2025/09/30
最近のニュースアプリ市場における広告フォーマットは、「ただ見せる」から「見せ方・体験」を重視する方向へと急速にシフトしています!
特にユーザーがスクロールしながら消費する「フィード型」コンテンツにおいては、広告の目立ち方・インパクト・視認性が成果を左右する大きな要素です。
今回SmartNewsがこのトレンドを捉えて正式機能としてリリースした「Large Unit(ラージユニット)」は、まさにこの「よりインパクトを」というニーズに応えるための動画フォーマットです!
広告主・クリエイターの双方にとって、新しい表現の可能性と広告運用の戦略を見直すきっかけを与えるものになると思います。
という事で今回は、Large Unitとは何なのか?そして従来フォーマットとの違いや、その特徴をご紹介していきます!
Large Unitとは?
Large Unit(ラージユニット)とは、SmartNews Ads の「運用型広告(Standard Ads / Standard Video Ads)」の中で提供される、フィード面(Channel View / トップチャンネルや各カテゴリのニュースフィード上)における広告の表示枠のひとつで、「通常のユニット(ニュース記事1段・静止画/動画フォーマット)」よりも大きな領域・視認性を確保できる形態の広告フォーマットを指します!
具体的には、動画広告でLarge Unitを選択することで、「より画面を占有する表示」「インパクト重視」「ブランド訴求を意識したクリエイティブでの出稿」が可能になるよう設計されています。
このフォーマットは、特に「ブランド認知」目的のキャンペーンでの利用が推奨されており、動画広告の標準フォーマットよりも大きな見せどころを持たせたいときに選択されます!
何が新しくなったのか?
改善点としては大きく2箇所ありますので、下記で説明します!
改善点①『動画クリエイティブのサイズ拡大』
・従来の広告フォーマットでは、動画の視認領域が限られており、広告が他のコンテンツに埋もれやすい課題がありました。今回のアップデートにより、Large UnitはSmartNews App上でより大きく表示されるようになり、視認性が大幅に向上します!
・広告がより目立ち、ユーザーの注目を集めやすくなるため、スクロール中の視聴時間が増加し、エンゲージメントや広告想起率の向上が期待できます!
改善点②『静止画像のクロッピング制限を撤廃(2024年10月リリース済)』
・従来のStandard Adsでは、ユーザー環境によって最大20%の表示カットが発生することがありました。しかし、2024年10月のアップデートにより、Large Unitではクロッピングなしでクリエイティブをフル表示できるようになりました!
・広告主が意図したデザイン・メッセージをそのままユーザーに届けることが可能になり、より視認性の高い広告配信が実現できます!
新しいLarge Unitにはこんな特徴がある
前項で紹介した新しくなった点を踏まえ、Large Unitが持つ具体的な特徴をまとめてみました!
◎視認性・インパクトの強化
Large Unit はフィード上での表示領域が大きく、スクロール中に目立ちやすい。また動画が動いたり音が出たりすることで、ユーザーの注意を引きやすい設計が可能。ブランド名や訴求内容を“スクロールで見落とされにくい”ような構成が求められる。
◎ブランド認知との相性がよい
従来はリーチや誘導重視の動画広告で Large Unit が使われることが主でしたが、ブランド認知を高めたいキャンペーンにおいて、ブランドロゴやメッセージがしっかり見える構成を取りやすい。これにより、ブランドイメージの想起率・認知率の向上が期待できる。
SmartNews Ads
◎動画フォーマットでの選択肢
Large Unit は動画広告で選べるフォーマットであり、動画尺・アスペクト比など一定の制約下で作成する必要がある。最大で 1 分以内など、標準の運用型動画広告の規定が適用されることが多い。
◎入稿要件のクリア
動画品質(解像度・フレームレート)、サムネイル静止画、見出しの文字数制限など、通常フォーマットよりクリエイティブの完成度が影響しやすい。動画の冒頭数秒でつかむ演出、ブランドロゴの露出・構図などに注意が必要。
◎成果・コストのトレードオフ
視認率・CTRの改善が見込めるため、「広告費用は多少高めになるが、CPA・ROASの改善可能性が高い」というポジション取りになる。あるケースでは、通常ユニットよりCTRが上がり、CPCが改善されたという報告があります。
◎キャンペーン設計の柔軟性
Large Unit は運用型広告に含まれており、ターゲティング(年齢・性別・地域 etc.)、入札調整、複数クリエイティブを用いた A/B テストなどが可能。通常の動画広告と同じ運用システムを使うが、「どの掲載面で表示されるか(Large Unit フィード面 etc.)」を選べる設定がある。
Large Unitは今までの動画フォーマットとどう違うのか?(従来フォーマットとの比較)
Large Unit を理解するには、「従来のStandard Video Ads /通常フィード上の動画広告フォーマット」との比較が不可欠です。下記に、主な違いを記載します!
