2021/07/07
【Google広告】カスタマーマッチの概要と設定方法
Google広告のカスタマーマッチとは、自社が保有する電話番号やメールアドレス、名前、郵便番号などの顧客データを活用して広告配信に活用する手法です。Google広告の画面から、顧客データをアップロードすることで、アップセルのや、クロスセルを目的とした広告配信、また類似オーディエンスとして新規顧客へのアプローチを目的とした広告配信などに活用することができます。
カスタマーマッチの活用方法
・過去に商品を購入したが、現在は購入していないなどの休眠顧客を掘り起こす
・既存顧客に対して新商品などの販売を促すプロモーションを行う
・既存顧客の類似オーディエンスを作成し、新しい顧客を見つける
・特典やキャンペーンなど、既存の顧客にアプローチを行う
・新規顧客に対してのみ広告配信をしたいなど、配信除外ユーザーとして設定
カスタマーマッチの更新方法
・手動で顧客データをアップする
・APIを使用する
・カスタマーマッチアップロードパートナーを利用する
・サードパーティーの自動ソリューションを利用する(Zapierなど)
カスタマーマッチのデータが使用できるキャンペーン
・検索キャンペーン
・ショッピングキャンペーン
・ディスプレイキャンペーン
・動画キャンペーン
・ファインドキャンペーン
カスタマーマッチの登録方法(手動でアップする方法)
①「ツール」から「オーディエンスマネージャー」を選択します。
②「オーディエンスリスト」から「顧客リスト」を選択します。
③任意のオーディエンス名を入力します。
④下記の3つのデータの種類から選択が可能です。
・メールアドレス、電話番号、住所をアップロード
・ユーザーIDをアップロード
・モバイルデバイスのIDをアップロード
・データをハッシュ化していないデータをアップロードする場合
→「ハッシュ化されていない書式なしテキストデータをアップロードする」を選択。
・データがハッシュ化されたデータをアップロードする場合
→「ハッシュ化データをアップロードする」を選択。
※アップロードデータファイルの作成例:電話番号のみをデータとして活用する場合
(詳しい作成手順はこちらをご参照ください。)
⑤Googleのカスタマーマッチに関するポリシーへの同意に✓をします。
⑥顧客データを登録しておく期限を決めることができます。
「期限なし」と設定した場合、有効期限は無期限となります。
最後に「リストをアップロードして作成」でアップロード作業は完了になります。
注意点
カスタマーマッチを使用するにあたり、以下を満たしている必要があります。
・これまでお支払いに関して問題が発生していないこと
・90日以上のGoogle広告のご利用実績があること
・これまでポリシーを遵守してきた実績があること
・ご利用金額が全期間で 5 万米ドルを超えていること
(7/5本日時点約5万ドル=日本円5,557,725円相当)
Google広告ヘルプカスタマーマッチ関連ページの参照
まとめ
本日はGoogle広告のカスタマーマッチについてご紹介しました。眠っている顧客データがまさか広告配信に有効活用できるとは思っていなかった人も多いのではないでしょうか。お客様の情報を扱うので、個人情報の管理にはしっかり注意する必要はありますが、他社にはない自社の貴重な顧客データですので、うまく有効活用することで、広告効果の高い広告配信として活用できるかと思います。弊社でも、このようなカスタマーマッチを使用した広告手法などを取り入れた広告運用代行を行っております。お気軽にご相談ください。