動画広告について

2020/10/22

動画広告市場が急成長を続けていますので、今回はWEBマーケティングにおける動画広告について紹介していきます。

急成長を続ける動画市場

サイバーエージェントが2019年に行った調査によると、2019年の国内動画広告市場は、昨年対比141%の2,592億円に。
今後も、オンラインメディアにおける動画フォーマットの拡大や動画専門メディアの普及などを背景にして、動画広告市場は急速な成長を続ける見込みで、その市場規模は2020年には2,312億円、2020年には3,289億円、2023年には、なんと5,065億円に達すると予測されています。

動 画 広 告 市 場 規 模 推 計 ・ 予 測 ( テ パ イ ス 別 ) 
[ 2018 年 一 2023 年 ] 
( 単 位 : 億 円 ) 
5000 
4000 
3000 
2000 
1000 
0 
0 PC 
1 ′ 843 
1 63 
280 
2018 年 
ス マ - ト フ ォ ン 
2 ′ 592 
2 ′ 296 
296 
2019 年 
3 ′ 289 
2 73 
316 
2020 年 
3 ′ 888 
3 ′ 560 
328 
2021 年 
4 ′ 470 
4 ′ 128 
342 
2022 年 
5 ′ 065 
4 フ 09 
356 
2023 年 
[ オ ン ラ イ ン に テ オ 総 研 / テ シ タ ル イ ン フ ァ ク ト 調 へ ]

【参照:サイバーエージェント|2019年国内動画広告の市場調査を実施 https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125】

 

動画広告のメリット デメリット

メリット

情報量が多く印象を残しやすい
商品への好意度を上げやすい
拡散されやすい

デメリット

動画クリエイティブ次第
スキップされ視聴されない可能性がある
コストと納期がかかる

動画広告の種類

インストリーム広告

各プラットフォームで動画を閲覧(再生)する際に流れる広告のことで、動画広告の中で最も利用されています。
インストリーム広告には3つの種類があり、広告が流れるタイミングで種類が分かれます。

・動画再生時:プレロール
・動画途中:ミッドロール
・動画終了時:ポストロール

また、視聴途中にスキップできるものをスキッパブル広告、スキップできないもの(完全視聴させるもの)はノンスキッパブル広告と呼ばれています。

インバナー広告

従来のバナー枠に配信されるタイプの動画広告で、インディスプレイ広告とも呼ばれる。インバナー広告は、DSPなどで動画サイト以外の広告枠に配信できるところが強み。
動画サイトの利用が少ないユーザーに対しても、従来のディスプレイ広告と同様に「リターゲティング」や「オーディエンスターゲティング」などでターゲティングして配信できる。
動画のファイルサイズによっては、配信費が変動する場合も多くCPMは静止画の数倍~数十倍にもなる。

インリード広告

ユーザーがWebページをスクロールして動画広告が画面に表示されたら動画が再生されるという仕様の広告でメインコンテンツ中にあることが条件。(単にスクロールして表示される広告はインスクロール広告)
インバナー広告の場合、広告が画面に表示されていなくても再生が始まってしまうがインリード広告では動画の最初から見せることができる。
動画広告の位置までスクロールした時に、アニメーションで動画プレーヤーを表示するといったユーザーの注目を集めるような仕様も。
また、メインコンテンツと同じ枠に表示され画面占有率も高いため、通常のバナー広告よりも視認性が高くなるというメリットがある。

 

動画広告の主な課金形態

CPV課金

CPV(Cost Per View)は、動画再生された1回あたりに課金される単価のことを指します。
従来のリスティング広告ではCPMやCPCを利用されるケースが多いですが、動画では「視聴される」ことが重要なため、動画広告ではよく使用されます。

CPM課金

CPM(Cost Per Mille)はインプレッション(広告が画面に表示された回数)1,000件ごとの平均費用を指します。
計算式は「CPM=コスト/インプレッション(広告が表示された回数)×1,000」

CPC課金

CPC(Cost Per Click)は配信した広告の1クリックあたりの費用を指します。
計算式は「CPC=コスト/クリック数」
CPMでは、表示された回数が指標となるが、CPCではクリックされた回数が指標となるため、動画広告では使用されるケースは少ない。

 

動画広告の配信先

YouTube

動画広告種類

・インストリーム広告 (スキップ可能)
・インストリーム広告 (スキップ不可)
・TrueViewディスカバリー広告
・バンパー広告
・マストヘッド広告

課金形態

・CPV
・CPC
・CPM
・CPD or CPM

 

Twitter

動画広告種類

・プロモビデオ広告
・プレロール広告
・スポンサーシップビデオ広告
・ビデオカンバーセーショナル広告
・ビデオアプリカード広告
・プロモライブビデオ広告

課金形態

・動画の再生数
・インストリーム動画の再生数

 

Facebook, Instagram

動画広告種類

<Facebook>
・インストリーム広告
・フィード広告
・ストーリーズ広告
・その他 (プレミアム動画、プレイアブル動画)

<Instagram>
・フィード広告
・ストーリーズ広告
・ディスカバリー(発見)広告

課金形態

<Facebook>
・CPM
・CPC
・ThruPlay

<Instagram>
・CPM
・CPC
・CPI
・CPV

 

LINE

動画広告種類

・Smart Channel
・タイムライン
・LINE NEWS
・LINE マンガ
・LINE ウォレット
・LINE BLOG
・LINE ポイント
・LINE ショッピング
・LINE広告ネットワーク

課金形態

・CPM
・CPC

 

GDN(Googleディスプレイアドネットワーク)

動画広告種類

・インストリーム広告 (スキップ可能)
・インストリーム広告 (スキップ不可)
・TrueViewディスカバリー広告
・バンパー広告
・マストヘッド広告
・アウトストリーム動画広告

課金形態

・CPV
・CPM
・CPD
・vCPM

 

Yahoo!ディスプレイ広告

動画広告種類

・ディスプレイ広告 (運用型)
・ディスプレイ広告 (予約型)※2020年秋から順次提供開始予定
・インストリーム広告

課金形態

・CPV
・CPM
・CPD
・vCPM

※キャンペーン目的によって、入札戦略や課金ポイントが異なります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

BOPコミュニケージョンズでは動画広告の動画作成からサポートできます。
広告効果を検証しながらブランディング行いたい企業様はぜひご相談ください。

 

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