2024/07/03
デザインと心理学というのは全く違うジャンルのモノですが、この二つを掛け合わせる事で非常にユニークな表現が可能になったり、悪用は絶対ダメですがデザインを見るユーザーの心を自在に操る事も実は可能なんです!
今回は、そんなデザインと心理学を合わせる事でデザインの効果を倍増していける手法をご紹介します。
デザイン心理学
◎シャルパンティエ効果
簡単に説明すると、前提知識に引っ張られて物事を捉えてしまう事です。
次の2つを比べてみてください。
①血に飢えた肉食獣
②血に飢えたトイプードル
直観で上の二つを比べた時に「怖い!!」と思うのは、①血に飢えた肉食獣だと思います。
このように知識的に怖いという認識があるものに関しては「怖そう」と判断してしまう効果のことです。
この効果は商品販売などで使う事ができるんです!
Tシャツのセール広告の例を見てみましょう。
このTシャツ実際55%オフなんですが。
55%と一回で書いてしまうより「40%オフと25%オフ」2回割引している点を表現することで、よりお得な印象を与える事ができるんです!
もう一ついうと、一見40%オフ+25%オフで「65%オフ」に見えませんか?
お客さんはなんとなく「65%オフだ!めっちゃ安い!」と思うかもしれません。
しかしこれ40%オフしたものを25%オフにしてるので実際は55%オフなんですよね。
◎バーナム効果
次は「バーナム効果」この心理学はよく占いや、健康食品、サプリなどの広告やパッケージなどに使われています。
誰にでも当てはまるような内容を、あたかも自分だけがピッタリ当たってる!と錯覚させてしまう心理効果です。
占い関連の記事で心当たりがある方も多いかもしれません。
これをデザインの中で利用することによって、それを読むユーザーに「自分事」や「共感」として訴えかける効果を与える事が出来るんです!
一つ例を作ったので見てみましょう。
例えば次のようなイメージ見覚えがありませんか?
健康食品などの広告に出てくるパターンですが、多くの人が「確かに!そういう悩みある!」と思ってしまうのではないでしょうか。
◎アンカリング効果
最後はアンカリング効果。
アンカリング効果というのは、はじめに見た数値や特徴に引っ張られる形で結果の印象が変わってくる現象なんです。
例えば、よく広告の値段表記などにある「セール特価 10,000円 → 2,980円」みたいな!
そのまま「2.980円」と表示されているよりお得な感じに見えませんか。
アンカリング効果はキャッチコピーにも応用できます。
①本場フランスで修業したシェフが調理した料理です。
②シェフが調理した料理です。
2つのコピーがあった場合①の方が無意識的に美味しそうに感じてしまいませんか?
このような効果をバナーやキャッチコピーにさりげなく入れてやることでユーザーへの訴求力がアップするでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は心理学を取り入れたデザイン手法をご紹介しました。
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