【Google広告】広告審査概要

2020/11/11

Google広告では、Google広告ポリシーに反していないかを確認するために広告の審査が行われます。
Google広告ポリシーは、法律を遵守するだけでなく、ユーザーの安全性と利便性を高めることを目指して作成されたもので、広告にポリシー違反があった場合その広告は掲載することができません。
基本的に、審査は1営業日以内に完了します。

 

広告掲載のポリシー

広告掲載のポリシーは、以下の4つに分類されています。

禁止コンテンツ

禁止されている手法

制限付きコンテンツおよび機能

編集基準と技術要件

 

禁止コンテンツ

宣伝することが禁止されているコンテンツがあります。

偽造品

危険な商品やサービス

不正行為を助長する商品やサービス

不適切なコンテンツ

 

禁止されている手法

Googleでの広告掲載で禁止されている手法があります。

広告ネットワークの不正利用

データの収集および使用

不実表示

 

制限付きコンテンツおよび機能

宣伝することは可能ですが、制限付きとなるコンテンツがあります。

アダルトコンテンツ

アルコール

著作権

ギャンブル・ゲーム

ヘルスケア・医薬品

政治に関するコンテンツ

金融サービス

商標

法的要件 など

 

編集基準と技術要件

ユーザーにとって邪魔、操作が面倒な広告をなくし高品質で魅力的な広告を配信するために、広告、ウェブサイト、アプリに関する編集基準と技術要件が設定されています。
その中で主な内容を紹介していきます。

スタイルと表現
✖つづりや文法など表現が誤っている
例:(正)こちらで花を購入しましょう
  (誤)花が購入しましょうこちらで 
  (誤)こちらで鼻を購入しましょう

✖内容の意味が不明、漠然としてあいまいである
例:内容が意味不明または一般的すぎる広告文、漠然としてあいまいなプロモーション内容、途切れていたり不完全な広告文など

✖全角文字の文字数制限を超過している

✖Google 検索結果ページの表示形式(情報提供を目的とした分かりやすい表示形式)に合っていない
例: 箇条書きを使っていたり、行動を促すフレーズとしてありふれた表現(「ここをクリック」など)を含んでいる

句読点と記号
✖句読点、記号を不適切、または本来の用途と異なる使い方をしている
例:見出しでの感嘆符(!)の使用、広告文での複数の感嘆符または疑問符の使用
句読点または記号の繰り返し、人目を引くための過剰な使用(花 87、花 HANA、花!!!、*花*束*、は。な。た。ば。)など

✖無効な文字やサポートされていない文字を使用している
例:絵文字、半角カタカナ

大文字
✖アルファベットの大文字を不適切または本来の用途と異なった使い方をしている(人目を引く為の過剰な大文字表記など)
例:FLOWERS、FlOwErS、F.L.O.W.E.R.S など

重複表現
✖名前、語句、フレーズの不必要な繰り返し
例: 広告主の名前や商品名の繰り返しなど

スペース
✖必要なスペースの省略や余分なスペースの追加
例:「Sale,buy flowers」「Sale, buy flowers」など

✖スペースの過剰な使用や、強調目的での使用
例:「f l o w e r s」「buyflowershere」「生 花 大 特 価」など

電話番号
✖広告文での電話番号の直接記載
例:「0120-0000-0000 までお電話ください」など

広告機能の不正使用
✖本来の用途で広告ユニットを使っていない
例: 宣伝のためのコンテンツを含まない広告、テキストが抜けているテキスト広告、URL 欄に広告文を記載している広告など

ビジネス
✖ドメイン、一般に知られている広告主の名前、宣伝対象であるダウンロード可能なアプリのいずれにも該当しないビジネス名を使用すること
例:一般的または地域名を使ったビジネス名(「横浜配管サービス」「大阪タクシー」など)

