2025/05/22
Google Search Consoleを確認していると、「クロール済み – インデックス未登録」というステータスが表示されていて戸惑った経験はありませんか?
今回は、Google Search Consoleで「クロール済み – インデックス未登録」というステータスがどのようなものなのかや「クロール済み – インデックス未登録」のステータスになったページの対応方法などをご紹介します。
検索順位に悩む方、記事を公開したのに検索結果に出てこないと悩んでいる方に有益な情報になれば幸いです。
「クロール済み – インデックス未登録」とは?
Google Search Consoleに表示される「クロール済み – インデックス未登録」とは、Googleのクローラーがページの存在を確認(クロール)したにもかかわらず、検索結果に登録(インデックス)しなかった状態を指します。
つまり、GoogleはそのURLの存在は知っているけれど、「まだ検索結果に載せる価値があると判断していない」という状態です。
なぜインデックスされないのか?よくある原因5選
このステータスになる原因はさまざまですが、代表的なものを以下に整理します。
1. コンテンツの品質が低い
Googleは、価値の低いページをインデックスしません。
次のようなページは除外される可能性が高い傾向があります。
・内容が薄い(300〜500文字程度で終わっている)
・他ページとほぼ同じ内容(重複コンテンツ)
・自動生成されたような文章
2. 内部リンクが張られていない
そのページに他のページからのリンクがない、または非常に少ない場合、GoogleにとってそのURLの重要性は低く見られます。
3. クロールの優先度が低い
Googleのクローラーにも「巡回予算(クロールバジェット)」があり、サイト全体の重要度や更新頻度などをもとにクロールの頻度が決まります。
4. noindexタグやrobots.txtによる制限
意図せず設定してしまった「noindex」や、クロール禁止を指定する「robots.txt」によって、インデックスがブロックされている可能性があります。
5. サイト全体の評価が低い
新規ドメイン、更新頻度が低いサイト、被リンクが少ないサイトでは、Googleからの信頼がまだ低く、インデックスが遅れがちです。
インデックス登録させるための具体的な対応方法
1. 記事のコンテンツを強化する
まず確認すべきは「そのページ、本当に検索ユーザーにとって価値があるか?」という点です。
次のような点を意識してリライトしてみましょう。
・見出し構成を明確に(h2・h3で情報を整理)
・検索ニーズに応える具体例・体験談を追加
・重複している部分がないか確認(canonicalタグも含め)
例:「ポケットWi-Fiのレビュー記事」であれば、通信速度の実測データ、他社比較、料金表などを盛り込むことで、情報の価値が高まります。
2. 内部リンクを強化する
インデックスされないページは、「孤立ページ」になっているケースが多いです。次のような方法で内部リンクを張りましょう。
・関連性のある記事から該当URLへのリンクを追加
・トップページ、カテゴリページ、サイドバーにリンクを配置
3. Search Consoleで「インデックス登録をリクエスト」
改善を加えた後は、Google Search Consoleの「URL検査ツール」を使って手動でインデックスをリクエストすることができます。
操作手順
1.Search Consoleを開く
2.左側の「URL検査」をクリック
3.該当URLを入力してEnter
4.「インデックス登録をリクエスト」をクリック
これは「軽度の修正」「新規ページの即時登録」を促す場合に有効です。
4. サイトマップを送信・更新する
新規ページがサイトマップに含まれていないと、Googleに気づいてもらえない可能性があります。
・XMLサイトマップに対象URLが含まれているか確認
・Search Consoleでサイトマップを送信・再送信
5. noindexやrobots.txtの設定確認
以下を再確認してください:
・<meta name=”robots” content=”noindex”> が入っていないか
・robots.txtで「Disallow: /archives/」などの記述がないか
・WordPressなら「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックがオフか
インデックスされるまでの時間は?
修正内容やサイトの信頼性によって異なりますが、通常数日から数週間以内に再評価されます。
ただし、インデックスはGoogleの判断による為、100%インデックスされる保証はありません。
やってはいけないNG行動
対策として逆効果になる行為もあるので注意が必要です。
・URL検査ツールで何度もインデックスリクエストを連打
・中身がないのに無理やりキーワードを詰め込む
・コピー記事やAI生成文章を量産して公開
これらはスパム判定やサイト全体の評価低下につながる恐れがありますので、気を付けましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. インデックスリクエストは1日何回まで?
A. 明確な上限は公表されていませんが、頻繁なリクエストはスパムとみなされる可能性があります。1記事につき1〜2回までにとどめましょう。
Q. すぐにインデックスさせる裏技はありますか?
A. 現時点ではありません。王道の対応(コンテンツ改善+内部リンク+リクエスト)がもっとも有効です。
Q. 複数記事にインデックスリクエストしても大丈夫?
A. はい、別々のURLであれば1日に複数回リクエストしても問題ありません。ただし以下の点に注意しましょう:
・同じURLで短時間に何度もリクエストするのは避ける
・中身が薄いページを大量に連続リクエストしない
・サイト全体のクオリティを高めた上で行うことが重要
ポイント: 高品質なコンテンツを正しく伝えるためのインデックスリクエストは、スパムには該当しません。Googleが自然にクロールするまで待つのも有効です。
まとめ
今回は、Google Search Consoleで「クロール済み – インデックス未登録」というステータスになったページが発生した時の対応方法について、ご紹介しました。
「クロール済み – インデックス未登録」は、多くのサイト運営者が一度は直面する問題です。
しかし、適切な対応をすれば高確率で解決が可能です。
まずはそのページの内容を見直し、ユーザーにとって価値があるかどうかを検証してみてください。
そして、内部リンクや構造も見直すことで、Googleにそのページの重要性を伝えることができます。
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