2026/01/28
Yahoo!広告 検索広告(ショッピング)を運用する中で、意図しない検索クエリへの表示を一件ずつ手動で除外することに、限界を感じている運用担当者は少なくありません。
キャンペーンが増えるほど設定漏れのリスクは高まり、無駄なコストの発生は避けられないという課題があります。
こうした運用の「手間」と「精度」のジレンマを解消する「対象外キーワードリスト」機能を追加するというアップデートが、2026年1月29日に実施されるというリリースがありました。
今回、新たに導入される「対象外キーワードリスト」機能は、単なる機能追加に留まらず、ショッピング広告の運用フローを効率化させる重要な鍵となります。
今回は、今回のアップデートの具体的な内容やどのような対応が必要なのかなどについて、ご紹介します。
アップデートの背景:なぜ「ショッピング広告」にこれが必要だったのか
今回の発表を聞いて、「対象外キーワードリストは既に使っている」と感じた方もいるかもしれません。
確かに、キーワードを指定して配信する通常の「検索広告」では、以前から標準的に提供されている機能です。
しかし、「検索広告(ショッピング)」においては、これまでこのリスト機能が利用できませんでした。
通常の検索広告とショッピング広告では、配信の仕組みが根本的に異なります。
- 検索広告(通常): 運用者が指定したキーワードに基づき配信。
- 検索広告(ショッピング): 商品データ(データフィード)を元に、システムが検索語句とのマッチングを自動判断。
ショッピング広告は自動化の恩恵が大きい反面、システムが広範囲の語句を拾いすぎてしまう傾向があります。
これまでは、その「広がりすぎた網」を絞るための除外設定を、各キャンペーンごとに手作業で行う必要がありました。
今回のアップデートは、いわば「検索広告(通常)では当たり前だった効率的な管理手法が、ついにショッピング広告でも解禁された」待望の機能追加と言えます。
「対象外キーワードリスト」機能の詳細
2026年1月29日(木)より提供される本機能の詳細は以下の通りです。
- リストによる一括管理: 除外したい語句を「リスト」として保存し、複数のキャンペーンに対して一括で適用・解除ができます。
- 管理の簡略化: リスト内のキーワードを編集するだけで、紐付いているすべてのキャンペーンに設定が反映されます。
- 運用の標準化: 特定のブランド名や競合名など、常に除外すべき語句をリスト化しておくことで、新規キャンペーン作成時の設定ミスを防ぎます。
現場でどう活用すべきか:成果を最大化する3つのリスト戦略
本機能の導入後は、闇雲にキーワードを登録するのではなく、役割を持たせた「リスト」を作成することで運用がより強固になります。
◆「絶対除外」のマスターリスト
- 対象: ブランドイメージを損なう不適切語句、アダルト語句、また自社で一切扱いのないサービス形態(例:「中古」「買取」「レンタル」「無料」など)。
- 活用法: 全てのショッピングキャンペーンに一律で適用し、最低限の配信品質を担保します。
◆「低意図・非効率」のパフォーマンスリスト
- 対象: 検索ボリュームは大きいが、過去のデータから「クリックされるが購入されない」ことが判明している語句。
- 活用法: 定期的なクエリ分析の結果をこのリストに集約。複数のキャンペーンで同様の損失が出るのを防ぎます。
◆「競合・類似品」の棲み分けリスト
- 対象: 自社商品と混同されやすいが、スペックやターゲットが明らかに異なる他社ブランド名など。
- 活用法: 特定のキャンペーンのみに適用し、広告の関連性を高めることでクリック率(CTR)の改善に繋げます。
これまでは各キャンペーンに分散していたこれらの知見を「リスト」に集約することで、アカウント全体の運用レベルを底上げできます。
よくある質問(FAQ)
Q. 既にキャンペーン単位で設定している除外キーワードはどうなりますか?
A. 既存の設定が消えることはありません。
今回のアップデートは「リスト」という新しい選択肢が増えるものであり、個別のキャンペーン設定とリストによる設定を併用することが可能です。
Q. 検索広告(通常)で作ったリストをショッピング広告に使い回せますか?
A. 基本的にはショッピング広告用のキャンペーンに対して、新たにリストを作成または紐付ける形になります。
詳細は実施後の管理画面にてご確認ください。
Q. 1つのアカウントでいくつまでリストを作成できますか?
A. Yahoo!広告の標準的な仕様に準じますが、アカウント単位のリスト数や1リストあたりの登録数には上限があります。
運用規模が大きい場合は、事前のキーワード整理を推奨します。
まとめ
今回は、Yahoo!広告 検索広告(ショッピング)で「対象外キーワードリスト」機能が追加される件について、ご紹介しました。
今回のアップデートは、運用担当者にとって「守りの設定」を大幅に簡略化してくれるものです。手動作業の時間を減らし、その分をデータフィードの最適化や戦略の構築といった「攻めの運用」に充てることが可能になります。
実施日以降、管理画面から順次設定が可能になりますので、今のうちに除外すべきキーワードの棚卸しを進めておくのが賢明ですといいでしょう。
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