2020/10/28
Amazon広告とは
数億種類の品揃えを誇る日本最大級の総合オンラインストアAmazonが運営する広告です。現在、AmazonではECだけではなくビデオ・オン・デマンドや音楽配信など日常に欠かせない様々なサービスを提供しています。
Amazon広告は、純広告である Amazon Media Group (AMG) と運用型広告である Amazon Marketing Service (AMS) と Amazon Advertising Platform (AAP) の全てが統合され、”Amazon Advertising”という名前になりました。
仕組みとしては、リスティング広告に似ており、クリック課金型でキーワードを指定することで、検索結果の下や検索結果の上部、商品詳細ページなどに自然な形で広告が出稿される仕組みです。ターゲティング設定(自動/手動)と入札単価の調整が可能です。
Amazonに商品を出品して、商品の販売を伸ばしていくには検索結果の上位に表示されることが重要です。Amazonによると、ユーザーの7割は検索結果の1ページ目しか見ていません。Anazonの検索結果で1ページ目に掲載されるためには、商品へのアクセス数や注文数、レビュー数が評価対象となるため、上位表示にはある程度販売実績が必要となります。そのため出品したての商品はどうしても厳しい戦いを強いられてしまいます。そこで、Amazon広告を活用しアクセス数や注文数を増やすことが有効な施策です。
Amazonのメディアパワー
【参照:Amazon Advertising 広告媒体資料 2020年10月-12月期 】
アマゾン広告のメリット・デメリット
メリット
・メディアとしての力が大きい
・蓄積された膨大な購買データをもとにターゲティングできる
・購入意欲の高いユーザーにアプローチできる
・広告で販売数が増えると、Amazon検索で上位表示が見込める
・競合商品を検討しているユーザーにアプローチできる
・転売対策ができる
デメリット
・潜在層の獲得が難しい
・掲載できない商品がある(アダルト関連、タバコ、電子タバコ、銃刀類・その他危険物、医薬品・医療機器・医療サービス、その他利用規約で禁止されている商品)
アマゾン広告の種類
スポンサープロダクト広告
Amazon内で個々の出品商品をプロモーションするクリック課金制(CPC)の広告です。Amazonに登録している広告主の商品情報から自動でクリエイティブが生成されますので、容易に広告配信が可能です。
スポンサーブランド広告
ブランドロゴ、カスタム見出し、および最大3つの商品を掲載することができるクリック課金制(CPC)の広告です。関連性の高い商品検索結果ページに表示され、出品商品と同じような商品を購入しようとしているユーザーに訴求ができます。また広告をクリックすると自社のブランドページに誘導できるので、ブランドや商品ラインナップの認知度向上を図ることができます。
スポンサーディスプレイ広告
スポンサーディスプレイ広告を利用することで、Amazonのサイト内の商品詳細ページなどへディスプレイ広告を表示することができます。広告を掲載する商品を選ぶだけで購入者と購買行動にもとづいて自動でクリエイティブ生成してくれるので、最小限の労力で最大限の効果を発揮することができる広告です。競合他社の商品から自社商品への流入も期待できます。
ディスプレイ広告
これまでAmazon Media Group (AMG)と呼ばれていた広告です。「ディスプレイ広告」および「動画広告」はAmazonサイト内での表示となり、時期と掲載場所、および掲載料を特定した上でAmazon内での「商品(サービス)告知」が可能です。スポンサープロダクト、スポンサーブランド、スポンサーディスプレイはとは異なり、CPM課金です。また、最低出稿金額が150万~と設定されています。
広告バナーを掲載場所
ストア
魅力的なショッピング体験を提供するAmazon 内のページで、ブランドや商品を紹介することができます。
ブランド登録していること、スポンサープロダクト広告が利用可能な状態であることが条件になります。
※ストアページは無料で作成可能です。
カスタム広告
Amazonで商品の販売をしていなくてもプロモーションとして使用することができ、デジタル広告だけでなく、ライブイベントとの連携やAmazonの商品発送の梱包内にチラシやブックカバーを同封することができます。革新的な広告に取り組みたい方におすすめの広告です。
Amazon DSP
Amazonサイト内とAmazon外の提携ネットワーク面に対して、Amazonの閲覧履歴や購買履歴をもとにした詳細なターゲティングを用いて、ディスプレイもしくは動画広告を表示できる広告です。Amazonで商品を販売していない場合でも利用が可能で、広告をクリックするとAmazonの商品詳細ページや広告主のウェブサイトへ誘導が可能です。
※Amazonが直接運用するマネージドサービスと、セルフサービスの2種類の運用方法があります
【参照:Amazon Advertising】
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回Amazon広告の基本的なところを紹介してきました。
Amazonはコロナ禍においても巣ごもり需要でオンライン販売を大きく伸ばしていますので、今すぐAmazonで販売を伸ばしていきたい方は、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告の活用がおすすめです。
BOPコミュニケーションズでもAmazon広告の運用代行を行っていますので、現在Amazon広告出稿しているが、改善をはなりたいなどのご要望があれば一度ご相談ください。