2021/02/02
Microsoft Clarityとは
Microsoft Clarityとは、マイクロソフト社が提供している無料のウェブサイト分析ツールです。このツールは、ユーザーがウェブサイト上でどのような行動を取っているのかを分析することができます。機能は大きく3つあり「セッションの録画」「ヒートマップ」「インサイト」などを確認することができます。データ分析はほぼリアルタイムで表示されるほか、アカウントあたりのサイト数の制限もなく、トラフィックの制限もないため大規模のweb サイトでも使用することが可能です。また、Google Analyticsとの連携も可能となっています。無料で全ての機能が使用でき、ユーザーのwebサイト上での動きをデータとして蓄積できるので、導入しておいて損はないウェブサイト分析ツールかと思います。
基本的な設定方法
Microsoft Clarityを導入するにあたり基本的な設定・手順は以下になります。
・Microsoft Clarityアカウント登録
(事前にGoogleアカウントやFacebookアカウントの取得が必要)
・新規プロジェクト作成方法
・Clarityタグ設置
・Google Analyticsとの連携
・権限付与の方法
<Microsoft Clarityアカウント登録会員登録>
①まずこちらのページからMicrosoft Clarityアカウントの登録を行います。
②「Get started」を選択し、表示されるいずれかの方法でサインインします。
③サインインが完了すると「My projects」という画面になります。これでアカウントは作成完了です。
<新規プロジェクトの作成方法>
①「My projects」の画面で「ADD NEW PROJECT」を選択します
③「New project」という画面が開きます。
上から「プロジェクト名」「分析したいウェブサイトURL」「サイトのカテゴリー」を設定します。
④これで「My Projects」に新しいプロジェクトが作成されました。
<Clarityタグ設置>
次にClarityタグの設置方法をご紹介します。
①先程作成したプロジェクトを選択すると、左側にメニューが表示されるので
「Setup」を選択します。ウェブサイトに直接タグを埋める場合は、コードをコピーし<head>の要素内に設置します。また、タグマネージャーを使用して設置する場合はGTM内で、タグ設定を「カスタムHTML」にし、トリガーをページビューで「All pages」に設定することで設定することができます。
<Google Analyticsとの連携>
次にGoogle Analyticsとの連携方法をご紹介します。
①GAと連携させたいプロジェクトを選び「Setup」からタグの下にある「Get started」を選択します。
②接続するGoogle Analyticsに紐付いているGoogleアカウントを選択します。
③すると、権限の付与画面になりますので「許可」を選択します。
④プロジェクトの設定画面に戻ると「Connect Your Site」という表記に変わります。こちらを再度、選択します。
⑤接続したいサイトを選択し「Save」を選択すれば完了です。
<権限付与の方法>
Microsoft Clarityにも他のツールのように権限の種類があり、アカウントを確認するためには権限が必要になります。権限は2種類あり、「Admin」と「Team member」の2つがあります。以下がそれぞれの権限の内容です。
権限付与の仕方については以下のような手順で可能です。
①権限付与したいプロジェクトを選択し「Team」を選択すると「+Add team member」が表示されるのでこちらを選択します。
②追加したいチームメンバーのアドレスを選択します。(Googleアカウントに登録しているアドレス)
③先程追加したメールアドレスにこのような招待メールが来るので、赤枠のプロジェクト名を選択すればプロジェクトの画面になり、承認したことになります。
④また、メンバーを追加後に権限を変更することも可能です。
(参照)
まとめ
今回はマイクロソフト社の提供する無料のウェブサイト分析ツール「Microsoft Clarity」初期設定方法についてご紹介しました。今回は導入の仕方を中心に書き、ダッシュボードやヒートマップの画面操作などの機能面には今回触れなかったので今後、ご紹介できればと思います。無料で制限がなく使えるのは珍しいと思いますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。またウェブサイトの改善をしたくて、ツールを使ってみたけど、いまいちどこをどう改善すべきか不明瞭である…という方は弊社で、ウェブサイト分析も行っておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。