2021/03/22
購入前提のユーザーが多いため、広告出稿から販売までを繋げやすいAmazon広告。
商品で、”ブランド登録”を行っているものは「スポンサーブランド広告」の配信が行えます。
今回は、Amazon広告のスポンサーブランド広告について、概要と入稿の方法をご説明します。
スポンサーブランド広告とは？
このように、Amazonの検索結果ページに、「ブランド名+見出し+商品」の形式で表示されているのが「スポンサーブランド広告」です。
PCとモバイルでの検索結果ページの最上部や検索結果内、サイド部分に表示されます。
CPC課金方式で、”広告がクリックされたときだけ広告費が発生”します。
配信のメリット
■目立つ場所に大きく表示されるので、商品の認知・クリックに繋げやすい。
スポンサーブランド広告の最上部枠は、スポンサープロダクト広告よりも上の位置にあります。
また、スマートフォンでは、スポンサーブランド広告が表示されると、画面の半分程度を占める形になります。
このように目立って表示されるため、特にユーザーに見られやすくなる広告です。
クリック・販売にも繋がりやすくなるほか、まだ知られていない商品の認知度アップにも活用することができます。
また、Amazonで自社ブランド名を検索したときに、他社の商品が上位に出てくる場合があります。
そんなときも、指名検索に対して出稿することで、ユーザーが他社製品に流れにくくなる効果もあります。
■ストアページにもユーザーを誘導できる。
スポンサーブランド広告では、リンク先に「ストア」を指定することができます。
商品単体としての宣伝だけではなく、「ストア単位での宣伝」が可能です。
そのため、”ブランド全体としてのイメージ”も見てもらいながら、複数商品を紹介することができます。
■スポンサープロダクト広告よりも強く訴求ができる。
Amazon広告の代表的な種類、”スポンサープロダクト広告”では、「商品画像+商品名」でユーザーの検索ニーズに応える必要があります。
スポンサーブランド広告では、上記に加えて「見出しテキスト」「イメージ画像や動画」「CTA」「ブランド名」も表示することができます。
商品の強みや使い方、どんなライフスタイルに合うか…などを、スポンサープロダクト広告よりも強く訴求することができます。
■新規のお客様の購入数/売上額を測定できる。
スポンサーブランド広告では、「新規のお客様の購入数・売上額」を測定することができます。
目立ちやすいスポンサーブランド広告は、検討・購入に至る前の「認知層」にもリーチできます。
通常の指標とあわせて、新規購入層の指標も確認することで、販売拡大に繋げていくことが可能です。
また、一般的に新規のお客様獲得は、リピートのかたを獲得するよりも広告費と時間がかかります。
新規指標を見ることで、新規/リピート層別で違う数値目標を持って広告配信を行うことができます。
スポンサーブランド広告の構成
スポンサーブランド広告は、下記の要素で構成されています。
・見出し
・CTA
・ブランド名
・ブランドロゴ
・商品 or ストアページ
・カスタムイメージ(2021年3月現在、β版として提供)
■入稿の要件
-テキスト・配信ページ
-画像・動画
スポンサーブランド広告の広告種類
スポンサーブランド広告には、3つの広告種類があります。
・商品を宣伝できる「商品コレクション広告」
・ストアを宣伝できる「ストアスポットライト広告」
・動画を使って商品を宣伝できる「動画広告」
①商品コレクション広告
出品している「商品」を、1点～最大3点まで掲載することができます。
キーワードターゲティング、商品ターゲティングにて配信が行なえます。
②ストアスポットライト広告
「ストア」を3ページ掲載することができます。
ストアページに、トップページと少なくとも3つのサブページが必要になります。
キーワードターゲティング、商品ターゲティングにて配信が行なえます。
③動画広告
商品1点と、それを紹介する動画をセットで掲載することができます。
こちらのターゲティング方法は、キーワードターゲティングのみになります。
設定方法
キャンペーンの新規作成を選択し、「スポンサーブランド広告」を選択します。
任意のキャンペーン名、開始日と終了日、予算を設定します。
商品コレクション/ストアスポットライト広告/動画から設定したい広告種類を選択します。
表示される画面に沿って、広告配信したい商品・ストアページ・動画の選択を行います。
続いて、配信クリエイティブの入稿を行います。
ポリシーに沿って、こちらの項目を入力していきます。
・ブランド名(全角/半角30文字まで)
・ブランドロゴ
・テキスト見出し(全角/半角35文字まで)
・商品/ストアページの表示順と表示名
また、実際の配信イメージは、右側のプレビュー画面で随時チェックすることができます。
続いて、ターゲティングの方法を選択します。
検索キーワードに対して広告表示させたい時は「キーワードターゲティング」、特定の商品ASINやカテゴリーに対して広告を表示させたい時は「商品ターゲティング」を選択します。
(2021年3月現在、動画広告は”キーワードターゲティング”のみ使用可能です。)
選択後、配信/除外したいキーワードか商品をそれぞれ入力していきます。
すべての項目の入力が終わったら、一番下の「審査に申請」ボタンを押したら入稿は完了です！
審査通過後、スポンサーブランド広告の配信がスタートできます。
まとめ
今回はAmazonのスポンサーブランド広告についてご紹介しました。
商品のブランド登録が必須になるため、少しハードルが高くなりますが、認知拡大にも販売にも効果があります。
Amazon内でもっとブランドを拡大していきたい、という場合はスポンサーブランド広告を活用していきましょう！
また、弊社BOPコミュニケーションズでは、Amazon広告の運用も承っております。
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