2024/06/24
Yahoo!検索広告で自動入札の学習データを除外する機能が追加
先日、Yahoo!からYahoo!検索広告で自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外する機能が追加されるというリリースがあったので、ご紹介します。
Yahoo!検索広告で自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外する機能が有効になるケースとは
近年は、Yahoo!検索広告で自動入札を利用して、広告運用を行っている方が多いかと思います。
自動入札を活用する上で重要なことは広告媒体にできるだけ多くのコンバージョンデータを蓄積することでコンバージョン獲得の広告については、コンバージョン獲得を最適化する為の機会学習を進めることができ、コンバージョン獲得の効率を上げるというものです。
これだけを聞くとコンバージョンデータを除外する機能を付けるのは、無駄ではないかと思われる方もいるかと思います。
実際に広告運用をしてみるといろいろなトラブルが発生して、この期間のコンバージョンデータが邪魔になるケースもあります。
例えば、コンバージョン測定タグを設置する箇所が間違っていた場合、間違った箇所にコンバージョン測定タグを設置していた期間は間違ったコンバージョン獲得データで学習することになります。
そうすると、コンバージョン測定タグの設置を正しい箇所に設置しても、間違った学習をしてしまった期間のコンバージョン獲得データが悪影響を与えて、正しい設置をした後でも過去のコンバージョンデータを考慮してコンバージョン獲得の効率が悪いユーザーへの配信を強化することになる可能性があり、間違った箇所にコンバージョン測定タグを設置していた期間は一種のバグになってしまいます。
このバグが入った状態で再学習すると、まずはバグの部分が間違っていたことをシステムが理解するのに時間がかかり、その後に通常フローの機会学習に移ることが予測される為、通常よりも機会学習に時間がかかる可能性があります。
その為、このようなケースにはバグの部分を最初に取り除くことができる学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外する機能は効果を発揮するかと思います。
その他のケースだと不正なコンバージョンが発生していた場合が考えられます。
競合他社などが不正なコンバージョンをしていた場合などがが考えられるでしょう。
これは、もしかすると特定が難しいかもしれませんが、特定の期間に不正なコンバージョンが発生していたことが判明している場合に活用することができるでしょう。
この自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外する機能は、2024年7月下旬に追加される予定とのことなので、この機能が追加されたら活用してみましょう。
まとめ
今回は、Yahoo!検索広告で自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外する機能が追加される件について、ご紹介しました。
この機能は、コンバージョン測定タグの設置をミスした場合のリカバリーとして有効かと思いますので、機能が追加されたら有効に活用しましょう。
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