2025/04/24
Meta広告を活用している企業・広告担当者の方へ、「広告が配信されない」「掲載が止まった」といったトラブルを経験したことはありませんか?
もしかするとその原因は、「Facebookページごとの広告上限」に引っかかっているかもしれません。
原因の一つとされているのが「Facebookページごとの広告上限」に達してしまっているケースです。
Meta広告では、1つのFacebookページあたり同時に配信できる広告数に上限が設けられており、これを超過すると広告が配信されなくなります。
今回は、Meta広告の「Facebookページごとの広告上限」というのがどのような仕組みなのかについて、ご紹介します。
Facebookページの広告上限とは?
Metaでは、1つのFacebookページで同時に配信できる広告数に上限を設けています。
これは、広告の学習フェーズを効率よく進め、よりパフォーマンスの高い配信を実現するための仕組みです。
上限を超えて広告を出そうとしても、新しい広告は配信されず、ステータスが停止または非アクティブになることがあります。
この上限は広告アカウント単位ではなくFacebookページ単位で適用されるため、同じページで複数のキャンペーンや広告セットを並行運用していると、意図せず超えてしまうことがあります。
なぜ広告上限があるのか?
Meta広告は、掲載された広告にユーザーの反応(クリック、表示など)を蓄積して機械学習します。
過剰に多くの広告を同時に出稿すると、各広告に十分なデータが集まらず、学習効率が下がるため、意図しない成果低下につながってしまいます。
※参考サイト:Meta広告ビジネスヘルプセンター
広告上限は広告費に基づいて決まる
広告の上限数はMetaによって定められており、過去12か月間の最高月間広告費に応じて、以下のように4つのTier(階層)に分類されています。
・10万米ドル未満(約1,500万円未満):最大 250 件
・10万~100万米ドル(約1,500万~1.5億円):最大 1,000 件
・100万~1,000万米ドル(約1.5億~15億円):最大 5,000 件
・1,000万米ドル以上(約15億円以上):最大 20,000 件
※この上限数は「同時にアクティブな広告の数」に対する制限であり、ドラフトや停止済みの広告はカウントされません。
多くの中小企業やスタートアップの場合、最下層の250件が上限になることが一般的です。
動画広告や動的広告で複数パターンを配信している場合、この上限に気づかないうちに達してしまうこともあります。
上限超過のリスクと対策
■上限を超えた場合の影響
・新しい広告が配信されない(ステータスが停止)
・既存のキャンペーンが計画通りに進まない
・効果測定やレポーティングに支障が出る
■上限を回避するには?
・不要な広告を削除・整理:類似広告が多い場合は統合しましょう
・ABテストを絞る:一度に複数のバリエーションを出すのではなく、段階的に検証を
・広告配信期間を長めに取る:短期集中ではなく、継続的な配信で学習を安定させるのがベスト
・Meta担当者や代理店に相談:運用実績がある場合、上限緩和の相談が可能なケースも
よくある質問(FAQ)
Q. 上限を超えると広告は削除されますか?
A. いいえ、広告自体は削除されませんが、配信が止まった状態になります。再開するには、既存の広告を停止するか、時間をおいて配信枠が空くのを待つ必要があります。
Q. 上限を引き上げることはできますか?
A. Meta広告の実績が一定以上ある場合、上限の引き上げを申請できる可能性があります。代理店やMetaの営業担当者に相談しましょう。
まとめ
今回は、Meta広告で一つのページに対して配信できる広告上限数について、ご紹介しました。
Meta広告では「1ページあたりの広告上限」が定められており、これを超えると広告が承認されても配信されません。
特に小規模広告主の場合、250件という上限に知らずに到達していることもあります。
ABテストや動画フォーマットなどで広告数が増えがちな方は、一度広告マネージャで「現在のアクティブ広告数」を確認してみることをおすすめします。
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