デザインスクールの「卒業制作」を就活で使い回すな!採用担当が見抜く理由と脱却する方法

デザインスクールを卒業したばかりの人、または卒業を控えている人なら、絶対に一度は考えることがあります。
それは「スクールの卒業制作を、就活のポートフォリオで使い回していいのか?」という疑問です!

スクールで何週間、何ヶ月もかけて作っためちゃくちゃ自信作の卒業制作。
講師にも褒められて、自分でも満足いく出来栄え!
これを就活用のポートフォリオに載せない手はない!と思って、応募先の企業にそのまま提出する。

そう、この気持ちめちゃくちゃ分かります!私もスクール卒業後は少しの間、そのまま提出してました(笑)

でも!!これは危険なんです!
採用担当者は、スクールの卒業制作を「一瞬」で見抜きます!
そして、ほとんどの場合、プラスの評価にはなりません。むしろマイナスに働くことすらあるんです!!

今日は、なぜ採用担当者が卒業制作を見抜けるのか、そしてそこから脱却して「本当に評価されるポートフォリオ」を作る方法を、ご紹介します!

 

採用担当者が「卒業制作」を一瞬で見抜く3つの理由

では、結論からいきます!!
採用担当者がスクールの卒業制作を見抜くのは、特別な能力ではありません。
あまりにも「分かりやすい特徴」が、作品に表れているからです!

デザイン業界で採用に関わっている人なら、1日に何十、何百というポートフォリオを目にします。
その中で、スクールの卒業制作は、本当に特徴的なんです。
まずは、なぜ見抜かれてしまうのか、その理由を具体的に見ていきましょう。

◎理由①同じお題・同じテイストの作品が大量に出回っている
これが最大の見抜かれポイントです!
スクールの卒業制作には、必ず「お題」が存在します。
「架空のカフェのWebサイト」「オリジナルブランドのLP」「地域活性化のためのポスター」など、スクールごとに定番のテーマがあるんです。
採用担当者は、同じスクール出身者から似たような作品を何十回も見ています。
「あ、またこのパターンね」「◯◯スクールの卒業生だな」と、タイトルを見た瞬間に分かってしまうんです。

◎理由②スクール独特の「正解デザイン」の匂いがする
スクールでは、講師が「良いデザイン」の型を教えてくれます。
その結果、生徒の作品は無意識に「スクールが推奨するデザインの型」に収束していくんです。
配色の選び方、レイアウトの組み方、フォントの使い方。全てがどこか似通っている。
採用担当者は、この「無個性な正解感」を一瞬で察知します。
「本人の個性」ではなく「スクールの型」が強く出ている作品は、どうしても印象に残りにくいんです。

◎理由③「現実のクライアントがいない」ことがバレバレ
これが致命的なポイントです。
スクールの卒業制作は、どれも「自分で設定した架空のお題」です。
クライアントの要望も、予算の制約も、納期のプレッシャーも、ターゲットの明確な意図も存在しない。
だから、作品を見ると「自己満足で作られている感」が強く出てしまうんです。
採用担当者が見たいのは「あなたが好きなデザイン」ではなく、「あなたがクライアントの課題を解決できるかどうか」。
この視点が完全に抜け落ちているのが、卒業制作の最大の弱点なんです。

採用担当者は、デザインを「作品」としてではなく「問題解決の結果」として見ています。
この視点の違いが、見抜かれる根本原因なんです!

 

卒業制作をそのまま使うと「不利になる」3つの理由

これ、めちゃくちゃ大事な話をします!
採用担当者に見抜かれるだけなら、まだマシです。
問題は、卒業制作をそのまま使うと「他の応募者より不利になってしまう」ことなんです!

なぜマイナス評価になってしまうのか?その理由を3つに整理してお伝えします。

◎理由①「努力して卒業しました」止まりに見える
採用担当者が卒業制作を見た時、まず感じるのは「スクールの課題を頑張ってやり切った人」という印象です。
これ、一見ポジティブに聞こえますが、実は違います。
企業が欲しいのは「言われた課題をこなす人」ではなく、「自分で課題を見つけて行動できる人」。
卒業制作だけのポートフォリオは、前者の印象しか与えないんです。
「スクール卒業で満足している人」=「入社後も指示待ちになりそう」という印象につながってしまいます。

◎理由②「卒業後の成長」が見えない
卒業制作だけを提出すると、採用担当者はこう考えます。
「この人、スクール卒業後は何をしていたんだろう?」
卒業制作しかないポートフォリオは、「卒業後、何もしていない人」という印象を与えてしまうんです。
たとえ卒業から1〜2ヶ月でも、採用担当者はその間の「主体的な行動」を知りたい。
卒業後に自主的に作った作品が1つでもあれば、それだけで「成長意欲のある人」という印象が加わります。

◎理由③他の応募者との「差別化」が全くできない
これが決定打です。
同じスクール出身の応募者は、全員似たような卒業制作をポートフォリオに載せてきます。
その中であなたの作品だけが突出するのは、ほぼ不可能です。
採用担当者からすれば「どれも似たような作品で、誰を選べばいいか分からない」状態。
結果、面接までたどり着かず、書類の段階で全員まとめて落とされるケースも少なくありません。
「他の人と違う作品」を見せられるかどうかが、採用の分かれ目になるんです。

卒業制作は「スクールを卒業した証明書」であって、「あなたの実力を証明するもの」ではありません。
この違いを理解することが、脱却への第一歩になります!

