【LINE広告】ルートドメインが異なる場合でもCV計測を行う方法

2023/10/23

LINE広告でルートドメインが異なる場合でもクロスドメインでのCV計測が可能に

LINEは、日本で最も利用されているSNSメディアの一つで広告媒体として活用している企業も多いかと思います。

先日、LINE広告でルートドメインが異なる場合でもクロスドメインでのCV計測ができる機能を追加したというリリースがあったので、ご紹介します。

 

クロスドメインでのCV計測がどのように変化するのか

今までLINE広告ではクロスドメインでのCV計測において、サブドメインが異なる場合においてはCV計測ができておりましたが、ルートドメインが異なる場合はCV計測ができない仕様となっておりました。

それが、今回のアップデートにより、ルートドメインが異なる場合でもCV計測ができるように仕様が変更になったということです。

ただし、この機能を活用するには、LINE広告のベースコードを下記のように修正する必要があるので、ご注意ください。

変更前

_lt(‘init’, {
  customerType: ‘lap’,
  sharedCookieDomain: ‘abc.com’,
  tagId: ‘tag_id
});

 

変更後

_lt(‘init’, {
  customerType: ‘lap’,
  sharedCookieDomain: ‘abc.com’,
  tagId: ‘tag_id,

  autoLink: [‘abc.com’,’xyz.com’]
});

 

変更後のタグに記載している赤字部分をベースコードに追記することでこの機能を活用することが可能となります。

上記のautoLink の設定では、LINE Tagを設置している計測対象となるドメインの全ての記述が必要となります。

 

クロスドメイン計測の注意事項

ルートドメインが異なるクロスドメイン計測を行うにあたっては、下記の項目について注意が必要となる為、事前に確認しておきましょう。

・アンカータグ(a tag) から発生したページ遷移の場合のみ有効となります。 (JavaScript等で発生したページ遷移では本機能は動作しません)
・ページ内の他スクリプトと競合し、本機能が動作しない場合があります。
・導入にはページ管理者、開発者に確認の上、テストを行った上で、正しく機能するか確認して下さい。
・ファーストパーティーCookieの利用が許可されている必要がある為、[ファーストパーティーCookie・ローカルストレージを利用] が有効になっているか確認して下さい。

 

まとめ

今回は、LINE広告でルートドメインが異なる場合のCVの計測方法について、ご紹介しました。

この機能が追加されることで今までルートドメインが異なる場合だとCV計測を諦めていた場合でもCV計測を行うことができる為、LINE広告のパフォーマンスを向上させることができるかもしれません。

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