デザイナーとしての心得を考えよう

2020/11/28

デザインの役割を考える

世の中に数多く存在するデザイン。
私たちは日常生活で常にデザインに囲まれて生活しています。

まぁデザインと一言でいってもそのビックワードの中には多くのデザインが含まれるんですが、今回は広告関係の「デザイン」としてお話しますね。

今日はデザインをする意味・役割ってなんだろう?という事をテーマに、バナーデザインを例にしてデザイナーはどういった意識を持って作品と向き合っているのかという事を理解することが出来るかと思います。

カッコいい、綺麗だけではない広告デザインに必要な役割を一緒に見てみましょう。

 

デザインってなんだろう?

デザインというとアートや芸術やファッションなど個性的で煌びやかなイメージを持つ方が多いかもしれません。
確かにそれらも、勿論1つのデザインというモノになります。

しかし今回お話している広告関係のデザインというと上に書いたタイプとは少し異なり、クライアントの発信したいサービスやプロダクトなどの情報を「デザインという道具を使いターゲットにわかりやすく伝わるようにする。」という意味合いになってきます。

分かりやすい例で解説しますね!
素人の方がセールの告知バナーを作ると次のような形になる事が多くあります。

・文字の大小が全て同じ
・どの内容が重要なのかが不明確
・重要度のランク付けがされていない

など何が重要なのかがパッと見で伝わりにくいという問題が発生してしまいます。

このような問題を解決するために「デザイン」を使います。

before→after形式の参考画像を用意したので見てみましょう!

このように全て同じ比率だったテキストに大小の差を付け、ばらばらに配置されていたテキストを1つ1つのグループとしてまとめ、どの要素が1番大切かという事を意識してデザインしています。
カッコいい写真を配置したり、煌びやかな配色もしていません。

初期費用が0円で12月の限定なんだな!という事が左の状態ではパッと見てもわからなかったと思いますが、右の状態にする事でパッと見ただけでそれが伝わるようになっていると思います。
これが今回お伝えしたい広告業界での「デザインの役割」であり「デザインをする意味」そして「デザインの力」という事になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか!
今回は「デザイン」というビックワードの中でもクライアントが求めるものをうまくまとめて、わかりやすくユーザーに伝える事が広告業界のデザインとして非常に重要ですよね!という事をテーマにお話ししました。

デザインと聞くとどうしてもアートやファッションなどの華やかなイメージを持つ方が多いと思いますが、我々広告業界としてのデザインという意味では今回お伝えした、「伝わる分かりやすいデザイン」という部分になってきます。

デザイン作業は、例えるなら深い森で遭難したかのようにどちらに行けばいいかわからなくなる瞬間というのが必ず襲ってきます。
まぁ八方塞がりのようなイメージですね。
そのような時は、とにかく「伝わる・分かりやすい」ただそれだけのキーワードで良いので頭に置いて進んでみてください。
結構いい抜け道につながる事が多々ありますので!

デザインの森で迷った際は是非、今日のテーマを思い出して貰えたらと思います。

 

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