2023/05/09
まずはじめに覚えて置いて欲しい言葉として、今日も世界中で「デザイン」によって多くの人々が助けられているということ。
「デザイン」というとカッコいい・可愛い・スタイリッシュなど、ビジュアル的な部分を優れた状態にする。という認識・イメージを持っている人が多いと思います。
その認識も勿論、正しいのですが、「デザイン」は人々の生活に欠かせない重要な役割を担っています。
今回はそんなデザインの役割についてご紹介します。
危険なデザイン
まず見て頂きたいのがこちらのピクトグラム(視覚的な図記号で表現されたシンボルマーク)
こちら、実際に東京都心の商業ビルで使われていたトイレのピクトグラムなんです。
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、さぁトイレに入ろうと思い、スタスタ歩いて行きチラっと見た瞬間に、どちらが男性用・女性用と瞬間的に判断できるでしょうか？
画面上だとゆったり見る事ができますが、無意識な上、ある一定の速度で歩いている最中です。
実は私、二度見してしまい。一瞬、立ち止まってよく確認してから先を進みました。
他の人はどういう反応をするのか、数人チェックしてみると、やはり私と同じく一瞬立ち止まり確認する人。
中には異性のトイレに入りかけてしまった人もいました。
デザインの役割
例に挙げたトイレのピクトグラムでよくわかる通り、このピクトグラムは昔ながらのあの真っ赤・真っ青の昭和的な古くさいトイレのピクトグラムと違い、彩度を絞ったお洒落な配色であったり、フラットデザインになっていたり確かに今風なモダンなデザインに仕上がっています。
しかし、このピクトグラムの本来の目的である「トイレ利用者が迷わずスムーズに目的のトイレに向かえる」という役目が果たされているかというと、疑問符が浮かびます。
またこれが立ち止まってよくチェックできる場所のピクトグラムだったから良かったですが、
これがもし、時速80kmで走行している高速道路の分岐点の標識だったらどうでしょうか？
考えただけでも寒気がしますね。
つまり、ピクトグラム・標識に限らずデザインというモノは世界中の人々が安全に正しい行動ができるようにアシストするという非常に重要な任務を任されていると言っても過言ではありません。
そう、つまり今日も世界中で「デザイン」によって多くの人々が助けられているという訳です。
まとめ
今回はピクトグラムに学ぶデザインの役割をお話しました。
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