LINEヤフー、新AIブランド「Agent i」始動!LINEとYahoo! JAPANからワンタップで繋がる日常生活の伴走者へ

「AIを使ってみたいけれど、プロンプト(指示文)をどう入力すればいいかわからない」

「結局使いこなせていない」

——そんな悩みを解決する新しいAIサービスが登場しました。

LINEヤフー株式会社は2026年4月20日、LINEとYahoo! JAPANからワンタップで呼び出せる新AIエージェントサービス「Agent i(エージェント アイ)」を開始しました。

これまでのAIアシスタント機能を統合した本サービスは、日常の「何を買う?」「どこへ行く?」といった疑問から、面倒な日程調整やタスクの実行まで、LINEやYahoo!から直感的な操作でサポートしてくれます。

普段使っているアプリで何ができるようになるのか、気になるポイントをチェックしていきましょう。

 

統合により生まれたシームレスな対話・提案体験

今回スタートした「Agent i」は、「LINE」アプリの各タブや「Yahoo! JAPAN」トップページの検索窓横に配置されたアイコンから、ワンタップで即座に起動できるWebベースのAIエージェントサービスです。

従来のAIツールで大きな壁となっていた「どう指示(プロンプト)を出せばいいか分からない」という課題に対し、「Agent i」は直感的な操作感を追求しています。

複雑な文章を入力しなくても、画面上に表示される興味関心の選択肢をタップしていくだけで、AIと対話しながらスムーズに目的の情報へ辿り着くことができます。

さらに強みとなるのが、LINEヤフーが展開する100以上の多様なサービスから得られる独自データとの連携です。

検索や各種ポータルサービスの情報に加え、100万以上の店舗・企業が活用する「LINE公式アカウント」の情報とも連携することで、より正確で実用性の高い提案を可能にしています。

また、2026年6月までに実装が予定されている「メモリ機能」により、ユーザーの利用状況や好みをAIが学習。プライバシーに配慮した設計のもと、使えば使うほど一人ひとりのライフスタイルに寄り添った最適なアドバイスや支援をしてくれる点も注目のポイントです。

 

7つの「領域エージェント」でスタート、暮らしの決定をスムーズに

サービス開始時点で、日常の多様なシーンに対応する7種類の「領域エージェント」が提供されています(一部β版含む)。

【正式版エージェント】

  • お買い物: 「予算1万円以内の引っ越し祝い」など漠然としたニーズから候補を比較・提案。
  • おでかけ: 行き先やメンバーに応じたモデルコース作成やスポット案内。
  • 天気: 「Yahoo!天気」とリアルタイム連動し、服装や傘の要否など生活に沿ったアドバイス。

【β版エージェント】

  • レシピ: 冷蔵庫の食材画像を撮影して送るだけで余りものレシピを提示。
  • クルマ選び: 高精細な360度画像で外観・内装を確認しながら比較検討。
  • 相談・悩み事: 仕事や人間関係など、日常のモヤモヤや悩みに寄り添う対話体験。
  • ヘルスケア: 専門家監修のもと、日々の健康に関する疑問や不安をサポート。

買い物からおでかけ、日々の献立やメンタルケアまで、これまで別々のアプリや検索サイトで行っていた「調べる・決める」という作業を、AIとの対話ひとつで完結できるようになります。

日常のちょっとした判断ストレスを減らし、暮らしの意思決定をスムーズにしてくれる心強い味方となりそうです。

 

機能の拡充:自動タスク実行とパーソナライズ

「Agent i」は単なる情報提案にとどまらず、ユーザーに代わって複雑な手続きや予約を行う「アクション代行(自動タスク実行)」と「個人最適化」へと段階的に進化しています。

■タスク実行代行(順次実装・提供中)

これまでのAIのように「検索結果を見せる」だけで終わらず、LINEヤフーが抱える100万以上の「LINE公式アカウント」と連動(2026年6月より順次開始)。

飲食店の予約やサービスの申し込み、アフターフォローのやりとりまで、ユーザーの手間を大幅に削減する代行機能を備えます。

■AIお買い物メモ/商品比較
「○○の洗剤」「予算3万円の家電」などとメモ感覚で入力するだけで、Yahoo!ショッピング内の膨大な商品からスペックや価格、口コミをAIが自動比較。

