2020/12/21
オーディエンスインサイトとは
オーディエンスインサイトとは、Google広告の機能で、リマーケティングリストのユーザーや、コンバージョンしたユーザーの属性や地域、使用端末、興味関心などを確認できる機能のことです。新規の見込みユーザーの獲得や、広告運用における仮説や、ユーザーのペルソナを考えるときにも有効的な機能です。
オーディエンスインサイトで確認できる項目
オーディエンスインサイトでは、主に以下の項目が確認できます。
・性別
・年齢
・子どもの有無
・地域(県、市町村)
・デバイス
・購買意欲の強いオーディエンス(※1)
・アフィニティ カテゴリ(※2)
※1 購買意欲の強いオーディエンス
リサーチをしたり、商品やサービスの購入を検討している購買意欲の高いユーザー郡のこと。
※2 アフィニティ カテゴリ
ライフスタイルや、購買傾向、興味関心などが高いユーザー郡のこと。
オーディエンスインサイトの確認方法
オーディエンスインサイトの確認方法は以下のとおりです。
▶広告管理画面の「ツール」から「オーディエンスマネージャー」を選択します。
▶左側の「オーディエンスインサイト」を選択します。
①分析対象のオーディエンス
分析対象として、コンバージョンしたユーザーや、リマーケティングリストを選択出来ます。
②比較に使用するベンチマーク
比較対象として、日本、Googleディスプレイネットワークを閲覧しているユーザーを選択出来ます。
③ユーザー属性
コンバージョンユーザーの性別、年齢、子どもの有無を比較、確認できます。
④地域
オーディエンスの地域分布を確認できます。国、市区町村、都市名を確認することができます。
⑤デバイス
オーディエンスの使用端末の割合を確認できます。
⑥関連性の高いオーディエンス:購買意欲の強いオーディエンス
ユーザーが属している可能性のあるオーディエンスを確認することができます。また、インデックスという部分は、通常のオーディエンスよりその属性に属している可能性が何倍高いのかを表示しています。下記の場合なら、コンバージョンしたユーザーは「企業イベント企画」というオーディエンスに属している可能性が約12.5倍高い可能性があると考えられます。
⑦関連性の高いオーディエンス:アフィニティカテゴリ
ユーザーが属している可能性のあるアフィニティカテゴリを確認することができます。こちらでも先程の購買意欲の高いユーザーと同じく、それぞれのインデックスを確認することができます。
オーディエンスインサイトの活用方法
オーディエンスインサイトの活用法の一部をご紹介します。
・リマーケティングユーザー、コンバージョンユーザーの興味関心、購買傾向を調べる。
・リマーケティングユーザー、コンバージョンユーザーで一致した見込みオーディエンスへ配信。
・特定のユーザー属性を対象にカスタマイズした広告を表示する
・端末、地域、性別ごとでの入札単価の調整
まとめ
オーディエンスインサイトは、新規見込み客の獲得の施策に活用したり、コンバージョンしたユーザーまたは、リマーケティングしているユーザーに多く見られる興味関心や、購買傾向を確認することができます。なので、日頃、広告運用者や広告主が想像しているユーザーのペルソナ設定や、施策の仮説の精度などが高まるのではと思います。また、検討もしていなかったオーディエンスとの関連性が見つかり、新規見込みユーザーへのターゲティングを拡張することもできるかも知れません。まだ、確認していない方は、ぜひオーディエンスインサイトを確認してみてはいかがでしょうか!