2025/07/18
部屋の模様替えをしたいと思った時に、頭の中でインテリアのイメージをするのはちょっと難しい…
そんな悩みを持ったことがある人は多いのではないでしょうか?
照明の色味、壁紙の柄、家具の配置、床材の種類など、目に見えない段階で選択肢を決めるのは、
プロでもない限りなかなか出来る事ではありません!
でもPhotoshopのAI技術を駆使する事で、インテリアやデザインに精通していない人でも、
簡単に部屋のインテリアデザインを作る事が出来てしまうんです!
Photoshopはもともと画像編集ソフトとして長い歴史がありますが、昨今のAI技術の進化によって、「直感的な操作」と「複雑なビジュアルの自動生成」が可能になり、今では建築やインテリアの分野でも大きな注目を集めています!
今回は、Photoshopに搭載されているAI技術の概要を踏まえながら、実際にインテリアデザインに応用する際のメリット・デメリットをご紹介します。
PhotoshopのAI技術の進化について
私がデザイン業界に入った20年前までPhotoshopは、1ピクセルずつ丁寧に塗り重ねたり、パーツを組み合わせたりして「人の手で」仕上げていくものでした。
ところが、近年のAdobeのAI技術「Adobe Sensei(アドビ センセイ)」の登場によって、Photoshopは「一緒にデザインしてくれる相棒」的な存在へと進化しました!
主なAI関連機能の進化
ジェネレーティブ塗りつぶし
→ 指定した範囲に対して「壁紙の模様を木目調に変更」「窓を追加」など、テキストで指示するだけで画像を自動生成
背景の削除・置き換えの自動化
→ ワンクリックで壁や床などの背景を識別・分離して差し替えが可能に
画像の拡張
→ 写真のサイズを拡大しながら、自然に周囲を補完生成してくれる
AIによるマテリアルシミュレーション(BETA機能含む)
→ 実際の質感に近い素材表現(木、布、ガラス)を自動レンダリング
これらはデザインの効率を飛躍的に高めるだけでなく、視覚的なシミュレーションを通じて、インテリアの可能性をよりリアルに検討することを可能にしました!
壁紙を一瞬で変化させる
それでは、実演として部屋のテーマやイメージとして大きな存在感を持つ、「壁」を一瞬にして
別のイメージに変更する方法をご紹介しようと思います。
今回はこの部屋のイメチェンとして、壁紙を大理石風にしたいと思います!
左メニュー黄色枠の「長方形ツール」を選択して、壁を置き換えたい箇所を囲みます。
点線の枠が付いている箇所が今回の選択範囲です。
次に赤枠の「生成塗りつぶし」ボタンをクリックします。
AIに指示を与えるプロンプト入力欄に「大理石の壁」と記入し、「生成」ボタンを押します。
すると次の瞬間、シンプルだった壁が一気に大理石のラグジュアリーなデザインに変化しました!
やはり、AIの技術って何度やっても素晴らしい!!
AI技術を使ってインテリアデザインをするメリットとデメリット
PhotoshopのAI機能をインテリア分野で活用することには、多くのメリットがあります。しかし、すべてが万能というわけではありません。ここでは、家具業界やファッション業界のAI活用の事例にも触れながら、冷静に利点と課題を見ていきましょう!
◎メリット
1. シミュレーション時間の短縮
例えるなら、AIは「何通りもの模様替えを一瞬で再現できる魔法の鏡」みたいなものです!
従来はCG制作や手描きイラストに何時間もかかったものが、数分でイメージ確認できる!
2. 顧客との共有がスムーズに
顧客からの要望(例:「北欧風にしたい」「落ち着いた和モダンがいい」)をAIに指示して、その場でビジュアルを生成できる!
ファッション業界でもAIで試着シミュレーションが一般化しているように、「見せて提案」する営業スタイルが可能です!
3. 想像以上のアイデアに出会える
人間の思考には「パターンの限界」がありますが、AIはその枠を超えて想定外の提案をしてくれることも。
たとえば、家具販売のIKEAも、ユーザーの好みに基づいてAIがレイアウトを自動提案する実験を行っています!
4. リアルに近い質感を再現
PhotoshopのAIは、素材感(布の柔らかさ、木目の方向など)も考慮してレンダリングできるため、実物に近い印象を確認できるのもスゴイ!
◎デメリット
1. 実際の寸法や構造には非対応。
AIは「見た目」をつくるのは得意でも「構造的安全性」や「建築基準」までは判断できません。
インテリア業界で言えば「見た目は美しいが実現不可能な配置」が出ることもある。
2. 学習データに偏りがある
AIの生成内容は、過去の学習データに依存しているため、日本の伝統的インテリアやニッチなデザインに弱いケースも…。
3. 倫理的・著作権的な問題
一部の生成結果が、既存デザインに似すぎてしまうケースもあり、商用利用には注意が必要です!!
建築パースやプロ向けの資料に使うには、適切な確認が必要。
よくある質問
Q1. AIが提案したインテリアはそのまま使っていいの?
A. 基本的にデザインの参考として使用し、実際の施工には専門家によるチェックが必要です。著作権や構造的な安全性も考慮しましょう。
Q2. Photoshop以外にもインテリアに使えるAIツールはある?
A. はい。たとえば以下のようなツールがあります。
・RoomGPT
部屋の写真をアップするとAIが複数のインテリアスタイルで再提案
・Planner 5D
家具の配置やサイズ調整ができる3Dインテリアプランナー
・MidjourneyやDALL·E
雰囲気重視のビジュアル表現に向いている
ただし、Photoshopは汎用性・編集力の高さという面で依然トップクラスです!
Q3. AI機能は無料で使えるの?
A. PhotoshopのAI機能の一部(ジェネレーティブ塗りつぶしなど)は、最新のCreative Cloudプラン(2024年時点)でのみ利用可能です。体験版でも使えますが、回数や保存制限があります。
Q4. 商用利用はできる?
A. Adobeの利用規約に基づきますが、「AI生成画像をそのまま販売する」のはグレーゾーンです。
「ベースとして使い、自分の加工を加えたもの」は認められている場合が多いです。最終的には用途と加工内容次第です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はPhotoshopに搭載されているAI技術を使ったインテリアデザインについてご紹介しました。
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