PASO構成とは?「伝わらない文章」にさよならする伝達術と活用方法

2025/05/19

「SNSに投稿しても反応が薄い」
「広告文を書いたけど、クリックされない」
「提案資料を出しても、イマイチ通らない…」

そんな悩み、感じたことはありませんか?
一生懸命書いても伝わらない文章には、共通する“構成の欠陥”があることが多いのです。

そこで注目したいのが、プロのコピーライターやマーケターも実践している「PASO構成」。
このシンプルな型を使うだけで、読まれる・響く・動かす文章に変わると言われています。

今回は、PASO構成の基本から、実際にどんな場面で使えるのか、ビジネスやマーケティングにおける活用事例などをご紹介します。

 

PASO構成とは?

PASO構成とは、「Problem(問題提起)」「Affinity(共感)」「Solution(解決策)」「Offer(提案)」の頭文字を取った、読み手を自然に引き込む文章構成の型です。

伝えたいことがあるとき、「何から話せばいいか分からない」「まとまりが悪い」と感じることはありませんか?
そんなときにPASOを使えば、相手の心理に寄り添いながら、論理的で説得力のある文章が作れます。

4つのステップの意味と役割
・P(Problem)/問題提起
 読み手が抱える悩み・課題を最初に提示することで、「これは自分のことだ」と共感を得られます。

・A(Affinity)/共感
 読み手の気持ちに寄り添い、「その気持ち、わかります」と伝えることで、信頼関係を築きます。

・S(Solution)/解決策
 課題に対する明確な解決策を提示。商品やサービス、考え方などの“答え”を具体的に示します。

・O(Offer)/提案
 最後に、「今すぐ試してみましょう」「無料で体験できます」といった行動を促す呼びかけを加えます。

 

PASO構成が使われる主な場面とは?

PASO構成は、「読者を動かす」文章が求められる場面で特に威力を発揮し、以下のような用途で広く使われています。

1. Web広告(検索広告・SNS広告など)
限られた文字数の中でも、悩みの提示 → 共感 → 解決策 → 行動促進という流れを組み込むことで、ユーザーの心に響くコピーを作れます。

2. ランディングページ(LP)
商品やサービスの詳細を紹介するLPは、PASO構成との相性が抜群です。読み手がスクロールしていく流れとPASOの順序が一致しているため、自然に購入や申し込みへ導けるのです。

3. セールスライティング(商品紹介・営業資料など)
ただのスペック紹介にとどまらず、「なぜ必要か」「どう役立つか」をストーリーとして伝えるにはPASO構成が効果的。見込み客の不安や疑問に寄り添うことで、信頼と納得を生みます。

4. ステップメール / メルマガ
1通1通にPASO構成を応用することで、読み手の関心を高めながら成約に向けた導線を引けます。シリーズで徐々に訴求力を高めることが可能です。

5. SNS投稿(X、Instagramなど)
短い投稿でも「悩み → 共感 → 解決 → 誘導」の構成を意識することで、ただの情報発信から“行動につながる投稿”に変えられます。

6. プレゼン資料・社内提案書
社内での企画提案やプレゼンでもPASO構成は有効です。問題提起と共感で関心を引き、明確な解決策と行動提案で相手を納得させやすくなります。

 

PASOとPASONAの違い

似たような構成法として有名なフレームワークに「PASONAの法則」があります。

PASONA(Problem、Agitation、Solution、Narrowing down、Action)はより感情を揺さぶる構成です。

一方PASOは、短時間で要点を伝えたい場合や、コンパクトな文章を求められる場面に向いています。

SNS広告やセールスコピー、日常的な提案文など、幅広く使いやすいのがPASOの魅力です。

 

PASO構成の実例:英会話サービス紹介

・Problem(問題提起)
「英語を勉強したいけれど、仕事が忙しくて通学する時間が取れない…」

・Affinity(共感)
「社会人になると、勉強の時間を確保するのは本当に大変ですよね。」

・Solution(解決策)
「そんなあなたには、スマホ1台で24時間どこでも学べる『EnglishGo』がぴったりです。」

・Offer(提案)
「今なら7日間の無料体験キャンペーン中。ぜひ一度、お試しください!」

 

PASO構成を使うときの注意点

・読者のリアルな悩みに刺さっているか?
 誰にでも当てはまりそうな抽象的な悩みではなく、ターゲットが「自分のことだ」と思える具体性が大切です。

・共感パートが形だけになっていないか?
 「気持ち、わかります」と一言で済ますのではなく、同じ経験を共有したり、状況を深く理解している様子を描くと効果的です。

・提案がぼやけていないか?
 「よかったら検討してください」ではなく、「今すぐ無料体験を」など、強く背中を押す提案がカギとなります。

 

まとめ

今回は、PASO構成について、ご紹介しました。

PASO構成は、誰でもすぐに使えるシンプルな型でありながら、伝えたいことを整理し、相手の心を動かす力を持った文章術です。
広告、セールス、提案資料、SNSまで幅広い場面で応用が利き、使いこなせば文章の成果は格段に変わります。

「もっと読まれる文章を書きたい」「行動につながる伝え方をしたい」――
そう感じているなら、まずはこのPASO構成を試してみてください。
きっと、読者の反応が変わってくるはずです。

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