生成AI時代に「選ばれるデザイナー」であり続けるための戦略とは!

ここ数年、デザイン業界は、ChatGPT、Figma AI、Adobe Firefly等、AIツールの進化スピードが、私たちデザイナーの学習スピードを軽く追い抜いていく感じがします!

でも、いろんな現場を見て、たくさんのデザイナーと話しす中で、生成AIは、デザイナーの敵ではなく、うまく活用する事で、デザイナーの作業効率から制作物のクオリティアップまでしてくれる、優秀なツールとして活躍してくれるんじゃないかと思います!

今回は、生成AI時代にクライアントやチームから「あなたにお願いしたい!」と言われ続けるデザイナーになるための差別化戦略を、私自身の経験を交えながら書いていきます!

 

「作れる人」から「決められる人」へシフトする

まず一番に大切なのはこれからの時代、単に「きれいに作れる」だけでは不十分ということです!

なぜならAIは、それなりに整ったビジュアルなら数十秒で無限に出してきます!
バナー10案、ロゴ50案、LPのファーストビュー100案。人間には物理的に不可能な物量を、あっさりこなしてしまうんです!

ここで生き残るのは何か。
私は「意思決定の質」だと思っています。

◎なぜこのフォントなのか
◎なぜこの余白量なのか
◎なぜこの色をブランドカラーに据えるべきなのか
◎なぜ、この案は捨てるべきなのか

AIが100案出してきたとき、その中から「これがベストです。理由はこうです」と言い切れる人!
これが、これからの「選ばれるデザイナー」の第一条件だと私は考えています。

手を動かす人から、判断する人へ!役割の重心を移す覚悟が必要です。

 

「言語化力」という最強の武器を磨く

意思決定力と両輪になるのが、言語化力です。

AIに指示を出すのも言語、クライアントを説得するのも言語、チームで方向性を揃えるのも言語なんです!
デザインの上流工程が、どんどん「言葉」に寄っていっているんですよね。

私が今の時代のデザイナーにオススメするのは「Photoshopの勉強を1時間するなら、そのうち20分は文章を書く練習に使ったほうがいい」と思っています!極端に聞こえるかもしれませんが、本気でそう思っています。

なぜなら、いいプロンプトを書ける人は、いいデザインを言語で設計できる人だからです!
そしてクライアントに「なぜこのデザインなのか」を伝えられる人は、そのまま信頼を勝ち取れる人だからです。

 

課題設定こそ人間の仕事

もう一つ、私が強く意識している差別化ポイントが、「上流工程に入り込む」ことです。

デザインの仕事は、ざっくり分けると下記のような感じです!

◎課題を見つける(何を解決すべきか)
◎戦略を立てる(どう解決するか)
◎コンセプトを作る(どんな軸で表現するか)
◎具体的に作る(実際のビジュアル制作)
◎検証・改善する

AIが得意なのは、圧倒的に「具体的に作る」だと思います。
逆に、それ以外の部分は、まだまだ人間の領域が残っている。
というより、ここに踏み込めるかどうかで、単価もキャリアも大きく変わります。

 

「専門領域 × デザイン」で唯一無二になる

汎用的なデザインスキルは、これから急速にコモディティ化します。だからこそ、掛け算が効くんです!

◎医療 × デザイン
◎金融 × デザイン
◎教育 × デザイン
◎建築 × デザイン
◎サステナビリティ × デザイン

特定の業界の専門知識を持っているデザイナーは、AIには絶対に真似できない価値を出せます。
AIは、その業界の肌感覚を持っていないからです。現場の温度感やそこで働く人たちのリアルな悩み、業界特有のタブー等、これは体験してきた人にしかわからない事だと思うので!

 

よくある質問

Q1. これからデザイナーを目指すのは無謀ですか?
A. 全然無謀じゃないです。
ただし、「作れる人」を目指すのではなく、最初から「考えられる人」を目指してください。ツールは後からいくらでも追いつけますが、思考の癖は早くから鍛えたほうがいい。

Q2. AIツール、どれから触ればいいですか?
A. 一つに絞る必要はありません。
ChatGPT(またはClaude)、Midjourney、Figma AIの3つを触っておけば、まず全体感はつかめます。大事なのは、触りながら「これで自分の何が楽になるか」を考える視点です。

Q3. ポートフォリオはAI生成物を載せてもいい?
A. 載せてもいいですが、必ず「自分がどう関わったか」を書き添えるべきです。
プロンプト設計、選定基準、レタッチ、コンセプト等、自分の判断が入った部分を明示することが信頼につながります。

Q4. 単価が下がっていく気がします。どうすれば?
A. “下流”で戦っているなら下がります。
上流に入るか、専門領域を掛け算するか、指名で仕事が来る個人ブランドを作るか。方向転換の時期だと思ってください。

Q5. センスに自信がありません……。
A. センスは、言語化と観察の量で後天的に育ちます。
私自身、最初はセンスゼロと言われていました。安心してください。

 

まとめ

いかがでしたか?
今回は、生成AI時代にクライアントやチームから「あなたにお願いしたい!」と言われ続けるデザイナーになるための差別化戦略をご紹介しました!

生成AIの登場は、確かにデザイン業界の景色を変えました。
でも私は、これは決して「終わりの始まり」ではなく、「デザイナーという職業が本来の意味を取り戻すチャンス」だと思っています。

作業する人ではなく、考える人へ。 手を動かす人ではなく、方向を決める人へ。 きれいに整える人ではなく、意味を作る人へ。

AIに置き換えられるデザイナーになるか、AIを従えるデザイナーになるか。その分かれ道は、スキルの差ではなく、「どこに時間を使うか」という日々の小さな選択の積み重ねなんだと思います。

明日から、何か一つでいい。判断の理由を言語化してみる。上流の会議で発言してみる。専門領域の本を一冊読んでみる。その小さな一歩が、AI時代に「選ばれるデザイナー」への道を作ってくれるはずです。

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