Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で「キャンペーン間の共有予算」機能が導入

2025/03/10

先日、Yahoo!からYahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて「キャンペーン間の共有予算」機能を導入するというリリースありました。

この「キャンペーン間の共有予算」機能を活用することで複数のキャンペーン間で1日の予算を共有できるようになり、予算管理の効率化がができるようになるということです。

今回は、「キャンペーン間の共有予算」について、ご紹介します。

 

キャンペーン間の共有予算とは?

「キャンペーン間の共有予算」とは、1日の広告予算を複数のキャンペーンで共有できる機能となります。

これまで各キャンペーンごとに個別で設定していた一日予算を、アカウント内で統合し、より柔軟に配分できるようになります。

例えば、あるキャンペーンで設定した1日の予算が使い切らない場合、その余剰予算を別のキャンペーンに自動的に振り分けることが可能になります。

これにより、広告予算の無駄を減らし、より効果的な広告配信が実現できます。

 

共有予算機能のメリット

1. 効率的な予算管理
これまで手動で行っていたキャンペーンごとの予算調整が不要になり、予算配分を自動化できます。これにより、運用負担を軽減しながら、最適な広告配信を行うことができます。

2. 広告掲載機会の最大化
広告配信の機会を逃すことなく、余剰予算を有効活用できます。特に、1日の予算を超過したために広告が表示されなくなる問題を回避し、より多くの広告を配信できます。

3. 共有予算レポートの提供
共有予算ごとの累計コスト、インプレッション数、クリック数などを確認できるレポート機能が追加されます。これにより、どの程度予算が消化され、広告配信に活用されているかを詳細に分析できます。

 

導入にあたっての注意点

この機能には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。

1. 予算配分を細かくコントロールできない
共有予算は自動で配分されるため、特定のキャンペーンに優先的に予算を割り当てることが難しい。
予算を多く消費するキャンペーンがあると、他のキャンペーンの配信が制限される可能性がある。


2. 予算消化の予測が難しくなる
どのキャンペーンがどれくらい予算を使うかの予測が難しく、予想外の予算消化が発生する可能性がある。
特定の時間帯や曜日に広告が配信されにくくなる場合がある。


3. 重要なキャンペーンの予算が不足するリスク
コンバージョン率の高いキャンペーンに十分な予算を確保したい場合でも、他のキャンペーンに予算が流れてしまう可能性がある。
重要なキャンペーンの成果が落ちるリスクがあるため、定期的な分析と調整が必要。

 

まとめ

今回は、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)で導入される「キャンペーン間の共有予算」機能について、ご紹介しました。

Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)の「キャンペーン間の共有予算」機能は、広告運用の効率化と機会損失の最小化を実現する機能で、2025年3月13日から実施される予定です。

特に、多数のキャンペーンを運用している運用担当にとっては、予算管理のリソース削減がが可能になる機能の為、大きなメリットがあります。

一方で、適切な運用を行うためには、レポートを活用しながら慎重な調整を行うことが重要となります。

「キャンペーン間の共有予算」の活用を検討する際は、予算の配分や広告戦略を考慮しながら、最適な運用方法を見つけていきましょう。

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