2023/10/31
私たちは日常生活で常にデザインに囲まれて生活しています。
まぁデザインと一言でいってもそのビックワードの中には多くのデザインが含まれるんですが、
今回は決められたルールがなく自分の思想を表現する「アート」としてのデザインではなく、
企業イメージや商品の魅力をユーザーに伝えるという「商業デザイン」としてお話しますね。
今日はデザインをする意味・役割ってなんだろう?という事をテーマに、
バナーデザインを例にしてデザイナーはどういった意識を持って作品と向き合っていくべきなのかという事を理解することが出来るかと思います。
カッコいい、綺麗だけではないデザインに必要な役割を一緒に見てみましょう。
デザインってなんだろう?
デザインというとアートやファッションなど個性的で煌びやかなイメージを持つ方が多いかもしれません。
確かにそれらも、もちろん1つのデザインというモノになります。
しかし、今回お話している商業デザインというと上記のタイプとは異なり、
クライアントの発信したいサービスやプロダクトなどの情報を『デザイン』という道具を使いターゲットにわかりやすく伝わるようにする。
という意味になってきます。
分かりやすい例で解説しましょう。
デザイン知識が無い人が、セールの告知バナーを作ると次のようなイメージになる事が多くあります。
気になる点を3点あげました。
①文字の大小が全て同じ
②どの内容が重要なのかが不明確
③重要度のランク付けがされていない
など、「何が重要」なのかが、パッと見たときに伝わりにくい。という問題が発生してしまいます。
このような問題を解決するために『デザイン』を使います。
参考画像を用意したので見てみましょう!
変化させた点は次の3点です。
①全て同じサイズだったテキストに大小の差を付ける
②バラバラに配置されていたテキストを1つ1つのグループとしてまとめる
③どの要素が1番大切かという事を意識してレイアウトする
いかがでしょうか?このデザインにはカッコいい写真も無ければ、煌びやかなエフェクトや配色もしていません。
でも、初期費用が0円で12月の限定なんだな!という事が左の状態ではパッと見てもわからなかったと思いますが、
右の状態にする事でパッと見ただけでそれが伝わるようになっていると思います。
これが、今回お伝えしたい「デザインの役割」であり「デザインをする意味」そして「デザインの力」という事になります。
華やかな技術も演出もありません。しかし、デザイナーというものはこのような地味な作業も含めてデザイナーという事になります。
私もデザイン事務所に入りたての頃、周りで「こんなつまらない地味なデザインをするためにデザイナーになったんじゃない!」と
すぐに退職・転職してしまう同僚や先輩デザイナーを沢山見てきました。
彼らの気持ちも非常によく分かります。
今、流行りのアーティストや映画・音楽・ファッションなどの華やかでカッコいいデザインだけを想像してデザイン業界に入ってくると
そのような誤解を持つことも多いでしょう。
しかしデザインは大規模で華やかな分野のモノから、特定の人だけにしか見られない小規模なモノまで多岐に渡ります。
でもそれらは全て「デザイン」であり、デザイナーはそのデザインに自分の持つ全てを注ぎ込むことが使命になります。
これからデザイナーを目指して勉強中の皆さんも、時に華やかであり、時に影のような姿をしたデザイン業界を存分に楽しんでいきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回はデザイナーの使命と心構えというテーマでお話しました。
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