2024/08/28
Google広告では、広告の信頼性を高めるために、広告主様に対して適格性確認プログラムを実施しています。こちらでは、適格性確認プログラムの概要と具体的な手順を紹介します。
Google広告の適格性確認とは
Google広告の広告主適格性確認プログラムとは、広告を出稿する企業や個人が実在することを証明するためのプロセスです。適格性確認により、広告の信頼性と透明性を高め、広告プラットフォーム全体の品質向上を目指しています。
適格性確認は、通知を受けてから30日以内に適格性確認の手続きを開始し、その後さらに30日以内に確認を完了しなければなりません。期間内に適格性確認を完了できない場合や、要件を満たさない場合、広告アカウントが一時的に停止される可能性があります。ただし、適格性確認を完了すれば、一時停止は解除され、Googleのポリシーに準拠した広告の配信が再開されます。
Google広告の適格性確認に必要な書類
Google広告の適格性確認を行う際には、Googleからの通知メールやプログラムの案内に従って、必要な書類を準備する必要があります。また、通知を受ける前に確認手続きを開始した場合でも、手続きを進める中で「必要なもの」が画面に表示されます。
適格性確認に必要な書類は以下の通りです。
1.身分証明書
代表者の写真付き身分証明書が必要です。政府機関が発行した正式なもので、以下のいずれかが該当します。
・パスポート
・運転免許証
・永住権カード
2.組織確認書類
組織の存在を証明するための書類が必要です。具体的には、以下のいずれかが該当します。
・会社設立書または登記簿
・税務署からの書類の抜粋
・納税証明書
提出する際には、身分証明書が有効であること、カラーの画像であること、鮮明で適切な明るさであること、コピーの画像ではないことを確認してください。
Google広告の適格性確認プログラムの手順
Google広告の適格性確認プログラムでは、広告主が信頼できる存在であることを証明するための手続きを行います。
1.適格性確認の開始
Google広告アカウントの管理画面から、アカウントごとに「広告主様の適格性確認」セクションにアクセスし、「事業内容について」の質問事項を入力します。複数のアカウントがMCC配下にあっても、アカウントごとに身元確認を完了する必要があります。
2.身元確認方法の選択
質問事項の入力が完了すると、「クライアントの身元確認」セクションが表示されます。ここで、身元確認の方法を選択します。選択肢は以下の2つです。
クライアントに身元確認を依頼する:広告代理店がクライアントに対し、身元確認ページのリンクをコピーしてメールで送信します。クライアントはこのリンクを使用して手続きを進めます。
代理店が身元確認を代行する:広告代理店がクライアントの代わりに身元確認手続きを行います。この場合、代理店はクライアントの新しいお支払いプロファイルを作成し、必要書類の提出を求められることがあります。
3.クライアントに身元確認を依頼する場合の手続
[クライアントに確認リンクを送信してください]の横にある[リンクをコピー]からリンクをコピーして確認リンクをクライアントに送信し、クライアントが自身の身元を証明する書類をアップロードして、お支払いプロファイルを確認します。
クライアントが手続きを完了すると、広告代理店にメールで通知が届きます。確認のステータスは「広告主様の身元確認」ページから確認可能です。通常、申請結果は5~7営業日以内に通知されますが、場合によっては30日以内にメールで通知されるケースもあります。
4.代理店が身元確認を代行する場合の手続き
「クライアントの身元確認をしてください」をクリックすると、別タブで新しいページが表示され、手続きが開始されます。ここでクライアントの新しいお支払いプロファイルを作成し、必要書類を提出する必要があります。
これらの手順を適切に進めることで、Google広告の適格性確認を完了し、アカウントの信頼性を高めることが可能です。手続きの不備や期限を守らない場合は、アカウントの一時停止につながるため、慎重に進めましょう。