WEBデザイナーへの転職活動で、ポートフォリオは履歴書や職務経歴書以上に重要な武器になります!
特に未経験者にとって、過去の実績がない分、ポートフォリオの質が採用の可否を左右すると言っても過言ではありません!
私自身も、未経験からWEBデザイナーになった際、何度もポートフォリオを作り直しました。最初に作ったものは、今見返すと恥ずかしくなるほどのモノでしたが…(笑)
試行錯誤を重ねることで、最終的に複数の企業から内定を貰えるレベルまで引き上げることができました!
私は、未経験者のポートフォリオで最も重要なのは「センス」ではなく「考え方の深さ」だと思います!
なぜこのデザインにしたのか、どんな課題を解決しようとしたのか、そのプロセスをしっかり言語化できるかどうかが、採用担当者の心を動かすと思っています!
という事で今回は、未経験でも採用されるポートフォリオの作り方を、具体的なステップと実践的なテクニックを交えて解説します!
転職活動の成功に、少しでも貢献できれば幸いです!!
ポートフォリオの基本構成を理解する
まず、優れたポートフォリオに共通する基本構成を理解しましょう!
◎必須コンテンツ
・自己紹介・プロフィール
あなたが何者で、何ができるのかを簡潔に伝える
・スキルセット
習得しているツールや技術を明示する
・作品集(3~5点)
デザインの実力を示す作品
・各作品の詳細ページ
制作プロセスやコンセプトの説明
・コンタクト情報
連絡先やSNSリンク
この中で最も重要なのが「作品集」と「各作品の詳細ページ」です!
ここに力を注ぐことで、他の応募者と大きく差をつけることができます。
◎ポートフォリオの形式
ポートフォリオには大きく分けて2つの形式があります!
・WEBサイト形式
自分でコーディングして公開する(推奨)
・PDF形式
デザインツールで作成してダウンロード可能にする
私の現役だった数十年前は、紙に印刷しバインダーにファイリングする形が主流でしたが、
今は可能な限りWEBサイト形式でポートフォリオを作ることをおすすめします!
それ自体がスキルの証明になるからです。HTML/CSSの実力を示せますし、レスポンシブ対応も実装できます!
もちろん!!コーディングに自信がない段階では、まずPDF形式で作品の質を高めることに集中し、並行してコーディングスキルを磨くという戦略でもOKです!
採用される作品の選び方と作り方
1. 架空プロジェクトの設定が全て
未経験者がやりがちな最大の間違いは、「とりあえず見た目がきれいなサイトを作る」ことです!
これでは採用担当者の心には響きません…。
優れた作品には、必ず明確な「課題設定」があります。
例えば!
「地方の高齢者向けオンライン診療サービスのLP」
「20代女性向けのサステナブルファッションECサイト」
「中小企業の採用力を高めるリクルートサイト」
このように、ターゲット・目的・解決すべき課題を具体的に設定することで、デザインに説得力が生まれます!
私は、架空プロジェクトであっても、実在する企業のリブランディング案として作ると、よりリアリティが出ると思います。
実際の企業のサービスを深く研究し、「もし自分がデザイナーとして関わるなら」という視点で作ることで、実務に近い経験が積めます。
2. 作品は3~5点に絞る
よくある失敗は、質の低い作品を数多く並べてしまうことです。
採用担当者は忙しく、すべての作品を詳細に見る時間はありません!
むしろ、厳選した3~5点を深く作り込む方が、めちゃくちゃ効果的です!
それぞれの作品で異なるスキルやアプローチを見せることを意識しましょう。
◎推奨する作品構成
・コーポレートサイト(企業の信頼性を表現する力)
・ECサイトまたはサービスLP(コンバージョンを意識したデザイン)
・スマホアプリのUI(モバイルファーストの理解)
・バナーやロゴのグラフィック作品(グラフィックスキル)
・既存サイトのリデザイン提案(課題発見と改善提案力)
3. デザインプロセスを詳細に記録する
未経験者のポートフォリオで最も差がつくのが、この「プロセスの見せ方」です。
各作品には、必ず以下の情報を含めてください!
◎課題設定
・ターゲットユーザーは誰か
・どんな課題を解決するのか
・ビジネス目標は何か
◎リサーチ・分析
・競合サイトの分析
・ターゲットユーザーのペルソナ設定
・参考にしたデザイントレンド
◎デザインコンセプト
・なぜこの配色を選んだのか
・なぜこのレイアウトにしたのか
・使用したフォントとその理由
◎制作過程
・ワイヤーフレーム(構造設計)
・モックアップ(デザイン案)
・最終デザイン
私自身、面接でこのプロセス説明に最も時間を使いました!