 

卒業制作から脱却するための「3つの行動」

では、どうやって卒業制作から脱却すればいいのか?
答えはシンプルで、「3つの行動」を今日から始めるだけです!

◎行動①「架空クライアント案件」を自分で設定して作品を作る
最初にやってほしいのは、「実在する企業・ブランドのリデザイン」です。
身近なカフェ、気になるアパレルブランド、よく使うアプリ、何でもOK。
「このブランドのサイトを、自分ならこうリデザインする」という視点で作品を作ります。
これのメリットは、「実在するターゲット」「実在するブランドイメージ」「実在する競合」が明確なので、デザインに「根拠」が生まれることです。
採用担当者が見た時に「おっ、ちゃんと考えて作ってるな」と感じる作品になります。
ポートフォリオに1〜2個これを入れるだけで、他の応募者と圧倒的に差別化できますよ!

◎行動②「制作意図」と「ターゲット設定」を言語化する
作品を作るだけで終わらず、必ず「なぜこのデザインにしたのか」を言語化してください。
ターゲットは誰か、どんな課題を解決するためのデザインなのか、なぜこの配色・フォント・レイアウトを選んだのか。
これを作品の横に、簡潔な文章で記載するんです。
採用担当者は、デザイン単体より「デザイナーの思考プロセス」を見たがっています。
作品に意図があるかどうかで、評価は天と地ほど変わります。
面倒くさがらずに、全作品に制作意図を書き添えてください!

◎行動③「副業・無料でも実案件」に挑戦して経験を積む
最強の脱却方法が、これです!
クラウドソーシングで小さな案件を取る、知り合いのお店のチラシを無料で作ってあげる、SNSで募集して無償案件を受ける。
金額の大小は関係ありません。「クライアントがいる状態で作った作品」を1つでも持っているかどうかで、ポートフォリオの説得力は劇的に変わります。
「実案件の経験あり」というだけで、採用担当者の見る目は一気に変わるんです。
最初はタダ働きでも構いません。実績という最強の武器を、必ず手に入れてください!

この3つの行動、全部今日から始められるものばかりです。
明日から始めよう、来週から始めようではなく、今日この瞬間から動き始めてください!

 

よくある質問

Q1. 卒業制作を全く載せちゃダメということですか?
A.いえ、全く載せないのも極端です!1〜2点くらいなら載せても大丈夫。ただし、「卒業制作」とハッキリ明記した上で、「その後に自主的に作った作品」をメインに据えるのが鉄則です。全体のバランスとして「卒業制作:自主制作=2:8」くらいがベストですよ!

Q2. 卒業後、まだ時間が経っていません。自主制作の時間を取れていないのですが…
A.気持ちは分かりますが、採用担当者には「時間がない」は通用しません!1週間あれば、架空クライアント案件を1つは作れます。1日1〜2時間、集中して取り組めば、十分形になります。「時間がない」という状態そのものが、本気度を疑われる要因になるので、何としても時間を捻出してください!

Q3. ポートフォリオに載せる作品数は、何点くらいが適切ですか?
A.目安は「6〜10点」です!少なすぎると実力が伝わらず、多すぎると見てもらえません。質の高い作品を厳選して、6〜10点にまとめるのがベスト。その中で、卒業制作は1〜2点、自主制作が5〜8点という配分が理想的ですよ!

Q4. 架空クライアント案件のお題が思いつきません。コツはありますか?
A.一番簡単なのは「自分がよく使うサービス・お店のリデザイン」です!お気に入りのカフェ、よく買うアパレルブランド、毎日使うアプリ。これなら、ターゲットも世界観も既に明確になっているので、デザインを考えやすいんです。1週間で1つ、身近なブランドをリデザインする習慣をつけてみてください!

Q5. 無料で実案件を受けるのは、デザイナーとして価値を下げる行為じゃないですか?
A.その指摘ももっともですが、「経験ゼロ」で有料案件を取るのは、現実的に難しいです。最初の1〜2件だけは、「実績作り」と割り切って無料で受けてもOK。そこで信頼を得れば、次からは有料で受けられるようになります。長い目で見れば、無料案件は「投資」なんです!

 

まとめ

いかがでしたか?
今日お伝えした内容を、もう一度振り返ってみましょう。

採用担当者が卒業制作を見抜く3つの理由。
同じお題の作品が大量に出回っている、スクール独特の正解デザインの匂いがする、現実のクライアントがいないことがバレバレです!

そして、卒業制作をそのまま使うと不利になる3つの理由。
「努力して卒業しました!!」止まりに見える、卒業後の成長が見えない、他の応募者と差別化できない。

最後に、卒業制作から脱却するための3つの行動。
架空クライアント案件を自分で設定して作る、制作意図とターゲット設定を言語化する、副業や無料でも実案件に挑戦する。

卒業制作は、確かに頑張って作った作品です。
でも、採用の場では「それ以上」が求められています。
企業が見たいのは「スクールを卒業した証明」ではなく、「卒業後も自分で動ける人かどうか」なんです。

今日、ポートフォリオを開いて見直してみてください。
卒業制作ばかりになっていないか、自主制作の割合はどうか、制作意図は書かれているか。
一つでも「できていない」と感じたら、今日から改善を始めてください。

ポートフォリオは「作って終わり」ではなく、「育てていくもの」です。
卒業制作から脱却した瞬間、あなたの就活は劇的に変わります。
一緒に、採用担当者が思わず引き込まれるポートフォリオを作り上げていきましょう!!

 

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