【Amazon広告】ターゲティング設定のマッチタイプについて

2021/03/16

Amazonのスポンサープロダクト広告では、配信の際に2つのターゲティング方法を選ぶことができます。

・ユーザー自身が検索キーワード/配信先商品を指定して配信できる「マニュアルターゲティング」
・商品に関連した検索キーワードをAmazonが自動で探してくれる「オートターゲティング」

どちらで配信を行う際も、Google/Yahooの検索広告のように、”配信のマッチタイプ”で広告の表示範囲を設定する必要があります。

適切なマッチタイプ設定をすることで、予算の中で効率的な売上アップを狙うことができます。
今回は、そんなAmazon広告のマッチタイプ種類についてご説明します。

 

マニュアルターゲティングのマッチタイプ種類

Amazonのスポンサープロダクト広告では、配信キーワード登録時に「部分一致/フレーズ一致/完全一致」の3つのマッチタイプが使用できます。
(スポンサーブランド広告の場合は、上記3つに加えて「絞り込み部分一致」も使えます。)

■部分一致
・ユーザーの検索キーワードに、登録したすべてのキーワードが含まれる。
・キーワードが含まれていれば、語順は関係なし。
・複数形、関連する商品検索ワードも含む。
・スポンサーブランド広告の場合は、キーワード先頭に「+」を付けると絞り込み部分一致として機能する。

■フレーズ一致
・登録したキーワードに完全一致するフレーズか、語句の並びが含まれている。
・部分一致同様、キーワードの複数形はパターンに含まれる。

■完全一致
・検索キーワードがキーワード/語順に完全一致している。
・複数形や、類似バリエーションに一致するものも対象。

 

キーワード自体の検索ボリュームにもよりますが、基本的には「部分一致 > フレーズ一致 > 完全一致」の順に広告表示の機会が多くなります。

部分一致を使えば、主要キーワードの登録だけでユーザーの様々な検索キーワードに対応できます。
反面、関係ない検索でも表示され、広告費だけ増えてしまって購入に繋がらない…ということも。
そのため、2語以上の組み合わせ・除外キーワードの登録などをうまく活用しましょう。

逆に、確実に購入に繋がるキーワードがあれば、完全一致で登録すると”その検索キーワード”にだけ広告が表示されます。
なので、極力ムダな広告費を削減しながら購入に繋げていくことができます。
ですが、表示の機会が限られるため、機会損失になってしまうことも。

このように、マッチタイプの登録によって広告表示の幅が変わってきます。
うまく組み合わせて使うことで、広告の効果を高めることができます。

 

オートターゲティングのマッチタイプ種類

オートターゲティングでは、Amazonが自動的に検索キーワードや購入に繋がりやすい他社商品を探して広告を表示してくれます。

マッチタイプは「ほぼ一致/大まかな一致/代替商品/補完商品」の4種類です。
それぞれのオン・オフ、入札価格での強弱を付けることで配信を行うことができます。

 

■ほぼ一致
商品が、検索キーワードとほぼ一致する場合に広告を表示します。

■大まかな一致
商品が、検索キーワードと大まかに一致する場合に広告を表示します。

■代替商品
商品に類似した商品詳細ページを見ているときに表示されます。

■補完商品
商品を補完する商品の詳細ページを見ているときに表示されます。

 

例として、商品が「キングサイズコットンシーツ」だった場合、各マッチタイプで下記のような検索/商品に広告が表示されます。

・ほぼ一致:コットンシーツ、キングサイズシーツ
・大まかな一致:ベッドシーツ、バスタオル
・代替商品:クイーンサイズコットンシーツ
・補完商品:羽毛枕

オートターゲティングでは配信ターゲットを細かく指定することはできません。
なので、マッチタイプごとの入札強弱の調整・成果に繋がりにくい検索キーワードの除外設定を行いましょう。

 

除外登録する場合のマッチタイプ動作

この検索キーワードには広告を表示したくない!というときは、除外キーワードの登録を行いましょう。
購入に繋がりにくい・関連のない検索キーワードの時は、広告が表示されなくなります。

除外の場合は、「フレーズ一致/完全一致」どちらかを選択してキーワード登録を行います。

■フレーズ一致
・フレーズ全体/類似バリエーションを含む検索ワードに広告表示しない。

■完全一致
・完全一致のフレーズ/類似バリエーションを含む商品検索ワードに広告表示しない。

 

まとめ

今回は、Amazon広告でのマッチタイプ動作についてご紹介しました。

適切なマッチタイプ/除外設定を行うことで、販売数の増加、ムダな広告費の削減に繋げることができます。
配信結果を見ながら、改善できそうなポイントを探していきましょう。

 

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