2025/02/17
近年、テレビ視聴のスタイルが大きく変化しています。
その中心にあるのが「コネクテッドTV(Connected TV、CTV)」です。
インターネット接続機能を備えたテレビやストリーミングデバイスの普及により、従来の地上波やケーブルテレビとは異なる新たな視聴体験が広がっています。
今回は、コネクテッドTVとは何か、なぜ注目されているのか、そして広告の可能性についてご紹介します。
コネクテッドTV(CTV)とは?
コネクテッドTV(CTV)とは、インターネットに接続して動画コンテンツを視聴できるテレビのことを指します。
従来のテレビ放送とは異なり、NetflixやYouTube、TVerなどの動画配信サービスを直接利用できるのが特徴です。
■コネクテッドTVの主な種類
コネクテッドTVには、以下のようなタイプがあります。
・スマートテレビ(Smart TV)
ネット接続機能を持ち、YouTubeやNetflixなどのアプリを直接利用可能。
例:Sony BRAVIA、Samsung Smart TV、LG OLED TV など。
・ストリーミングデバイス(TVスティック・セットトップボックス)
既存のテレビに接続することで、インターネット経由で動画配信サービスを視聴可能。
例:Amazon Fire TV Stick、Google Chromecast、Apple TV、Roku など。
・ゲーム機
PlayStation(PS5/PS4)やXboxなど、ストリーミングアプリが利用できるゲーム機もCTVの一種。
コネクテッドTVが注目される理由
コネクテッドTVが急速に普及し、注目を集める理由には、以下のような背景があります。
1. 動画配信サービス(VOD)の急成長
NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスの利用者が増加しており、従来のテレビ放送よりも自由度の高い視聴スタイルが主流になっています。特に**広告付きの無料動画配信サービス(AVOD:Ad-supported Video on Demand)**の台頭が、CTVの市場を拡大させています。
2. 視聴スタイルの変化(オンデマンド視聴の普及)
地上波放送は放送時間に縛られるのに対し、CTVでは「好きなときに好きなコンテンツを視聴できる」ことが強みです。特に若年層を中心に、テレビよりもオンデマンド視聴を好む傾向が顕著になっています。
3. テレビ広告市場の変革(CTV広告の成長)
従来のテレビCMは、視聴者の詳細なデータを取得できませんでした。しかし、CTV広告では、データを活用したターゲティング広告が可能になり、より効果的なマーケティングが実現できます。
4. 5G・高速インターネットの普及
5Gの普及により、高画質なストリーミング視聴が快適になり、CTVの利用がさらに拡大しています。
CTVを活用した広告配信のメリット
コネクテッドTVの普及に伴い、企業にとってもCTVを活用した広告配信が重要なマーケティング手法になっています。
CTV広告とは、インターネット経由で配信されるテレビ向けの広告で、視聴データを活用したターゲティングが可能です。
CTV広告のメリット
✅ ターゲティング精度が高い
→ 性別、年齢、興味・関心、視聴履歴などに基づき、最適な広告を配信可能。
✅ 視聴データの分析が可能
→ 再生回数、視聴完了率、コンバージョン率など、詳細な効果測定ができる。
✅ スキップ不可の広告枠が多い
→ YouTube広告と異なり、スキップできないCTV広告が多く、確実に視聴されやすい。
まとめ
今回は、コネクテッドTVがどのようなものなのかについて、ご紹介しました。
コネクテッドTVは、テレビとインターネットの融合により、新たな視聴体験を生み出しています。
特にCTV広告は、従来のテレビCMとデジタル広告の強みを掛け合わせた新しいマーケティング手法として注目されています。
今後、5Gの普及やAI技術の進化により、さらに高度なターゲティング広告やインタラクティブ広告が増えていくことが予想されます。
企業のマーケティング担当者にとっても、CTV広告は今後無視できない重要な広告手法になる可能性があります。
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