2021/02/25
Facebookカタログ機能とは
FacebookとInstagramで宣伝、販売するアイテムの情報を保持することができるコンテナです。
商品(Eコマース)、ホテル、フライト、目的地、不動産・住宅、自動車など、さまざまな種類のインベントリーのカタログを作成できます。
カタログの作成と管理を行うためのプラットフォームとして、コマースマネージャが用意されています。
カタログを作成することで、次のことができるようになります。
・タイトル、画像、説明、価格、バリエーションなど、アイテムの情報を追加・管理する。アイテムのアップロードは、1点ずつ、または一括で行えます。
・カタログ内に、顧客に紹介するアイテムのサブグループであるセット(広告用)またはコレクション(ショップ用)を作成する。
・アクセス許可を割り当てて、他の利用者やパートナーがカタログで作業できるようにする。
・カタログに言語と国の情報を追加して、顧客の言語や国に合わせた正確なアイテム情報と価格が自動的に表示されるようにする。この機能は現在、広告でのみ利用可能。
・ダイナミック広告、コレクション広告、カルーセル広告、コラボレーション広告などのさまざまな種類の広告を使って、宣伝ができる。
・Facebookに投稿したアイテムのタグ付けやInstagramのショッピング機能の設定ができる。
カタログの作成方法
新しいカタログを作成する方法は次のとおりです。
1.コマースマネージャを開きます。
※未作成であれば、ビジネスのFacebookページを作成して、カタログをビジネスに割り当てるため、ビジネスマネージャを設定してください。
2.カタログの作成を始めます。
・初めてのカタログの場合は、[スタート]をクリックします。[カタログを作成]を選択してから、[スタート]をクリックします。
・カタログがすでに1つ以上ある場合は、カタログのリストが表示されます。[+ カタログを追加]を選択して、新しいカタログを作成します。
3.販売するインベントリーの種類を選択して、[次へ]をクリックします。
4.[Eコマース](商品)を選択した場合、どのようにアイテムをカタログに追加するかを、次のいずれかから選択します。
・アイテムを自力で追加する場合、[商品情報をアップロードする]を選択する。
・パートナープラットフォームで商品をホスティングしている場合、[Eコマースプラットフォームにリンク]を選択する。お使いのプラットフォームがFacebookと統合されていて商品がインポートできる場合は、ここでカタログを作成する必要はありません。
5.カタログを所有するビジネスマネージャアカウントまたは個人アカウントを選択します。
カタログを使用するためおよび他の人にカタログを操作する許可を割り当てるには、ビジネスアカウントを選択してほとんどのチャネルをロック解除する必要があります。ビジネスアカウントを選択するには、ビジネスマネージャアカウントの管理者である必要があります。
6.カタログの名前を入力します。
7.[作成]をクリックしたら新しいカタログの完成です。
カタログ作成のポイント
できる限り、複数のカタログを作成するのではなく、1つのカタログですべてのアイテムを管理することをおすすめします。
1つのカタログを使用すると、次のようなメリットがあります。
・インベントリーを効率よく管理
すべてのアイテムが1つのカタログにまとまるので、アイテムの閲覧や管理が簡単になります。
・オーディエンスを構築
すべてのアイテムを1つのカタログで管理すると、アイテムのピクセルイベントがカタログ間で分割されなくなります。そのため、オーディエンスを効果的に構築でき、広告と販売のパフォーマンスが向上する可能性があります。
・ショップで販売
FacebookまたはInstagramのショップでアイテムを販売している場合や、将来的に販売する予定がある場合、コマースアカウントにリンクできるカタログは1つのみであるため注意が必要です。このカタログを後で切り替えることはできません。1つのカタログを使用すると、リンクしていない他のカタログにアイテムが分割されることはなくなり、ショップですべてのアイテムを販売できます。
Facebookのカタログ機能の使い方
カタログ機能の開き方
1.ホーム画面右上にある▼を選択して、「ビジネスマネージャ」を選択する
2.左下にある「すべてのツール」を選択して、アセットの下にある「カタログ」を選択する
3.作成したカタログ名を選択することで、カタログが開く
カタログマネージャでは、アカウントに紐付けされているすべてのカタログを開けます。
ホーム画面でビジネスマネージャが表示されない場合は、カタログマネージャからアクセスしましょう。
カタログに商品情報を追加
1.カタログマネージャを開く
2.商品情報を追加するカタログ名を選択する
3.左の欄にある「商品データソース」を選択する
4.右上にある「製品を追加」を選択する
以上で、既存のカタログに商品情報を追加できます。
商品情報の一括で追加するには、CSVファイルを編集する必要があります。
Facebookのカタログ機能をインスタに連携させる方法
1.ビジネスアカウントのインスタグラムを作成する
2.FacebookでEコマースカタログを作成する
3.作成したカタログに、インスタグラムでタグを付ける商品情報を追加する
4.Facebookのカタログマネージャを開く
5.作成したカタログを選択して、「利用方法」を開く
6.「その他のカタログの利用方法」を選択して、「Instagramショッピング」を選択する
7.「Instagramビジネスプロフィールをリンク」を選択して、「アカウントをリンク」を選択する
Facebookのカタログ機能と連携させることで、インスタグラムのショッピング機能を開設できます。
インスタグラムのショッピング機能では、カタログに登録した有形商品を、投稿した画像にタグ付けすることが可能です。
そのタグをユーザーがタップすると有形商品を購入できるようになるため、インスタグラムユーザーと商品の距離をより近づけることができるでしょう。
カタログのアイテムを宣伝する方法
カタログを使用して、以下のようなさまざまな種類の広告でアイテムを宣伝することができます。
ダイナミック広告
ダイナミック広告では、オンラインでアイテムに興味を示した人に、関連するアイテムがカタログから自動的に表示されます。ダイナミック広告は、カタログのアイテムと、ウェブサイトやアプリにインストールする短いコードであるFacebookピクセルやSDKからのイベントとをマッチングします。
コレクション広告
コレクションは、ヒーロー画像またはヒーロー動画の下にカタログのアイテムが4点表示される広告フォーマットです。利用者はアイテムをタップして詳細を確認したり、類似のアイテムを閲覧したりできます。
カルーセル広告
カルーセルは、複数の画像や動画をスクロールして表示できる広告フォーマットです。各画像・動画に個別にリンクを設定できます。カタログのアイテムをカルーセルカードにダイナミックに追加するように設定することができます。
コラボレーション広告
ブランドがコラボレーション広告を利用する販売者を通じてアイテムを販売する場合、この広告を使用してダイレクトセールスキャンペーンを実施することができます。ブランドは、販売者パートナーから自分のビジネスに共有されるカタログのセグメントを使用して、ダイナミック広告を掲載できます。
関連コラム ECサイトで販売している企業様必見!無料で導入できるFacebookショップとは?
まとめ
以上、Facebookカタログについて紹介でした。
商品情報の入力など手間がかかりますが、登録した商品をダイナミック広告を作成したり、投稿画像にタグ付したりできるだけでなく、Instagramショッピング機能を利用するには、登録が欠かせません。Instagramのショッピング機能は今後さらに市場が大きくなることが予測されます。そのため重要な販売ツールとなりえますので、Facebookカタログを作成してショッピング機能を活用することをおすすめします。