【Yahoo!ディスプレイ広告】Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)に「コンバージョン価値の最大化」入札戦略が正式導入!その効果とは?

2025/06/01

先日、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で今までβ版として導入されていた入札戦略「コンバージョン価値の最大化」という機能を正式に導入するとLINEヤフーからリリースされました。

この「コンバージョン価値の最大化」という入札戦略が本格的に導入されることで今までより柔軟で収益性の高い広告運用が期待できます。

今回は、「コンバージョン価値の最大化」とは何か、どのような広告主に有効なのか、そして導入によって期待できる効果について、ご紹介します。

 

コンバージョン価値の最大化とは?

「コンバージョン価値の最大化」とは、Yahoo!広告における自動入札戦略の一つで、広告が生み出す売上金額や利益などの“価値”を最大化するように最適化される仕組みです。

従来の「コンバージョン数の最大化」や「目標CPA(1件あたりの獲得単価)」とは異なり、この戦略では単に「獲得数」を追うのではなく、「より高価値なコンバージョン」を優先的に獲得することを目指します。

 

導入によって期待できる効果

1. 高単価ユーザーの獲得に最適化
この機能を使うことで、単価の安い商品の購入を狙うのではなく、高単価商品を購入する傾向のあるユーザー層に広告配信が集中するようになります。
たとえば、ECサイトで1,000円の商品よりも5,000円の商品を購入するユーザーを優先的に取りにいくような戦略が可能です。

2. 広告費の投資対効果(ROAS)が向上
従来の自動入札ではCPAを一定に保つことが主眼でしたが、「コンバージョン価値の最大化」では広告費1円あたりの収益を最大化することが目的になります。
これにより、同じ広告予算でも得られる利益を最大化できる可能性が高まります。

3. 商品ラインナップに価格差がある場合に特に有効
価格帯が幅広い商品を扱っている場合、単純にコンバージョン数を増やす運用では、どうしても単価の安い商品の成約ばかりが伸びがちです。
しかし、「価値」の最大化に焦点を当てることで、利益率の高い商品に注力した配信が実現できます。

4. 手動調整の手間が減り、運用が省力化
この入札戦略は機械学習によって自動的に最適化されるため、細かい入札調整やターゲティングを手動で行う必要がありません。
運用負担を軽減しながらも、効果的な配信が行えるのが大きな魅力です。

 

運用時のポイント

この機能を最大限に活かすには、コンバージョンごとの「価値」を正しく設定することが重要です。
例えば、1,000円の商品購入であれば「1000」、5,000円の商品購入なら「5000」といった数値をタグや計測ツールで設定します。

設定が正しく行われていない場合、広告の最適化が正確に働かなくなる為、導入前にトラッキング環境を確認しておきましょう。

※ショッピングカートの仕様によっては、コンバージョンタグへの金額反映方法が異なる場合があります。正確な設定方法については、カート提供元や開発担当者への確認をおすすめします。

 

どんな企業に向いているか?

・ECサイトを運営しており、商品価格に幅がある

・広告費1円あたりの売上(ROAS)を重視している

・コンバージョンの「質」や「価値」を重視したい

・手動運用の手間を削減し、自動最適化に任せたい

こうしたニーズを持つ広告主にとって、「コンバージョン価値の最大化」は非常に有効な選択肢になるでしょう。

 

まとめ

今回は、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)で正式導入された「コンバージョン価値の最大化」という入札戦略について、ご紹介しました。

「コンバージョン価値の最大化」は、従来のCPA重視の広告運用から一歩進み、本質的なビジネス成果に直結する運用手法へと進化させる機能です。

特に収益性の高いユーザーの獲得を重視する広告主にとっては、売上アップや広告費の効率化に大きく貢献する可能性があります。

Yahoo!広告をすでに活用している企業はもちろん、これから導入を検討している事業者も、ぜひ本機能の導入を検討してみてください。

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