そのままスムーズに購入・決済まで進められる体験を提供します。

■LINE日程調整サポート

LINEのトーク内でAIがカレンダー情報を参照し、参加者全員の空き時間を自動で抽出。

グループ内での候補日時の打診から最終決定までをスムーズに調整・手配してくれます。

■パーソナライズを深める「メモリ機能」

ユーザーの好み、過去の検索傾向、家族構成やアレルギー情報などのコンテキスト(文脈)をAIが記憶・学習(2026年6月より機能追加)。

使うほどに「言葉足らずの指示」でも意図を汲み取った回答が得られるようになります。

なお、記憶されたデータはユーザー自身でいつでも確認・削除でき、プライバシーに配慮した安心設計となっています。

 

このように情報の検索から比較・選択、そして実際の予約や購入・調整といった「行動」までをAIが一貫して代行することで、日常の面倒な手続きから解放され、より自由な時間を生み出すきっかけになりそうです。

 

法人・ビジネス向け展開とプラットフォーム全体の進化

LINEヤフーの狙いは、個人向けの便利ツールにとどまりません。

国内で圧倒的なユーザー基盤を持つプラットフォーム全体を、AIが主体的に人を支える「エージェンティック(Agentic)」な世界観へと進化させようとしています。

■店舗・事業者の接客を変える「LINE OA AIモード」(2026年夏予定)

100万以上の事業者が利用するLINE公式アカウント(OA)にAIモードを導入。

顧客からの問い合わせ対応やおすすめ商品の提案、来店予約の受付などをAIが24時間自動で行い、店舗の業務効率化と質の高いカスタマー体験を両立します。

■B2B領域を自動化する「Agent i Biz」(2026年8月予定)

エンタープライズ(企業)向けに特化したAIソリューション。

マーケティングの戦略策定からデータ分析、タスクの自動実行までを一気通貫で支援し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進します。

■コミュニケーションの未来「ムードを分析」機能

LINEのトーク内におけるやりとりから感情や文脈、場の雰囲気を可視化・分析する機能を開発。

AIが人間の「言葉の裏にあるニュアンス」まで汲み取った高度な対話支援を行えるよう進化していきます。

 

このように個人と店舗、対法人までがAIエージェントを介してシームレスに繋がることで、社会全体のコミュニケーションや経済活動のあり方そのものが大きく変わっていきそうです。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 「Agent i」の利用料金はかかりますか?

A. 基本機能は無料で利用できます。LINEアプリやYahoo! JAPANアプリをお使いの方であれば、特別な有料登録なしですぐに利用可能です。

Q. どこから利用を開始できますか?

A. LINEアプリ内の各タブに表示される専用アイコンやバナー、またはYahoo! JAPAN(Web/アプリ)の検索窓横にあるアイコンをタップするだけで起動します。

Q. 会話内容やプライバシーの扱いは安全ですか?

A. 入力されたデータはプライバシーに配慮して取り扱われます。学習へのデータ提供を制限したい場合は、LINEアプリ内の「設定」>「プライバシー管理」からいつでも設定の変更が可能です。

Q. これまでのChatGPTなどのAIツールと何が違うのですか?

A. 難しい指示文(プロンプト)を入力しなくても選択肢をタップするだけで操作できる点や、Yahoo!ショッピングやLINE公式アカウントなどLINEヤフーの独自サービス・情報と直接連携している点が大きな特徴です。

 

まとめ

今回は、LINEヤフーが提供を開始した「Agent i(エージェント アイ)」について、ご紹介しました。

「Agent i」の登場は、単に新しいAIツールが追加されたという出来事にとどまりません。

これまで私たちが日常的に行ってきた「キーワードを打ち込んで検索し、複数のサイトを比較して判断する」という行動そのものを、AIとの対話でシンプルに完結させる大きな転換点となりそうです。

最大の強みは、誰もが日常的に使っている「LINE」や「Yahoo! JAPAN」という既存のプラットフォーム上でそのまま利用できる点にあります。

特別な専門知識や複雑なプロンプト入力を必要とせず、生活導線の中でごく自然に高度なAI体験を享受できるようになります。

メモリ機能やタスク自動代行が実装・拡充されることで、AIは使うほどに一人ひとりの好みや文脈を理解する「頼れるパートナー」へと進化していきます。

まずは日々の「今日何食べよう?」「週末どこ行こう?」といった身近な問いかけから、AIエージェントがいる新しい暮らしを体感してみてはいかがでしょうか。

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