2021/03/29
・広告が表示された時、どの会社の広告と比較されているか知りたい。
・急にインプレッション数やクリック数が減った。
・クリックが増えて広告費が一気に上がった!どうして?
そんなときは、Google広告の「オークション分析レポート」を見てみると、なにかヒントが見つかるかもしれません。
オークション分析レポートとは?
Google広告で、「同じ広告オークションに参加している、他社広告との掲載結果」を比較できるレポートです。
「検索広告」と「ショッピング広告」のキャンペーンで利用が可能です。
・自社の広告が表示されているとき、競合としてどこの広告ドメインが表示されているか。
・他社広告と比べ、どれぐらい上位表示されていたか。
・広告のインプレッションシェアはどれぐらいあったか。
…などを、期間を指定してチェックすることができます。
そのため、「この期間は競合が広告出稿を弱めていた?」
「いつもより上位表示率が上がっていた要因は…」と、変化に対する仮説を立てる材料などにも活用できます。
キャンペーン別/グループ別、検索キャンペーンではキーワードのレポートも作成可能です。
期間やデバイスなど、セグメント別の結果を確認することもできます。
オークション分析で確認できる指標について
オークション分析レポートでは、下記の指標を確認することができます。
■検索キャンペーンで見られる指標
・インプレッションシェア
・広告の重複率
・上位掲載率
・ページ上部表示率
■ショッピングキャンペーンで見られる指標
・インプレッションシェア
・広告の重複率
指標の内容はそれぞれ下記のようになります。
期間ごとにどのように数値が変化しているかを見ていくことで、あとからでも任意の期間のオークション状況を推測することができます。
◎インプレッションシェア
「実際の表示回数÷表示される可能性があった回数の推定値」で算出される割合です。
・表示される可能性が1,000回あった
・うち100回は実際に広告が表示された
⇒インプレッションシェアは10%になります。
◎広告の重複率
自分の広告と、他の広告主の広告が同時にインプレッションを獲得した割合です。
・自社の広告が100回インプレッションを獲得している
・競合であるB社の重複率が50%だった
⇒100回のうち50回は自社広告と同時にB社の広告も表示されています。
◎上部掲載率
他の広告主の広告が、自分の広告よりも上位に表示された割合です。
・B社の上位掲載率が10%
・自社広告のインプレッション数が100回
⇒100回のうち10回はB社の広告が上位に表示されています。
◎ページ上部表示率
広告が”ページ上部”に表示された割合です。
・ページ上部表示率が20%
・自社広告のインプレッション数が100回。
⇒100回中20回はページ上部のいずれかの場所に表示されています。
◎ページ最上部表示率
広告が検索結果ページの最上部に掲載された割合です。
・ページ上部率が10%。
・自社広告のインプレッション数が100回。
⇒100回中10回はページに最上部に広告が表示されています。
オークション分析レポートの確認方法
Google広告管理画面、左メニューの「キャンペーン > オークション分析」と選択すると表示されます。
また、グループ単位でのオークション分析レポートを見たい場合は、「広告グループ > オークション分析」で確認できます。
同様に、キーワード別でも「キーワード > オークション分析」で確認することができます。
時間別/デバイス別で分類して表示したい時は、「分類」メニューから分割が可能です。
まとめ
今回は、Google広告の「オークション分析レポート」についてご説明しました。
競合と比較し、どのような配信状況だったかを把握して日々の運用に活かせる機能です。
配信結果になにか大きな変化があった…というときに確認してみると、なにかヒントが得られるかもしれません。
また、弊社BOPコミュニケーションズでは、Google広告の運用も承っております。
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