✖ビジネス名フィールドで宣伝文を使用すること
例:「ビジネス名 ●●を購入」「ビジネス名 セール中」など

画像
✖横向きや逆さに表示されている、選択した画像サイズのスペース全体に表示されていない
✖不鮮明である、または判読できないテキストを含んでいる
✖ストロボ効果や点滅など、ユーザーに不快感を与えるような広告
✖フレームからはみ出す、またはウェブサイトやアプリに侵入する広告

動画
✖判別できないテキストや粗悪な音質、不鮮明な画像を含む動画

リンク先
✖正しく機能していない、または正しく設定されていない
✖表示されるランディングページの場所を正確に表していない
例:表示URL が「www.google.com」でありながら、実際に表示されるランディングページが「www.youtube.com」である

技術要件
✖1 つの広告グループに複数の表示 URL ドメイン
例: 異なるサイトがホストしている 2 つの表示 URLを使用 

などがあります。

 

広告のフォーマットと機能

各広告の要件についてはこちらで確認することができます。
Google広告ポリシーヘルプ/広告のフォーマットと機能

 

審査状況確認

広告と広告表示オプションページのステータス列で、広告のステータスを確認することができます。
不承認となった場合、各広告のステータスにカーソルを合わせるとどのポリシーに違反しているのかを詳しく確認することができます。

有効
審査は完了していないが、アセットベース広告と動画広告において一部が承認済みとなり広告が掲載される場合があります。

審査中
広告は審査中であり、承認されるまで掲載されません。

承認済み
広告は すべてのユーザーに表示されます。

承認済み(制限付き)
広告は掲載可能な状態ですが、商標の使用やギャンブル関連コンテンツなどについてのポリシーにより掲載が制限されます。

承認済み(地域制限付き)
ポリシー上の制限やターゲット設定により、広告はターゲット地域で表示されませんが、ターゲット地域に関心を示しているユーザーには表示されます。

配信中
YouTubeでの動画広告の表示が承認された状態です。

不承認
広告は掲載できません。

 

広告が不承認になった場合

広告や広告表示オプションを入稿後、自動的に審査にかけられます。
見出し、広告文、キーワード、リンク先、画像、動画など広告内のあらゆるコンテンツが審査の対象となり、広告のステータスは【審査中】となります。
問題なく審査を通過すると広告のステータスが【承認済み】に変わり、広告を掲載することができるようになります。
ポリシー違反が見つかった場合は、広告のステータスが【不承認】となり、該当箇所の修正をして再度審査を通過するまで広告の掲載はできません。

広告が【不承認】になっていた場合は、

どのポリシーに違反しているのかを確認する
広告と広告表示オプションページで、該当の広告または広告表示オプションを表示する
編集をクリックし、ポリシーに違反している箇所を修正する
保存をクリックすることで、自動的に再審査にかけられます

 

参考:Google広告ヘルプ/広告の審査について
https://support.google.com/google-ads/answer/1722120?hl=ja

Google広告ヘルプ/広告掲載のポリシー
https://support.google.com/google-ads/answer/6316?hl=ja

Google広告ポリシーヘルプ/Google広告のポリシー
https://support.google.com/adspolicy/answer/6008942

Google広告ポリシーヘルプ/編集
https://support.google.com/adspolicy/answer/6021546

Google広告ポリシーヘルプ/リンク先の要件
https://support.google.com/adspolicy/answer/6368661

Google広告ポリシーヘルプ/技術要件
https://support.google.com/adspolicy/answer/6088505

Google広告ポリシーヘルプ/広告のフォーマットと機能
https://support.google.com/adspolicy/topic/6021648

Google広告ヘルプ/広告や広告表示オプションの承認状況を確認する
https://support.google.com/google-ads/answer/6327680

Google広告ヘルプ/不承認となった広告を修正する
https://support.google.com/google-ads/answer/1704381

 

まとめ

Google広告の広告審査が落ちた場合は、今回紹介した内容をふまえて、見出し、広告文、リンク先などを見直してみてください。基本的なルールを守り、正しく商材・サービスの内容が伝わるような表現を心がけましょう。

BOPコミュニケーションズでは、Web広告の運用代行を行っておりますので、興味があれば気軽にご相談ください。

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