【Facebook広告】リーチ&フリークエンシー機能

2021/09/28

大規模な認知度アップ施策を行うときに活用できる「リーチ&フリークエンシー」機能

リーチ&フリークエンシー機能は、Facebook広告での大規模なリーチ配信に特化した機能です。

基準として、「20万人以上に対してブランドの露出を高めたい場合」に最適です。
大規模な認知施策やブランディング施策を行いたいときに活用できます。

 

また、通常のオークション形式の広告との違いとして、下記のものがあります。
・配信前に予算あたりのリーチ数・フリークエンシー・CPMの予測値が算出される。
・CPMは変動制ではなく、予約時の固定CPMが適用される。
・上記のように配信期間と推定配信結果を確認し、オークション制ではなく「予約制」の形で購入する。

 

設定したキャンペーンは最初にリーチ目的で最適化され、その後に選択したキャンペーンの目的に最適化されます。

リーチ獲得に特化しているため、「リーチ・ブランドの認知度アップ・動画の再生数アップ」を行いたいときに最も効果を発揮します。
(逆に、予算内で効率的にクリックやコンバージョンを獲得したい場合は、従来のオークション形式の使用が推奨されています。)

名前の通り、通常の配信ではできなかったフリークエンシーキャップを設定しての配信も可能です。

 

利用の条件や特殊なポイント

リーチ&フリークエンシー機能には、いくつか使用の条件や注意点があります。
基本的に配信規模が大きく、広告費も多く発生する傾向があるため、事前にチェックしておきましょう。

■配信条件

・キャンペーン作成時に「リーチ&フリークエンシー」を選択できるアカウントでのみ使用可能。
・入稿時の推定値で、最低20万人以上にリーチする必要あり。
・想定リーチ数が20万人を下回っている場合は配信不可。(予算アップやターゲティングの変更で対応)

■注意するポイント
・配信条件とあわせて、20万人にリーチするだけの広告費が”最低予算”として発生します。
・広告が配信できる期間は、開始日~終了日までで最大90日までです。
・配信の6ヶ月前から配信予約が可能になります。

 

実際の設定内容

ここからは、実際の設定画面を見ながらどんな項目があるのか見ていきましょう。

■キャンペーンの目的
キャンペーンの作成時に、下記のものから選択することができます。
基本的にリーチ獲得をメインとした機能になるため、「ブランドの認知度アップ・リーチ・動画の再生数アップ」の配信時に活用することが推奨されています。
ですが、トラフィックやコンバージョンも選択はできるため、配信の目的に合わせた選択を行いましょう。

 

■リーチ&フリークエンシーの推定数
この機能最大の特徴で、「予算・目標リーチ数・オーディエンス数の割合のいずれか」を入力すると、下記4つの予測値が表示されます。
この予測値は、入力値やターゲット設定を変えると随時変動します。

推定数ですが、おおよそ近しい予測値として事前に配信結果のシミュレーションを行うことができます。
(※あくまで推定値なので、100%この結果になるとは限りません。)

 

■広告の掲載期間
広告の開始~終了日を設定でき、期間は最大90日間までが設定できます。
また、”広告を表示する時間帯”も指定することができるのが特徴です。
後述しますが、リーチ&フリークエンシー機能はオフ入稿/あとからの一時停止が原則できないため、設定期間には十分注意しましょう。

 

■地域とオーディエンス
オーディエンスや配信地域の設定が可能です。
デフォルトでは国全体/オーディエンスを絞り込まない配信が入力されているので、こちらも注意しましょう。

 

■広告の配置
広告の配置先を指定することが可能です。
(ただし、クリエイティブによっては配置の追加/削除ができないこともあります。)

 

■ブランドセーフティー
暴力や性的なコンテンツの中に広告が表示されないよう、3段階でセーフティーレベルを指定できます。

 

■フリークエンシー
Facebookが指定したデフォルト値、あるいは自分で設定したカスタム値を設定できます。
カスタム値の場合は、「○日間で○回」の形式で設定を行います。

 

よくあるトラブルと対応例

リーチ&フリークエンシー機能は、”予約”という形を取るため、通常のオークション形式に比べて柔軟性が低い部分もあります。
よくあるトラブルと対処法をいくつかご紹介します。

■期間を決めての予約形式のため、広告のオフ入稿は不可。
配信期間を指定しての予約購入になるため、開始日を指定→当日になったら配信がスタートします。
通常のキャンペーンや広告セットのように、オフ状態で入稿→手動でオンに切り替え、ということができません。
初動の配信量も多くなる傾向があるため、いきなり配信がスタートしてしまった…とならないよう、開始日の設定はよく確認を行いましょう。

■配信途中で広告セット/キャンペーンの一時停止はできず、”削除”にする必要がある。
キャンペーンの配信数が低下している場合、配信中の広告セットの停止はできません。
途中でキャンセルをしたい場合、「広告セットやキャンペーン単位で削除」の対応を取る必要があります。

■広告が1件のみだと削除できないことがある。
配信開始後は、広告が常に1つ掲載されている必要があります。
そのため、広告セットに広告が1件しかない場合、削除ができないことがあります。

その場合は、広告セット内に2つ目の広告を入稿→1つ目を削除…という手順を踏む必要があります。

■期間内で配信ペースが均等にならない可能性が高い。
キャンペーンは、「1回目のフリークエンシーを獲得するまで」に一番多く配信が行われます。
そのため、配信直後に配信量/広告費が多く出る動作をすることが多くなります。

媒体からの例として、フリークエンシーを「6日ごとに2回」に設定している場合、下記のような動作になるとの記載もあります。
・最初の3日間で殆どの配信が行われる。
・残りの3日間は2回めのインプレッションを獲得する可能性を高めるために使われる。

 

まとめ

今回はFacebook広告の「リーチ&フリークエンシー」機能についてご紹介しました。

 

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