SEO対策の鍵!LCP(Largest Contentful Paint)の概要と改善方法

2024/09/02

SEO対策に影響を与えるLCP(Largest Contentful Paint)とは

SEO対策では様々な指標を元に対策を行いますが、SEO対策の指標にLCP(Largest Contentful Paint)というものがあります。

LCP(Largest Contentful Paint)では、ウェブページがどれだけ速く表示できるかを示す指標となり、SEO対策でも重要な指標の一つとなっています。

LCPは、ページの読み込み速度を評価するための重要なメトリクスの一つで、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上とSEO対策において重要な役割を果たします。

LCPは、特定の視覚的な要素がブラウザのビューポート内に表示されるまでの時間を測定します。

これには、画像、動画、ブロックレベルのテキスト要素(例えば、<div>タグ内のテキスト)などが含まれます。

■LCPの理想的な時間

Googleは、LCPの理想的な時間を以下のように設定しています:

  • 2.5秒以内: 良好(Good)
  • 2.5秒から4.0秒: 改善が必要(Needs Improvement)
  • 4.0秒以上: 遅い(Poor)

これに基づき、2.5秒以内に主要なコンテンツが表示されることが、ユーザー体験を向上させ、検索エンジンの評価を上げるために重要です。

■LCPを改善するための方法

LCPを改善することは、ページの読み込み速度を向上させ、結果的にSEOパフォーマンスを高めるために不可欠となります。

以下にLCPを最適化するための具体的な方法をいくつか紹介します。

a. サーバー応答時間の短縮
  • サーバーの応答が遅いと、主要なコンテンツの表示も遅れます。これを改善するためには、サーバーの性能向上やキャッシュの利用、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の導入が効果的です。
  • サーバー側の遅延を減らすために、必要なリソースをキャッシュする、リクエストの数を減らす、データベースクエリを最適化するなどの手法が有効です。
b. レンダリングをブロックするリソースの削減
  • CSSやJavaScriptなどのレンダリングをブロックするリソースを削減することで、ページの表示速度を向上させることができます。CSSを効率的に読み込むために、不要なCSSを削除し、必要な部分のみをロードするようにします。
  • JavaScriptも同様に、非同期に読み込むか、遅延ロードを活用して、レンダリングの妨げにならないようにすることが重要です。
c. 画像の最適化
  • 画像はウェブページの読み込み速度に大きく影響するため、最適なフォーマット(例:WebP)を使用し、圧縮を行ってファイルサイズを減らします。
  • 適切なサイズの画像を使用し、大きすぎる画像を表示しないようにします。レスポンシブデザインを採用し、デバイスの画面サイズに合わせた画像を提供することも重要です。
d. クライアントサイドのレンダリングの効率化
  • JavaScriptの実行時間を短縮し、必要な部分だけを効率的に実行するようにします。不要なJavaScriptを削除し、モジュールを適切に分割することで、クライアントサイドの負荷を軽減します。
  • メインスレッドの作業を最小限に抑え、バックグラウンドでの処理を利用して、メインスレッドの負荷を軽減します。

 

LCPは、SEO対策では重要となる指標ですが、そもそもLCPの現状を把握しないと対策を行うことができません。

LCPを調査する為のいくつか代表的なツールがある為、下記のようなツールを活用してLCPの現状を調査することをお勧めします。

▼Google PageSpeed Insights

  • 概要: Googleが提供する無料のオンラインツールで、ウェブページのパフォーマンスを評価し、LCPを含む各種パフォーマンス指標を測定します。
  • 特徴: LCPの測定結果とともに、ページの改善点や具体的な最適化の提案を提供します。モバイルとデスクトップの両方でのパフォーマンスを評価できます。
  • 利用方法: URLを入力して分析を実行すると、LCPのスコアと詳細なレポートが表示されます。
  • URL: Google PageSpeed Insights

▼Google Search Console

  • 概要: サイト所有者向けの無料ツールで、検索トラフィックやサイトのパフォーマンスをモニタリングし、改善するための情報を提供します。
  • 特徴: Core Web Vitalsレポートを通じて、LCPのパフォーマンスに関するデータを確認できます。特に、実際のユーザーのデータを基にしたレポートが提供されるため、実ユーザーの体験を反映した改善が可能です。
  • 利用方法: サイトをGoogle Search Consoleに登録し、「Core Web Vitals」レポートからLCPのデータを確認します。
  • URL: Google Search Console

▼WebPageTest

  • 概要: ウェブページのパフォーマンスを詳細に分析するためのオンラインツールで、LCPを含む各種パフォーマンス指標を測定できます。
  • 特徴: 世界中の異なるロケーションやデバイスからのテストが可能で、ページの読み込みプロセスを詳細に表示します。LCPに影響を与える要素を特定するのに役立ちます。
  • 利用方法: URLを入力し、希望のテスト条件(ロケーションやデバイス)を選択して分析を実行します。
  • URL: WebPageTest

▼GTmetrix

  • 概要: ウェブページのパフォーマンスを評価し、改善点を提案するオンラインツールです。LCPの測定も含まれています。
  • 特徴: ページの読み込み時間、パフォーマンススコア、詳細なレポートを提供し、LCPを含むCore Web Vitalsのデータを確認できます。デバイスや地域ごとのパフォーマンス測定も可能です。
  • 利用方法: URLを入力してテストを実行し、結果レポートでLCPのデータを確認します。
  • URL: GTmetrix

 

SEO対策は、WEB集客を行うにあたっては、非常に重要な要素となりますので、自社サイトのLCPが現状でどのようになっているか把握してWEB集客の改善を行っていきましょう。

 

まとめ

今回は、SEO対策で重要な指標になるLCP(Largest Contentful Paint)について、ご紹介しました。

LCPはSEO対策の内部対策を行うにあたって重要な指標となります。

まずは、自社サイトのLCPがどのような状況なのかを把握して、数値が悪いようであれば改善を行うことでSEO対策の強化を行いましょう。

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