2021/02/12
Yahoo!ディスプレイ広告のターゲティング機能が改善
Yahoo!は、2021年2月24日にYahoo!ディスプレイ広告(YDA)でターゲティング機能を改善する予定であると発表しています。
今回のターゲティング機能改善は、現在Yahoo!が進めている自動入札の機能を改善することが主な目的であると考えられます。
参照
【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告(運用型)ターゲティング機能改善について
ターゲティング機能の改善内容
▼改善内容
■1つの広告グループに複数のリストを設定可能
1つの広告グループに複数のリストを設定できるようになります。
(変更前)
1広告グループにつき、各ターゲティングのリストを配信または除外でそれぞれ1件のみ設定可能
(変更後)
1広告グループにつき、各ターゲティングのリストを配信と除外あわせて10件まで設定可能
→最近のアカウント構築の傾向として、媒体の自動学習機能を最大限に発揮させる為に、1つの広告グループに集約することが多くなっております。
そうすることで、広告グループに学習する為の数値が集まりやすく学習の効率化を進めることができる為です。
今までは、1広告グループに1つのリストしか紐付けることができなかった為、今回の改善により1広告グループに複数のリストを紐付けることが可能となり、より機械学習を効率化することができるようになると考えられます。
■リストごとに入札価格調整率を設定可能
広告グループに設定した各ターゲティングのリストにそれぞれ入札価格調整率を設定できるようになります。
→今までは、1広告グループに1つしかターゲティングリストを紐付けることができなかった為、リストごとの入札調整は広告グループ単位で行うことで十分でしたが、今回の改善によりリストごとに調整ができるようになっているようです。
■プレイスメントターゲティングに「除外専用リスト」が追加
登録できるURL数が最大10,000件の「除外専用リスト」の作成ができるようになります。
1アカウントに1リストのみ作成可能で、配信除外のみ設定できます。
→今までは、除外専用リストという概念がなく、配信と除外に関わらずプレイスメントリストを作成して、プレイスメントの配信もしくは除外の設定を行っていました。
しかも、プレイスメントリストは、1つのプレイスメントリストに1,000件のURLしか設定することができない状態でした。
その為、除外したくても設定できるURLの上限に引っかかってしまって、除外できないケースが発生するアカウントもあったかと思います。
今回のターゲティング機能改善によって
今回のターゲティング機能改善によって、今まで広告グループを細かく設定する必要があったものを1つの広告グループに集約させることができるようになります。
その為、1つの広告グループに配信データを集約させることができるようになる為、自動入札の学習機能が更に引き上がることでしょう。
除外専用プレイスメントリストの導入については、ブランドセーフティーを重視する企業向けに導入されたものと考えられます。
ブランドセーフティーを重視する企業にとって、除外できるプレイスメントが1,000件のURLだと足りないケースが多々あると考えられますので、そういった企業への改善だと想定されます。
まとめ
BOPコミュニケーションズでは、媒体の最新トピックを広告運用に活用しています。
最新トピックを取り入れた効果的な広告運用をご検討したい方は、お気軽にご相談ください。