SQLの基本コマンド

2024/07/22

今後、データ分析をする際に重要となってくるデータベース言語SQL。
SQLという言葉は知っているが、具体的に何ができるかわからないと思っている方が多いのではないでしょうか。
そこでSQLの命令と基本コマンドについてご紹介したいと思います!

SQLの命令

SQLの命令は大きく分けて3つに分類されます。

・DDL:データ定義言語
・DML:データ操作言語
・DCL:データ制御言語


①DDL(Data Definition Language)

DDLはデータ定義言語と呼ばれ、データベース及びテーブルを新規に作成する場合や、変更・削除する際に使用します。
また、テーブルに格納されているデータを一括ですべて削除したり際にも使用します。
CREATE、ALTER、DROPというコマンドがあります。



②DML(Data Manipulation Language)
DMLはデータ操作言語と呼ばれ、データベースを操作し、格納されているデータの検索・削除を行うための言語です。
データベースを使用する際に、最も使用する言語となっています。
SELECT、UPDATE、INSERT、DELETEというコマンドがあります


③DCL(Data Control Language)
DCLはデータ制御言語と呼ばれ、データ及びトランザクションを制御するための言語です。
GRANT、REVOKE、COMMITというコマンドがあります。


※データベース・・・データを管理しやすいよう、整理されたデータの集合体
※テーブル・・・データベース内にデータを保存するための表
※トランザクション・・・複数の処理を一つのまとまりとして取り扱う手段

基本的なSQL操作コマンド

データベースを使用する際に最も使用されるデータ操作言語であるDML。
DMLの基本的なSQL操作コマンドについて説明します。

・SELECT(検索):テーブルの格納データを検索する
・INSERT(追加):データをテーブルに追加する
・UPDATE(更新):テーブルの格納データを更新する
・DELETE(削除):テーブルの格納データを削除する

上記から、SELECTでテーブル内のデータを検索し、INSERT、UPDATE、DELETEでデータの追加、更新、削除が実行できます。
ただし、これらの文を実行してもテーブルにすぐには反映されません。
DCLの1つであるCOMMITというコマンドにより、それまでの実行結果がデータベースに反映される形になります。

まとめ

今回はSQLの命令と基本コマンドについて、ご紹介させていただきました。
SQLの操作コマンドはたくさんありますが、基本的なコマンドを押さえておけば使用する際にも役立つことでしょう。

是非一度、SQLコマンドを実際に試してみてはいかがでしょうか。

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