デザインにおいての『余白』の重要性

2025/11/20

デザインの力は、よく「色」や「フォント」ばかりが注目されますが、
私が重要だと強く感じている項目に、「余白の扱い方」というものがあります!
余白は目に見えないスペースなのに、情報を整え、ユーザーの気持ちを静かに導いてくれるような存在だと思っています!

私はこれまで多くのデザインを見てきましたが、初心者の時ほど情報を、ぎゅうぎゅうに詰めたくなる傾向があります。逆に、中級者以上になると「余白の重要性」を理解し、あえて置かない勇気を身につけていくように思います!

という事で今回は、私がデザイン業務で日々感じていた事を交えながら、「余白の使い方がデザイナーのレベルをどう左右するか」について語っていきます!気楽に読んでみてください!

 

余白は静けさをつくるイメージ

余白は、文章でいえば「間」、音楽でいえば「休符」に近いものだと私は思います。
情報がぎっしり詰まっているデザインは、呼吸が浅くなった部屋のように窮屈で、見る人の心も落ち着きません。

一方で、適度な余白があるデザインは、風が通り抜けるような清潔感と静けさが生まれます!
業界用語的に言うと、「余白は視線の散歩道」です!
視線が迷わず流れ、必要なところだけに自然と注目できるようになります。

 

余白は「選択」の結果

デザインに余白を置くというのは、「何を見せ、何を見せないか」を明確に決めることでもあります。
初心者は「全部見せないと伝わらない」と考えがちですが、実は逆で!
ときに情報を整理して削ぎ落とすほどメッセージは強くなるんです。

私はよく「余白は迷いをなくす消しゴム」のようなモノだと思っていました!
要するに、余白は単なるスペースでは無く、意図・判断・整理力が形になった「結果」だと思います!
ここができるようになってくると、デザイン全体が一段階洗練されます。
覚えておいてください!

 

余白には「距離感」が必要

日本文化には「間」を大切にする考え方があります。
茶道、建築、庭園、どれも余白を美として扱ってきました。
デザインでも同じで、余白は「人に配慮する距離感」だと思います。

ぎゅっと詰まったデザインは、相手のパーソナルスペースに踏み込むように感じられ、読み手を疲れさせてしまいます。
適度な余白を置くことは、「どうぞ、ゆっくり見てください」という優しい態度に近いものがあります!

言ってみれば、余白はデザインの中でお茶を出す「おもてなしスペース」のようなイメージですね!

🔶メリット
・読み手の負担が減り、伝わりやすくなる
・洗練された印象になる
・内容ごとの関係性が明確になる

🔷デメリット
・使いすぎると情報が少なすぎる印象になる
・目的を見失うと「スカスカ」に見えてしまうので注意!

ただしこれらのバランスは、経験によって直感的に整っていくものです。
私は、試行錯誤そのものがデザインの成長だと思います!

 

まとめ

いかがでしたか?
今回はデザインにおける「余白」についてご紹介しました。

デザインの力は「足すこと」ではなく、むしろどれだけ『引けるか』に現れるのではないかと、私は考えています!
余白は、ただの空いたスペースではなく、情報を生かすための舞台装置であり、読む人への気づかいでもあります。

初心者が情報を詰め込みたくなるのは自然なことだと思います!私もそうでした(笑)
伝えたい思いが強いほど、要素を増やしてしまうのは仕方ありません。
しかし、一歩進みたいと思ったときに必要なのは、置かない勇気と見せたいものを絞る判断です!

余白は、デザイナーの成熟を静かに教えてくれる存在です。
そして、余白を操れるようになったとき、デザインは一段と深みを持ち始めます!
お互い頑張りましょう!!

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