2025/09/17
ビジネスにおいての「WEBデザイン」は単なる見た目の美しさだけでなく、ユーザーを顧客へと導くための「戦略的な武器」であると私自身考えています。特に、認知から購買までのコンバージョンファネル(AIDMAやAISASのモデルに近いもの)を意識してデザインを最適化することで、成果を大きく変化させられると思います!
経営者やマーケターと話す中で「どうやってサイトを改善すれば売上が伸びるのか?」という問いをよく耳にしますが、その答えの一つが、ファネルごとにデザインをチューニングするという事です!
という事で今回は、認知・興味・比較・意思決定・購買の各段階に合わせたビジュアルデザインの最適化の方法について、私なりの視点から整理してみたいと思います!
実際に過去の現場で感じたことや、デザイン戦略を通じて得られた気づきも併せて解説します。
認知から購買までの各段階に合わせたデザイン最適化手法について
ファネルは段階ごとにユーザーの心理が変化します。
だからこそ「すべてのページで同じデザインを使えばよい」という発想は誤りだと思っています。
・認知段階
「まず見てもらう」ための印象づくりが必要。
・興味段階
「もっと知りたい」と思わせる情報設計が必要。
・比較段階
「他より優れている」と伝える説得力が求められる。
・意思決定段階
「今すぐ行動したい」と感じさせる安心感と明確な導線が鍵。
・購買段階
「スムーズでストレスのない動き」がコンバージョンを支える。
次は、それぞれの段階ごとに私の考えるデザイン戦略を整理します。
認知・興味段階のデザイン戦略
認知と興味の段階では、ユーザーはまだ「商品を買う気」にはなっていません。
むしろ「なんとなく見かけた」という程度です。
ここで私は「視覚的インパクト」と「記憶に残る体験」が大切だと考えています!
◎視覚的インパクト
トップページやLPのファーストビューは、まさに勝負の場です。ブランドカラーの一貫性、大胆なビジュアル、そしてシンプルで力強いキャッチコピー。これらが揃うことでユーザーの記憶に残りやすくなります。私の経験では、ここで迷いや雑多な要素があると、認知の段階で離脱が増えやすいと考えています。
◎情報の入り口を整える
興味を持ってもらうには、分かりやすいナビゲーションやシンプルなカテゴリー設計が欠かせません。「ここをクリックすれば、知りたい情報が得られる!」と直感的に理解できるデザインを意識することが、次の比較段階へのスムーズな移行につながります。
比較・意思決定段階のデザイン戦略
比較段階では、ユーザーはすでに複数の選択肢を見ています。
ここで必要なのは「信頼感」と「差別化」です。
私はこの段階のデザインには「第三者の証拠」を盛り込むことが重要だと思います!
◎信頼を高めるデザイン要素
・実績の数値(利用者数、導入社数など)
・顧客の声やレビュー
・認証バッジやメディア掲載実績
これらを視覚的に整理し、アイコンやカードレイアウトを活用して「パッと見で理解できる」形にすることが効果的です。
◎差別化を伝えるデザイン
比較表や特徴を一覧化したグラフィックを使うと、他社との差が一目で分かります。
「他と違う理由」を明確に打ち出すことが、意思決定の後押しになると思います。
よくある質問
Q1: デザインだけでコンバージョン率は改善できますか?
A: 正直に言えば「デザインだけで劇的に変わることは少ない」です。ただし、UI/UXの最適化がファネルの各段階で“摩擦”を減らすことは確かで、その積み重ねが大きな成果につながります。
Q2: 写真やイラストはどこまでこだわるべきですか?
A: 認知段階では「印象に残るビジュアル」が最重要です。比較や意思決定の段階では「リアルで信頼できる表現」が有効。つまり、段階に応じて素材のトーンを変えるべきだと考えます。
Q3: モバイルとPC、どちらを優先すべきですか?
A: 多くの業界でモバイル流入が過半数を超えている現状では、モバイル優先で考えるべきです。ただし、BtoB商材などではPC利用も依然として多いため、ユーザー属性を見極めることが重要です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はコンバージョンファネル別WEBデザイン戦略をご紹介しました。
私は、コンバージョンファネルを意識したWEBデザインは「心理的な段階に寄り添うナビゲーション」だと思っていて、「認知・興味」では印象と導線を整え、「比較・意思決定」では信頼性と差別化を伝え、「購買段階」ではスムーズさを徹底する。
この積み重ねがユーザーの体験を心地よいものにし、最終的に売上につながると思っています!
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