2026/02/02
「Threadsの投稿のために、わざわざ共用スマホを持ち出すのが面倒……」
「Instagramと同じ内容を投稿したいのに、作業が二度手間になっている」
「誰がThreadsのログイン情報を把握しているのか、管理が不透明」
企業のSNS担当者であれば、こうした運用上の課題を感じる場面が多かったのではないでしょうか。
こうした状況を受け、Meta社はThreadsアカウントを「ビジネスポートフォリオ」へと統合しました。
これにより、ThreadsはInstagramやFacebookと同様に、Metaのビジネスツール上で一元管理することが可能になります。
今回のアップデートは、単なる機能追加に留まりません。運用の工数を削減し、組織としての管理体制を整えるための重要なステップとなります。
具体的に何が改善されるのか、そして今すぐ確認すべき設定についてご紹介します。
アップデートで改善される3つの運用課題
今回の統合により、Threadsの運用は「スマートフォンでの個別操作」から「PCでの組織的な管理」へと移行します。
1. PCからの「予約投稿・同時投稿」による工数削減
■これまでの課題
公式の予約投稿機能がなく、リアルタイムでスマホから操作するか、高額な外部ツールを検討する必要がありました。
■改善後
Meta Business Suite上で、Instagramと同じカレンダー内でThreadsの投稿スケジュールを組めるようになります。
同時投稿(クロス投稿)機能を活用すれば、手作業によるコピペや画像転送の負担、投稿漏れのリスクを大幅に削減できます。
2. 権限管理の適正化とセキュリティ向上
■これまでの課題
複数人で運用する場合、個人のInstagramログイン情報を共有せざるを得ず、退職者のアクセス権削除のし忘れや、なりすまし等のリスクが常にありました。
■改善後
ビジネスポートフォリオを通じて、スタッフや代理店へ「個人」を特定した状態で必要な権限だけを割り当てられます。
誰がいつ操作したかの透明性が確保され、パスワード共有というセキュリティ上の不安を根本から解消できます。
3. 広告マネージャによる「Threads広告」の戦略的活用
■これまでの課題
Threadsへの広告露出は限定的で、他のSNS広告と予算や成果を比較・管理するハードルが高い状態でした。
■改善後
広告マネージャの配信先に「Threads」が正式に組み込まれます。
Instagram広告のクリエイティブをThreadsへスムーズに拡張したり、テキスト主体のユーザー特性に合わせた専用の広告セットを組んだりと、よりデータに基づいた一元的なマーケティングが可能になります。
運用担当者が把握しておくべき「3つの重要仕様」
スムーズな運用のために見落とせない仕様がいくつか含まれています。
トラブルを未然に防ぐために、以下の3点を押さえておきましょう。
1. Instagramアカウントとの「完全なペアリング」
Threadsをビジネスツールで管理するには、単にアカウントがあるだけでなく、以下の条件を満たしている必要があります。
■ユーザーネームの一致
ビジネスポートフォリオ内でリンクされているInstagramアカウントと、Threadsのユーザーネームが完全に一致している必要があります。
■セットでの登録
Meta Business SuiteでThreadsを管理する場合、その基盤となるInstagramアカウントも同じポートフォリオに追加されていなければなりません。
2. 「人とアクセス権」はInstagramから自動継承
Threads独自の権限設定画面があるわけではなく、Instagramの権限がそのままThreadsにも適用されます。
■権限の連動
リンクされたInstagramアカウントにアクセスできる人は、自動的にThreadsアカウントにも同様のアクセス権を持つことになります。
■管理の一元化
スタッフの追加や削除、権限レベルの変更は、ポートフォリオ内の「Instagramアカウントの管理画面」から行います。
Instagramの担当者を変更すると、Threadsの担当者も連動して変更される点に留意してください。
3. 条件次第では「自動追加」が完了している
すでにInstagramをビジネスポートフォリオで運用している場合、システム側で自動的にThreadsの紐付けが行われる場合があります。
■自動追加の条件
ポートフォリオ内に同じユーザーネームのInstagramアカウントが既に存在する場合、Meta側で自動的にThreadsアカウントをポートフォリオに追加することがあります。
■既存広告への影響
現在Threadsで配信中の広告がある場合、今回の統合によって停止することはありません。
通常通り継続されますので、その点はご安心ください。
◆ 今後の対応:管理画面を今すぐチェック
Threadsが正しく紐付いているかは、お使いのビジネスポートフォリオの設定画面から確認できます。
アカウントの状態やMeta側のロールアウト(機能反映)のタイミングにより、画面上の表示や操作手順が異なる場合があります。具体的な追加方法やエラー時の対応については、Meta公式のヘルプセンターを参照しながら進めるのが最も確実です。
よくあるご質問(FAQ)
今回のアップデートに関して、想定される疑問をまとめました。
Q. Threads単体での権限設定はできないのですか?
A. はい。現時点ではThreads独自の権限管理画面はありません。
リンクされたInstagramアカウントの権限と完全に連動する為、Instagram側で権限を付与または削除することで、Threadsのアクセス権も自動的に反映されます。
Q. InstagramとThreadsでユーザーネームが異なる場合はどうなりますか?
A. ビジネスポートフォリオ内での一括管理ができない可能性があります。
今回の機能を利用するには、InstagramとThreadsが正しくリンクされ、かつユーザーネームが一致していることが前提となります。
Q. 設定画面でThreadsが表示されない場合は?
A. Meta側のアップデートは順次適用される為、反映に時間がかかる場合があります。
また、ビジネスポートフォリオの管理者権限(フルコントロール権限)を持っていないと設定の変更ができない為、ご自身の権限レベルを一度ご確認ください。
まとめ
今回は、ThreadsアカウントがMeta「ビジネスポートフォリオ」に統合される件について、ご紹介しました。
今回のビジネスポートフォリオへの統合は、Meta社がThreadsを単なるInstagramのサブ機能としてではなく、独立した「公式なビジネスチャンネル」として明確に位置付けたことを意味します。
これまで多くの企業にとって、Threadsの運用は「手が回ればやる」といった、いわば「おまけ」のような存在だったかもしれません。
しかし、今回のアップデートによって管理体制が標準化されたことで、以下のフェーズへと進む準備が整いました。
- 属人化からの脱却:個人のスマホや感覚に頼った運用から、チーム全体で共有・管理する組織的な運用へ。
- データに基づく改善:広告マネージャや管理ツールを通じた一元的な数値管理により、感覚値ではないマーケティング判断へ。
- スピード感のあるマルチチャネル展開:Meta Business Suiteを活用した効率的な投稿管理により、鮮度の高い情報を複数のプラットフォームへ同時に届ける体制へ。
「管理が面倒だから」という理由でThreads活用をためらっていた企業にとって、今こそが運用の最適化を図る絶好のタイミングです。
まずは自社のビジネスポートフォリオの状態を確認し、新しくなった管理環境をフルに活用して、Threadsでのブランドコミュニケーションを加速させてみてはいかがでしょうか。
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