2021/08/17
2021年8月より、Amazon広告の新機能で、キャンペーンに「予算ルール」を設定できるようになりました。
設定した期間や条件に合わせて、日予算の上限を自動的に引き上げてくれる機能です。
たとえばいつもより売上が伸びるセール期間に使うと、日予算上限による機会損失を減らすことができる機能です。
今回はそんなAmazon広告の”予算ルール”についてご説明します。
条件に合わせて日予算上限の引き上げをする「予算ルール」
Amazon広告の「予算ルール」は、特定の期間や条件に合わせて、自動的に日予算の上限を引き上げてくれる機能です。
条件は「掲載期間」「効率(パフォーマンス)」の2つから選択できます。
設定した条件を満たしたときに、「キャンペーンの日予算×設定した増加率」で「翌日の日予算上限」を引き上げることができます。
【例】
8/1～8/15の間で、ACOSが20%以下の時に、日予算を30%アップ…など
実際の設定画面を見ていくとわかりやすいので、早速ですが設定方法を見ていきましょう！
設定方法
設定したいキャンペーンに入り、左メニューから「予算ルール」→「予算ルールの追加」を選択します。
ルール設定画面から、「掲載期間」「効率」のどちらかを選んで設定を行っていきます。
-掲載期間
特定の日付を指定して、予算上限を引き上げます。
-設定項目
・開始～終了日
・日次か週次か(日次の場合は毎日、週次の場合は特定の曜日のみルールが適用)
・予算の増加率
-効率
ACOS、クリック率、コンバージョン率などの指標をベースにルールを作成できます。
「過去7日間」の配信データを元に、指定したパフォーマンス条件を満たしたときに予算上限が引き上げられます。
(※7日間のデータがどう見られるかのロジックは非公開とされています。)
また、「キャンペーンの1日予算が最低600円以上」の場合に使用できる、という条件があるので注意しましょう。
-設定項目
・開始～終了日
・日次か週次か(日次の場合は毎日、週次の場合は特定の曜日のみルールが適用)
・パフォーマンス指標
・予算の増加率
設定に使えるパフォーマンス指標は、こちらの組み合わせです。
使用時の注意点
◎実際に予算上限が引き上げられるのはルール判定の「翌日」
設定したルールは1日1回判定が行われ、その結果から「翌日の1日の予算」が算出されます。
そのため、条件を満たした”当日”は、予算上限の引き上げは行われません。
設定内容によっては、予算上限を上げたい日に引き上がらない可能性もあるので注意しましょう。
◎複数のルールを設定すると「予算の増額率が最も高いルール」が適用される。
例えば、1つのキャンペーンに下記の2ルールを設定すると、8/14は予算の増額率が高い「50%増額」が優先して適用されます。
・8/1～8/15まで、予算を20%増額する。
・8/14は、予算を50%増額する。
まとめ
今回はAmazon広告の「予算ルール」についてご説明しました。
まだリリースされたばかりの機能で、これから更に設定内容が充実していく可能性もあります。
予算上限による機会損失を減らすため、有効活用していきましょう！
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