Googleデータポータル基礎①(概要~データ連携まで)

2020/08/20

 Googleデータポータルとは

Googleデータポータル(旧名称 : Google Data Studio)とは、Googleが無料で提供しているBIツール()のひとつです。GoogleアナリティクスやGoogle広告などのデータと連携でき、自動生成でレポートを作成したり、データを表やグラフなどで視覚化することが出来ます。時間のかかるレポート作成作業の効率化や、施策を実施するにあたって、必要な情報を迅速に分かりやすくまとめることができます。レポートフォーマットのテンプレートが豊富にあるのでゼロからフォーマット作成することなく体裁の良いレポートがすぐに作成でき、さらにスプレッドシートのようにURLを共有するだけで社内やクライアントへの共有も可能なツールです。

(参考:Googleデータポータルのサンプルシート)

BI(ビジネス・インテリジェンス)ツール
企業で蓄積された膨大なデータを収集・集計・可視化することで、集めたデータを経営における意思決定に活用するためのツール。

 

 Googleデータポータルで連携可能なデータ

データポータルではGoogleが提供しているサービスと連携してデータを取り込む事ができます。サポートされているツールの種類は画像のとおりです。下記以外のツールでもGoogleスプレッドシートを連携させ、スプレッドシート上でデータをまとめてアップロードすることでデータを取り込むことが出来ます。

(引用元: https://datastudio.google.com/data

 

 Googleデータポータルの特徴

●色々なデータと連携できる

Google AnalyticsGoogle広告、Googleスプレッドシートなど様々な場所に蓄積されている膨大なデータをひとまとめにして可視化することができます。色々な管理画面を横断をすることなく、1枚のシートに必要なデータを集約、比較や分析することが容易になります。

 

●レポート作成作業の短縮

データポータルを使用すれば、様々なデータソースからデータを収集でき、簡単に視覚化することが可能になります。フォーマットも用意されているものがあるので、一からフォーマットを作成する手間なくデータをまとめることが出来ます。

 

●必要なものはGoogleアカウントのみ

Googleデータポータルは、Googleアカウントの登録のみで利用できます。アカウントを取得するだけでデータポータルの機能を無料で利用することができます。

 

●共有や共同編集も可能

 スプレッドシートと同じようにリンクURLを共有するだけで、簡単に共有できます。さらにレポートの閲覧権限や編集権限などの設定できるので、場面によって共有方法を選択できます。

 

Googleデータポータルのデータ連携方法

今回はGoogleデータポータルに、Google広告のデータを連携する方法をご説明します。

 

①Googleアカウントを用意した上でデータポータルページの「無料で利用する」を選択します。

 ※データポータルページURL 
 (https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/ )

 

②データポータルのログイン画面が表示されるので、画面左上の「作成」を選択します。

 

③データのレポートへの追加という画面が表示されますので、今回は「Google広告」を選択します。

 

④Google広告のアカウントが表示されるので、接続したいアカウントを選択します。

⑤画面右下の「追加」を選択します。

 

⑥最後に確認画面が表示されるので「レポートに追加」を選択します。

 

⑦編集画面が表示されますので、この画面から編集をしていきます。
 (レポート作成方法については別コラムをご紹介します。)

 

まとめ

日々、たくさんのデータを管理・分析しないといけない運用者にとって、レポート作成作業にかける工数は極力減らすべきタスクのひとつだと思います。データポータルをうまく活用することで、本来の分析という業務に注力できます。さらに膨大なデータを体裁良くまとめ簡単に「視覚化」することができますし、運用をするにあたっても施策実行のための判断を迅速に行えるようになるかと思います。Googleアカウントを用意すれば無料で使えるツールですので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか!

 

 

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