2024/11/05
Yahoo!検索広告で入札戦略の最適化に使用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択が可能
先日、Yahoo!から検索広告の入札戦略で使用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択ができる機能を追加するというリリースがありました。
今まではアカウント単位でコンバージョンの自動入札への利用を「する」か「しない」を選択することで入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択していました。
ただ、キャンペーンによっては目的が異なることもあるかと思いますので、アカウント単位でしか入札戦略の最適化に使用するコンバージョンの選択ができないと不都合がでていたケースもあったかと思います。
今回はキャンペーン単位で入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択することができるようになった機能改善の詳細について、ご紹介します。
キャンペーン単位で選択するコンバージョンの概要
キャンペーン単位で最適化に使用するコンバージョンを選択するには、下記の2つの方法で可能となります。
・使用するコンバージョンの「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」を指定
「コンバージョンの発生元」はコンバージョン設定に新たに追加される項目で、コンバージョンが発生する場所を「ウェブサイト」「アプリ」「電話」のいずれかにシステムで分類します。
キャンペーン単位で使用するコンバージョンを「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」で指定することで、条件に合致したコンバージョンのみが最適化に使用されます。
・「コンバージョングループ」を作成してキャンペーンに設定
「コンバージョングループ」を事前に作成し、キャンペーン単位で使用するコンバージョンとして設定できます。
コンバージョングループには任意のコンバージョン設定をまとめられる為、コンバージョンの発生元や目的にかかわらず柔軟に設定できます。
今回、キャンペーン単位にて入札戦略で使用するコンバージョンを選択する機能を追加したことでコンバージョン数の計上方法も下記のように変更されます。
・変更後のコンバージョン数の計上ルール
キャンペーン単位で最適化に使用するコンバージョンを選択した場合、広告管理ツールのパフォーマンスデータおよびパフォーマンスレポートの「コンバージョン数」には、選択したコンバージョン設定の数値のみが計上されるようになります。
ただ、この機能を活用することで、入札戦略の最適化に使用するコンバージョン数が少なくなり、学習が想定より進まないなどの事象が発生する可能性があります。
その為、継続的に一定のコンバージョン数が見込めるキャンペーンでの利用をおすすめします。
この機能改善は、2024年10月23日から実施されていますので、キャンペーンごとに異なるコンバージョンで最適化を行いたい場合は、活用してみても良いかと思います。
まとめ
今回は、Yahoo!検索広告の入札戦略で使用するコンバージョンをキャンペーン単位にて選択が可能になった件について、ご紹介しました。
この機能はキャンペーンごとに最適化したいコンバージョンが異なる場合に有効ですが、コンバージョン数が少ないと逆にパフォーマンスが低下する場合もあるので、使い方には注意した方がいいでしょう。
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