◎表示サイズ・占有領域
🔷従来の動画フォーマット
フィード中の1ユニット分(ニュース記事1段分など)、スクロールに応じて他の記事と並行して表示されることが多い。視認性は「スクロールを止めるか・目を引くか」に依存。
🔶Large Unit
通常ユニットより領域が広く、動画が占める縦横比・表示領域が大きいため、スクロール時や一覧画面上でより目立つ。スクロール時の止まり方(ユーザーが目を止める可能性)が高まる。
◎訴求インパクト
🔷従来の動画フォーマット
短尺・簡潔なメッセージで興味を引くことが求められる。ブランド訴求よりもクリックや誘導重視のクリエイティブが多い。
🔶Large Unit
ブランド認知やイメージ強化を重視したクリエイティブが活かせる。視覚的インパクト、動画の訴求力が磨きやすい。大画面で見せることでメッセージが伝わりやすくなる。
◎目的/キャンペーン設計
🔷従来の動画フォーマット
リーチや誘導、クリック、獲得など幅広い目的に対応。コスト抑制を重視する出稿主に選ばれることが多い。
🔶Large Unit
主にブランド認知やイメージ訴求・視認性重視の目的で用いられることが多い。だが最近では、獲得目的(CPA目標)でも試験的に使われ、成果を上げている事例も出てきている。
◎コスト(CPC / CPM 等)
🔷従来の動画フォーマット
規模が小さくスクロール過程で見逃される可能性もあるため、通常はコスト効率を意識した入稿が可能。
🔶Large Unit
表示が目立つ分、CPM や入札単価が上がる可能性がある。だが視認率・CTR改善が見込めるため、クリックあたり・獲得あたりで見ると費用対効果が向上するケースも多い。実際、あるコスメ商材で Large Unit を投入したところ通常面と比べて CPA を約 2/3 に抑える成果が確認されている。
◎クリエイティブ要件
🔷従来の動画フォーマット
動画の尺(1分以内)、アスペクト比(16:9 など)、サムネイル画像などの標準的な要件。テキストや冒頭数秒の引きなどが勝負。
🔶Large Unit
大きく見せることを前提としているため、画面占有率の大きいビジュアルが映えるデザイン、音声・映像のクオリティ、視認性を高める演出(タイトル文字・ブランドロゴの位置/大きさ)などがより重要になる。クリエイティブ制作における投資が通常よりも大きくなる可能性あり。
よくある質問
Q.Large Unit は誰でも使えるのか?
→ 運用型広告(Standard Ads / Standard Video Ads)を利用している広告主なら利用可能。
ただし一部代理店限定や条件付きの場合あり。
Q.Large Unit はどこに配信されるのか?
→ 主にフィード面(トップチャンネルやカテゴリチャンネル)。
記事詳細面にはほとんど表示されない。
Q.入稿規定は通常の動画広告と違うのか?
→ 基本的なフォーマットや尺は同じ。
ただし視認性を活かすため、サムネイル・ロゴ配置・テキストサイズに注意が必要。
Q.コストはどのくらい変わるのか?
→ CPM や入札単価は高めになりやすい。
ただし CTR や視認率が改善され、結果的にCPCやCPAが良化するケースもある。
Q.効果的なクリエイティブは?
→ 冒頭数秒で目を引く演出、早めのロゴ露出、大きめで読みやすいテロップ、軽量かつ高品質な動画が望ましい!
Q.成果はどう測定すればいい?
→ 通常ユニットと併用し A/B テストを実施。
CTR/視認率/視聴完了率/CPA/ROAS などを比較。ブランド認知目的ならリフト調査も有効。
参照元:Large Unit 正式リリース | SmartNews Ads ヘルプセンター
【広告マネージャー v2】運用型広告(Standard Ads)|Large Unit | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート
まとめ
いかがでしたか?
今回は、SmartNews動画広告の新しい動画フォーマット「Large Unit」をご紹介しました!
従来の動画ユニットが「見られる・クリックされること」を主軸としていたのに対し、Large Unit は「視認性」「印象」「ブランドストーリー」「メッセージの強さ」に重きが置けるフォーマットです!
Large Unitは、SmartNews動画広告における新たな強力な武器となる存在になると思います!
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