルで考えられるようになると、あなたのデザイナーとしての価値は一気に上がります!
これからのWEBデザイナーに求められるのは、「作業時間を短縮して、より多くの案件をこなせる人」です。切り抜き1つにかける時間を減らせれば、その分デザインの本質に集中できる時間が増えますよ!
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