認知拡大に効果的!キーワード単位でターゲティング出来るコンテンツターゲティングとは

2020/08/05

 コンテンツターゲティングとは

コンテンツターゲティング(旧名称:DSK)とは、Google広告のディスプレイ広告を配信する際に使用できるターゲティングのひとつです。設定したキーワードと関連性の高い内容が記載されているウェブサイトをGoogle側が自動で選定し広告配信します。ウェブサイト自体をターゲティングするのではなく、ウェブサイト内のコンテンツに対してターゲティングを行うので、登録したキーワードの「コンテンツを閲覧しているユーザー」に配信することができるターゲティング手法です。

 

 

コンテンツターゲティングの特徴

・CVRは比較的低いがクリック単価は安い

コンテンツを閲覧しているユーザーに広告配信できるので、情報収集をしているユーザーに向けてアプローチできます。興味関心の段階のユーザーなのでCVRは低い傾向がありますが、ウェブサイトは無数にあることもあり入札競争が避けやすくクリック単価が安いので、CVRは低くともCPAも劇的に悪くはならない傾向にあります。

 

・キーワード単位で配信面を絞れる

配信面をターゲティングできるターゲティング手法として、トピックやプレースメントなどがありますが、トピックはカテゴリ単位、プレースメントはURL単位でのターゲティングになります。その点、コンテンツターゲティングは中間的な立ち位置で、キーワード単位でウェブサイトのコンテンツ内に広告配信することが出来ます。

 

コンテンツターゲティングの設定方法

コンテンツターゲティングの設定方法をご説明します。

 

①一番左側のメニューから該当のキャンペーンを選び、次に左から二番目の列のメニューから「キーワード」を選択し、その中の「ディスプレイ/動画のキーワード」を選択します。

②次に真ん中上に表示される「丸い+マーク」を選択します。

 

③キーワードを記入できる欄が表示されるので、設定したいキーワードを入力します。

④ウェブサイトのURLや商品名などからキーワード候補を取得することも出来ます。

⑤キーワード登録が出来たら、下部の「コンテンツターゲティングのみ」という項目にチェックをいれます。

⑥最後に「保存」で設定完了です。

 

コンテンツターゲティングの配信先の確認方法

コンテンツターゲティングの配信先の確認方法をご説明します。

 

①左から2番めのメニューから「プレースメント」を選択し、その配下の「広告が表示された場所」を選択します。

②ここでサイトや動画配信面ごとの成果を確認できるので、パフォーマンスが悪い配信先を除外したい場合は該当のチェックボックスを選択します。

③青いラベル部分の「編集」を選択すると、キャンペーン単位かグループ単位で除外するのか選択して完了です。

 

キーワードが含まれているウェブサイト(コンテンツ)に配信されるので、正しくキーワード選定をしていたとしても、不要な配信先に配信されてしまうことは避けられません。なので、手間はかかりますが定期的な配信先の精査をすることでパフォーマンスの向上に繋がります。

 

コンテンツターゲティングと有効的な組み合わせ

 ・プレースメントとコンテンツターゲティングの組み合わせ

コンテンツターゲティングを設定すれば、対象となるウェブサイトは無数にあるので配信先が膨大な量になります。その点、プレースメントターゲティングと組み合わせることで、「設定したURL」の範疇で「設定したキーワードが含まれるコンテンツ」を配信先に選択することが可能になり、より絞り込んだターゲティングができるようになります。

 

 

・自動入札とコンテンツターゲティングの組み合わせ

プレースメントの除外や、キーワード選定などを行い最適化が進み、コンテンツターゲティングの成果が安定してきたら、自動入札「目標コンバージョン単価」を一緒に活用することで、CPAを担保しながら効率的にコンバージョンの底上げをすることが可能になります。

 

注意点

・同じキーワードでも検索広告と選ぶ基準は異なる

コンテンツターゲティングでは検索広告と同じくキーワードを設定しますが、ユーザーがコンテンツを閲覧中に広告が配信されることから、検索広告で効果が高いキーワードをコンテンツターゲティングで設定しても反応が低い場合もあります。配信先自体も情報サイトやブログなど商品やサービスを売る設計になっていない場合が多いので、これらを考慮したキーワード選定やクリエイティブを設定する必要があります。

 

・潜在層に配信しているためすぐに結果は出ない

冒頭でもお話ししましたが、リスティングやリマーケティングのような即効性のあるターゲティング手法ではないのでCVRが低いです。しかし、その分クリック単価は低い傾向があるので、認知施策として活用できます。このターゲティングでCV獲得するというより、コンテンツターゲティング→認知→商品ページ→リターゲティングで獲得という流れが現実的です。

 

まとめ

今回はGoogle広告で使用できるコンテンツターゲティングという手法をご紹介しました。特徴をまとめるとコンテンツターゲティングは設定したキーワード×ウェブサイト(コンテンツ)なので、配信ボリュームを増加させることができ、また、クリック単価が比較的安いターゲティングになります。CVRはそこまで見込めないですが、認知としては大きな役割を果たしてくれます。さらに他のターゲティングなどと組み合わせることでより有効的な活用方法ができるターゲティングでもあるので、ぜひ試してみて下さい!

 

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