DuckDuckGoとは?プライバシーを守る検索エンジンの特徴

2025/06/16

近年、インターネットでのプライバシー保護に対する関心が高まる中で、注目を集めているのが検索エンジン「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」です。

「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」は、アメリカ発のプライバシー重視型の検索エンジンで特に以下のようなユーザー層に支持されている傾向があります。

・広告や追跡が気になる人

・IT系・技術職の人(エンジニアやセキュリティ意識の高い層)

・政治・ジャーナリズム・教育分野の人

・Googleの情報収集に疑問を持っている人

「検索される側」から「検索する側」へのシフトとともに、自分の情報を守りたいと考える人にとって、有力な選択肢となっています。

今回は、DuckDuckGoの概要から、メリット・デメリット、日本でのシェア、他検索エンジンとの違いなどをご紹介します。

 

DuckDuckGoとは?

DuckDuckGo(https://duckduckgo.com/)は、アメリカのDuckDuckGo Inc.が提供する検索エンジンで、最大の特徴は「プライバシー重視」であることです。

通常、Googleなどの検索エンジンはユーザーの検索履歴や位置情報などの個人データを収集し、それに基づいて検索結果や広告をパーソナライズしています。

一方、DuckDuckGoはこうしたデータ収集を一切行わず、ユーザーの行動を追跡しない仕組みになっています。

 

特徴とメリット

1. 検索履歴を記録しない
DuckDuckGoはユーザーのIPアドレスや検索履歴を保存しません。そのため、過去の行動に基づいた検索結果が表示されることはなく、「公平な検索結果」が得られます。

2. パーソナライズされない検索結果
Googleではユーザーの好みに応じて検索結果が変わることがありますが、DuckDuckGoでは誰が検索しても同じ結果が表示されます。これにより、「フィルターバブル(偏った情報環境)」を避けることができます。

3. トラッキングをブロック
DuckDuckGoのブラウザ拡張機能やアプリでは、Webサイトに埋め込まれた広告トラッカーを自動でブロックする機能も搭載されています。

4. 「!bang(バン)」機能
特定のサイトに直接検索を飛ばす「ショートカット機能」。たとえば「!w 日本」と検索すれば、Wikipediaの「日本」ページへ直接ジャンプできます。

 

これらの特徴により、DuckDuckGoは“検索する自由”と“情報の透明性”を重視する人にとって、非常に魅力的な選択肢となります。

 

他の検索エンジンと何が違うの?

DuckDuckGoは「プライバシー重視」という点で、GoogleやYahoo!などの一般的な検索エンジンとは一線を画します。

以下に、各検索エンジンとの主な違いをご紹介します。

🔍 DuckDuckGoとGoogleの違い
Googleは検索精度や利便性が非常に高い一方で、ユーザーの検索履歴・位置情報などを収集してパーソナライズされた結果や広告を提供します。

DuckDuckGoはそうした個人データを一切保存せず、すべてのユーザーに同じ検索結果を表示。広告も検索キーワードの文脈だけで表示されます。

📰 DuckDuckGoとYahoo!(日本)の違い
Yahoo!は検索機能に加え、ニュース・天気・金融情報などがまとまったポータルサイト型。一方、DuckDuckGoは検索に特化したシンプルな設計。

また、Yahoo!もユーザー情報に基づいた広告表示を行うのに対し、DuckDuckGoは一切の追跡を行いません。

🖥 DuckDuckGoとBingの違い
BingはMicrosoftによる検索エンジンで、広告表示やトラッキングの仕組みはGoogleに近いです。

DuckDuckGoは一部Bingの検索技術を活用しつつ、トラッキングを排除した独自の検索体験を提供しています。

このように、DuckDuckGoは「検索精度」では大手に及ばない面もありますが、「プライバシー保護」では圧倒的な強みを持っています。

 

デメリット・注意点

・日本語の検索精度はやや劣る
英語圏の情報には強い一方、日本語の検索では精度や関連性が劣ると感じることもあります。

・ローカル検索に弱い
位置情報を使わないため、「近くのレストラン」など地域密着型の検索には不向きです。

・一部の機能はGoogleほど豊富ではない
検索結果のリッチ表示やインスタントアンサーの種類は、Googleに比べるとやや控えめです。

 

とはいえ、目的や用途によってはGoogleのような検索精度やローカル対応が必要な場面もあります。使いどころを見極めながら、賢く併用するのが現実的でしょう。

 

日本でのシェアと動向

DuckDuckGoの日本国内での検索エンジンシェアは、2025年5月時点で約**0.5%**程度とまだ小規模です(StatCounter調べ)。
しかし、個人情報保護への意識が高まる中、徐々に利用者が増えてきています。特にITリテラシーの高い層や、広告や追跡を嫌うユーザーに支持されています。

 

DuckDuckGoの使い方

■PCで使う場合
https://duckduckgo.com にアクセス

・検索ボックスにキーワードを入力

・通常の検索エンジンと同じように結果を確認

■スマホで使う場合
・iOS / Android 向けに専用ブラウザアプリを提供

・ChromeやSafariのデフォルト検索エンジンに設定することも可能

 

どんな人におすすめ?

・広告トラッキングや検索履歴の収集を避けたい人

・パーソナライズされない客観的な検索結果を求めている人

・プライバシー保護に強い関心がある人

 

自分の情報を極力ネット上に残したくない人、あるいは広告やアルゴリズムに縛られずに検索したい人にとって、DuckDuckGoは非常に有力な“もう一つの選択肢”です。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. DuckDuckGoは日本語に対応していますか?
A. はい、日本語での検索も可能です。ただし、Googleほど日本語の検索精度は高くない場面があります。

Q2. DuckDuckGoは無料で使えますか?
A. 完全無料で利用できます。広告も表示されますが、検索キーワードに基づくもので、個人情報は使われていません。

Q3. スマホでも使えますか?
A. はい。iOS・Android向けに専用のDuckDuckGoブラウザアプリがあります。また、ChromeやSafariのデフォルト検索エンジンとして設定も可能です。

Q4. DuckDuckGoとGoogleは併用できますか?
A. もちろん可能です。検索内容に応じて使い分けるユーザーも多くいます。

Q5. 検索結果が英語ばかり出てくるのですが?
A. 初期設定では英語寄りになることがあります。「設定」から言語を「日本語」に変更することで、改善されます。

 

まとめ

今回は、「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」という検索エンジンについて、ご紹介しました。

DuckDuckGoは、情報収集をより中立に、そしてプライバシーを保護しながら行いたい人にとって、非常に有用な検索エンジンです。

まだ日本ではマイナーな存在ですが、Google一強の検索市場において「選択肢のひとつ」として覚えておいて損はありません。

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