2020/06/25
広告表示オプションとは?
広告表示オプションとはGoogle 広告やYahoo!の検索広告といったリスティング広告を配信する際に広告見出しや説明文だけでは伝えきれない情報を記載できる機能のことです。Googleアドワーズでは11種類、Yahoo!では4種類の項目が設定できます。広告表示オプションを追加することで、ユーザーごとに異なる興味や需要に訴求でき、広告表示スペース自体も広がるので視認性の向上など、結果的にクリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。
広告表示オプションの種類
【Google 広告で利用可能な広告表示オプション】
●サイトリンク表示オプション
●電話番号表示オプション
●コールアウト表示オプション
●構造化スニペット表示オプション
●アプリリンク表示オプション
●販売者評価の広告表示オプション
●住所表示オプション
●価格表示オプション
●プロモーション表示オプション
●アフェリエイト表示オプション
【Yahoo!検索広告で利用できる広告表示オプション】
●クリックオプション
●電話番号オプション
●テキスト表示オプション
●カテゴリ補足オプション
サイトリンク表示オプション(クリックオプション)
検索広告において、広告として設定している最終URLとは別のサイトリンクを広告文の下部に表示できる機能です。様々なリンクを先を表示することでユーザーごとの目的に合ったページへ誘導できます。広告の表示面積も大きくなり目立つようになるので、クリック率などの向上も期待できます。
電話番号表示オプション(電話番号オプション)
電話番号や通話ボタンを広告内に設置する機能です。検索広告が表示された際に広告の中に電話番号や通話ボタンを表示できる機能です。モバイル端末上では「通話ボタン」PCでは「電話番号」が表示されます。(※ディスプレイ広告でも制限付きで表示されます。)家電、水回りの修理や問い合わせなどの緊急性が高い商材などに有効的です。表示する曜日や時間帯を設定しておけば営業時間帯のみ電話番号を表示させる使い方も出来ます。
コールアウト表示オプション(テキスト表示オプション)
検索広告が表示された際に、広告文下部にテキストで商品やサービスの情報を表示できる機能です。サイトリンクとは違いリンクは貼れないですが、テキストのみで広告文に追加しきれなかった情報などを追加することができます。季節ごとの特典や送料情報などをアピールするのに活用できます。こちらもスケジュール設定ができるので特定の期間のみ表示させることができます。
構造化スニペット表示オプション(カテゴリ補足オプション)
広告管理画面のヘッダーに従って取り扱っている商品やサービスの種類を表示できる機能です。画面占有率を増やすことができ、より多くの情報を伝えることができます。
ヘッダーの種類は下記の13種類あります。
・おすすめのホテル
・コース
・サービス
・スタイル
・タイプ
・ブランド
・モデル
・学位プログラム
・周辺地域
・設備
・到着地
・番組
・保険の補償
この中から設定したいヘッダーを選びます。例えば麺類を扱っているお店で種類を表示したい場合は「タイプ」というヘッダーを選びうどん、そうめん、そば、など詳細に提示することが出来ます。
アプリリンク表示オプション
広告の説明文の下部に「アプリダウンロードのリンク」ページを表示させる機能です。ウェブサイトとアプリを所持している場合にアプリへの誘導が出来るようになります。(※AppStore、Google Playのどちらでも可能)
販売者評価の広告表示オプション
ユーザーの販売者への評価を広告内に表示できる機能です。一定の条件を満たすと、Googleカスタマーレビューや外部のデータ元から集められたレビューや評価などが表示されるようになります。飲食店などの他者評価の影響が大きい商材・サービスなどには有効的です。
引用元 https://support.google.com/google-ads/answer/2375474?hl=ja
アフェリエイト住所表示オプション
Googleマイビジネスに登録することでリアル店舗をもっている広告主は有効的です。例えば、ユーザーがカフェと検索した際、近くのカフェが広告上で住所表示オプションを設定していれば店舗の住所とモバイルの場合はGoogleマップから経路案内の確認へ誘導出来ます。主に来店促進としての効果が期待できます。
価格表示オプション
広告の下部に「●●3,000円」「□□5,000円」のような値段とリンク先をそれぞれ設定できます。表示された場合はカルーセルのようにスライドさせることができるので複数の商品ページに誘導することができます。ユーザーの関心があるページを選択できるのでコンバージョン率の向上が期待できます。
プロモーション表示オプション
広告下部に商品やサービスの値引き情報を表示させられるオプションです。季節イベントによる割引情報などで広告を強調することが出来ます。検索結果ページの最上位または最下位に表示された時にのみ表示されます。
アフェリエイト表示オプション
住所表示オプションと似た機能で、自社の商品を販売している店舗を広告で表示させる機能です。モバイル端末の場合は住所表示オプション同様店舗までの経路またはGoogleマップが表示されます。自社で経営している店舗などは住所表示オプションを使用します。
まとめ
広告表示オプションを設定することで広告見出しと説明文だけではカバーできない情報を細かく表示することが可能になります。設定に少し手間がかかりますが、広告掲載の掲載順位を決める広告ランクにも影響してくる点や、ユーザーに様々な訴求ができることを考えると、ぜひ追加して広告効果の向上が期待できます。また、とても便利な機能ですが設定して終わりではなく、通常の運用どおりPDCAを回して運用することでより有効的な機能になるので追加した後も忘れることなく最適化していくことが大切です!