2020/11/27
YouTubeの利用ユーザー拡大や5Gサービスの開始などにより、動画広告の配信もこれまで以上にじわじわと広がりを見せています。
しかし、まだ活用しているユーザーが多くはないため、配信の方法によっては検索広告・ディスプレイ広告よりも少ない広告費で多くのユーザーにサービスや商材について知ってもらうこともできます。
また、YouTube動画広告の配信では、Googleの高度なターゲティング機能を使って、サービスに興味関心がありそうなユーザー・購入に繋がりそうなユーザーに対して効果的にメッセージを送ることができます。
今回はそんなYouTube動画広告の中から、「サービスの認知度アップ」に特化した4つの広告フォーマットについてご紹介します。
認知度アップに特化した4つの広告フォーマット
・6秒以内で、短くインパクトのあるメッセージを広く配信したい:バンパー広告
(画像引用:Google広告ヘルプ)
動画の再生前/再生中/再生後に「スキップ不可/6秒以内」という短い時間で表示されます。
最大6秒と短い時間のため、最後まで見てもらえる”視聴完了率”が高く、15~30秒以上のTrueView広告を見ないユーザーにもリーチしやすい傾向があります。
モバイル対応を重視して設計されているため、主にモバイル端末に向けて配信されます。
広告が1,000回表示されるごとに課金されるCPM方式での課金体系で、他のインストリーム広告に比べてインプレッション単価が低くなる傾向があります。
YouTube動画とGoogle動画パートナー上のウェブサイト/アプリに表示されます。
・スキップされず、テレビCMのように最後まで動画のメッセージを見てもらいたい:スキップ不可のインストリーム広告
(画像引用:Google広告ヘルプ)
「最大15秒まで」の動画広告配信が可能で、途中でスキップボタンが表示されないため、動画を最後まで見てもらうことでメッセージを伝えたいときに活用できます。
動画広告の中では、一番テレビCMに近い形のフォーマットになります。
YouTube動画の再生前後、または再生途中に表示されます。
目標インプレッション単価制での入札になり、広告のインプレッション数によって料金が発生します。
YouTubeの動画再生ページか、Googleパートナー上のウェブサイト/アプリに表示されます。
・YouTube以外の場所で、リーズナブルに動画のリーチを拡大したい:アウトストリーム動画広告
(画像引用:Google広告ヘルプ)
YouTube上では広告は表示されず、Google動画パートナー上のウェブサイト/アプリに表示されます。
モバイルとタブレット限定で表示され、既存の動画広告を使用してモバイルサイトやアプリ向けに更にリーチを拡大することができます。
1つアセットを作成すれば、レスポンシブディスプレイ広告のように自動的に様々な広告枠のサイズに合わせて広告掲載が行われます。
ウェブ上ではバナー枠に表示、アプリ上ではバナー/インタースティシャル/インフィード/ネイティブ形式で表示され、縦向きや全画面と幅広い形式で表示されるため、下記のような特徴があります。
・ニュースサイトやショッピングサイトなど、ユーザーがYouTube以外のサイト/アプリを見ているときに動画広告を表示できる。
・様々な広告枠に表示されるため、多くのユーザーにリーチすることができ、認知度を高めることができる。
広告は画面上に表示されたタイミングで、ミュート状態で自動再生が始まります。
ユーザーはタップすることでミュートを解除できますが、そのままスクロールして飛ばしたり、広告を閉じることもできます。
広告面積の50%以上が見える状態で、2秒以上連続して再生されると料金が発生する、vCPM方式での課金体系です。
・大きなイベントの前後や新商品の発売に向け、短期間で多くのユーザーにサービスを知ってもらいたい:マストヘッド広告
(画像引用:Google広告ヘルプ)
この広告のみ純広告の形になり、Googleの営業担当者を通じて予約制で利用する必要があります。
YouTubeのホームフィード上部に広告が表示されるため、一番目立つ場所で大規模なリーチ拡大/認知度向上を狙うことができます。
ターゲティングはせず、できるだけ多くのユーザーにリーチしたい場合は「1日の費用(CPD方式)」で購入すると、その日にできるだけ多くのユーザーにリーチすることが可能です。
ターゲティングを行いたい場合は、「インプレッション単価(CPM方式)で購入を行うと、ターゲティングオプションを使ってできるだけ多くのユーザーに広告を表示させることができます。
まとめ
今回は「認知度アップ」に特化したYouTube広告のフォーマットについてご紹介しました。
YouTube広告には、認知拡大を行ったあとの「比較検討段階」「行動段階」にアプローチできるフォーマットもあります。
こちらについても、次回コラムでどんなもの/特徴があるかまとめていきます。
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