「見た目がきれい」だけでなく、「論理的に考えてデザインできる」ことを示すことが、未経験者が実力を証明する最良の方法です。
4. 実在企業のリデザイン提案を入れる
オリジナル作品だけでなく、実在する企業のサイトを「もっと良くするならこうする」というリデザイン提案を1つ入れることを強くおすすめします!
◎手順
①改善の余地がある中小企業のサイトを選ぶ
②現状の問題点を具体的に分析する(使いにくい点、古臭い点など)
③改善案をビフォー・アフターで示す
④なぜその改善が効果的なのかを説明する
これで「課題発見力」「分析力」「改善提案力」という、実務で非常に重要なスキルをアピールできます!
私は、このリデザイン提案が面接で最も評価されたと思っています。
実際のビジネス課題を理解し、解決策を提示できる姿勢が、採用担当者に「即戦力になりそう」と感じさせると思います!
ポートフォリオサイト自体のデザインで気をつけるべきこと
ポートフォリオサイト自体も、あなたのデザインスキルの証明です。
下記、注意ポイントをまとめてみました!
◎シンプルで見やすいデザイン
複雑なデザインは避け、作品が主役になるシンプルな構成にしましょう。過度なアニメーションや装飾は、逆効果になることが多いです!
◎レスポンシブ対応は必須
採用担当者がスマホで見る可能性も十分あります。PC・タブレット・スマホのすべてで快適に閲覧できるようにしましょう。
◎読み込み速度を最適化
画像サイズを適切に圧縮し、ページの読み込み速度を高速に保つことも、技術力のアピールになります。
◎ナビゲーションを分かりやすく
トップページから各作品詳細ページへ、スムーズに移動できる導線設計を心がけましょう。
◎コンタクト情報を目立たせる
せっかく興味を持ってもらっても、連絡先が見つからなければ意味がありません。ヘッダーやフッターに常時表示するなど、アクセスしやすい位置に配置しましょう。
◎差をつける+αのテクニック
基本ができたら、さらに一歩進んだテクニックで差別化を図りましょう。
◎プロトタイプを作成する
Figmaのプロトタイプ機能を使って、実際にクリックやスクロールができる動くデモを作りましょう。静止画だけよりも、UXへの理解度が伝わります。
◎数値で効果を示す
「このデザイン変更により、コンバージョン率が○%向上すると予測される」といった、定量的な説明を加えると説得力が増します。実際のデータがなくても、仮説として示すだけで印象が変わります。
◎制作時間を記載する
「制作期間:2週間」といった情報を加えることで、作業スピードの目安を示せます。
◎使用ツールを明記
各作品で使用したツール(Figma、Photoshop、HTML/CSS、JavaScriptなど)を明記することで、スキルの幅をアピールできます。
◎ブログやnoteで考えを発信
ポートフォリオサイトにブログセクションを設け、デザインに関する考察を発信すると、思考の深さや学習意欲が伝わります。
私は、この「考えを言語化する習慣」が、面接でのプレゼンテーション力向上にも直結すると思います!
日頃から自分の思考を整理することで、説明力が格段に上がります。
よくある質問
Q: 作品は全て架空のものでも大丈夫ですか?
A: はい、全く問題ありません。未経験者は実務経験がないのが当然なので、架空プロジェクトでもクオリティと考え方がしっかりしていれば十分評価されます。
Q: デザインツールは何を使うべきですか?
A: 現在の業界標準はFigmaです。Figmaで作成し、プロトタイプも含めて提示できると強いです。Adobe XDも使われていますが、Figmaの方が求人での要求が多い印象です。
Q: コーディングできない段階でもポートフォリオは作れますか?
A: 作れます。最初はデザインだけに集中し、PDF形式や画像形式でポートフォリオを作りましょう。ただし、並行してHTML/CSSの学習も進め、最終的にはWEBサイト形式にすることを目指してください。
Q: 何ヶ月くらいでポートフォリオは完成しますか?
A: デザインスキルの習得状況にもよりますが、1作品に2〜4週間、全体で3〜6ヶ月程度が目安です。焦らず、質の高いものを作ることを優先してください。
Q: 既存サイトの模写をポートフォリオに入れてもいいですか?
A: 学習過程で模写することは有効ですが、ポートフォリオには入れない方が良いです。オリジナリティがないと判断されるリスクがあります。模写で学んだ技術を活かして、オリジナル作品を作りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、未経験でも採用されるポートフォリオの作り方をご紹介しました。
未経験からWEBデザイナーになるためのポートフォリオ作りは、決して簡単ではないと思います!
しかし、正しいアプローチで取り組めば、必ず採用担当者の心を動かす作品が作れます!
最初から完璧なものを作ろうとせず、まずは1作品を完成させること。
そして、フィードバックをもらいながら改善を重ねていくことがめちゃくちゃ大事です!
この継続的な改善が、あなたを採用されるデザイナーへと成長させてくれます。
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