WEBデザイナーにとってのポートフォリオの重要性と実践手法を解説

2025/10/21

ポートフォリオって、つい「自分の作品を並べる場所」と思いがちですよね。
でも、私が思う本当に評価されるポートフォリオって、作品を見せる場所ではなく、「考え方を見せる場所」というイメージなんです!

デザインは、見た目を整えるだけの仕事ではない!という事は、よく私自身語っていますが。
「なぜこの形にしたのか」「どんな課題を解決したかったのか」そこにこそデザイナーの価値があると思います。

私はこれまでいろんなポートフォリオを見てきましたが、印象に残るのは決まって「思考の流れが伝わるもの」。
どんなにビジュアルが美しくても、『なぜそうしたのか』が伝わらないと、ただの作品カタログ集になってしまう危険性もあるものなんです!

という事で今回はデザイナーにとって非常に大切なアイテムであるポートフォリオについて、私の経験を踏まえ「ポートフォリオ=思考プロセス集」であるべき理由と、それを実践するための手法について解説していきます!

 

あなたのポートフォリオは完璧ですか?

一度、自分のポートフォリオを第三者の目で見てみましょう。
・作品の説明が「完成形の紹介」で終わっていないか?
・Before/After しか載せていなくて、その間のプロセスが抜けていないか?
・色や構成の選定理由を書いているか?
・更新が止まっていないか?

私は昔、作品の見た目ばかりを重視していた時期がありました。
でも面接で「この色を選んだ理由は?」と聞かれ、うまく答えられなかったことがあります。
その経験以来、デザインの背景を語れるようにする事を意識するようになりました。

デザインの上手さよりも、思考の深さが見えるポートフォリオの方が、信頼を得やすいと今では実感しています!

 

デザイナーにとってのポートフォリオの重要性

ポートフォリオは、いわば『デザイナーとしての人格を映す鏡』だと私は考えています。
そして次の3つが特に、大事だと思っている項目です。

◎思考を「見える化」できる
どんなプロジェクトも、「なぜそうしたか」を言葉にすることが大切です!
私は、制作を終えた後に必ず「選択の理由」を整理します。
それをポートフォリオに残すことで、次の仕事にもつながりやすくなります。

◎信頼を得られる
クライアントや採用担当者は、デザインの裏側を見ています。
課題にどう向き合ったかが伝わると、『この人に任せてみよう』と思ってもらえます!
思考が見えるポートフォリオは、それだけで信用を積み重ねるツールになるんです。

◎自分の成長を振り返るきっかけになる
定期的に見返すと、過去の判断や試行錯誤の跡がよくわかります。
私は見直すたびに、昔よりも考え方が整理されてきたなと感じます。
ポートフォリオは、「自分の成長記録」にもなるんです!

 

思考プロセスを見せる具体的な方法

ここからは、どうやって「思考を見せる」ポートフォリオを作るか。
私が実際に意識しているポイントを紹介します!

◎ケーススタディの構成
私がよく使う流れはこの5ステップです!

・課題
何を解決したいのか

・調査
ターゲットや競合をどう分析したか

・アイデア
どんな方向性を考えたか

・制作
どんな判断を経て形にしたか

・結果
成果や反応、改善点

この構成でまとめるだけで、読み手は「デザインの背景」が自然と理解できます!
私は新しい案件を始めるときも、まずこの流れで整理するようにしています。

◎Before / After だけでは伝わらない理由
「見た目が変わった」だけでは、デザインの価値は伝わりません。
なぜその方向に変えたのか? どんな検討を重ねたのか?
その「間」にあるストーリーが重要なんです!

私も昔はBefore/Afterを並べるだけでしたが、
「どうしてこの形に?」と聞かれて答えに詰まった経験があります…。
それ以後、制作過程を丁寧に言葉にするようになりました。

◎「なぜその色を選んだのか?」を説明する
色選びには、いつも意図があります。
私は下記のように整理しています。
・ターゲットの印象や感情
・ブランドイメージとの整合性
・競合との差別化
・アクセシビリティや読みやすさ
・心理的・文化的な意味合い

たとえば「安心感を出したくて青系を選んだ」「温かみを持たせるためにオレンジをアクセントにした」など、一言添えるだけで説得力がぐっと増します!!
私も案件ごとに、色を選んだ理由を短くメモして残すようにしています。

◎レイアウトや構成にも「理由」を添える
「なぜここに要素を置いたのか」も立派な思考プロセスです。
視線の流れや情報の優先度、操作性など、意図を一文で説明するだけでも印象が変わります。

「視線が自然に中央へ誘導されるように配置した」など、
小さな一言でも「考えている人」という印象を与えられます!

◎制作過程を「見える形」に
テキストだけでなく、制作途中の素材も積極的に載せましょう!
私は下記をよく入れています。
・手描きラフ
・配色パターン案
・ワイヤーフレーム
・モックアップ比較
・構成の変遷をまとめたスライダー

完成形だけでなく「途中」を見せることで、あなたの思考力と柔軟性が伝わります!

 

レベル別のポートフォリオ戦略

すべての人が同じ見せ方をすればいいわけではありません!
経験値や職種によって、アピールすべきポイントが少しずつ違います。

◎未経験者の場合
・架空案件を作る
リアルなテーマ(カフェ、地元のイベント、アプリなど)を設定して、リサーチから制作までを一連で見せる。

・学びの過程を見せる
練習課題や改善の過程をそのまま載せてもOK。成長が伝わることが大事。

・思考の理由を言葉で補う
「こう考えた」「この方向はやめた」など、判断の背景をしっかり説明する。

未経験でも、考えながら作れる人だと伝われば評価は高いです!!


◎転職者・実務経験者の場合
・自分の役割を明確に
チームでの担当範囲や関わり方を具体的に書く。

・成果を数字で示す
アクセス増、離脱率改善など、結果を定量的に表す。

・改善提案・振り返りも書く
「ここはもっとこうできたかも」と書ける人は、次の現場でも伸びると感じてもらえる。

・全体の統一感
案件が増えてきたら、レイアウトやトーンをそろえて整理することも大切です。

◎定期的なアップデートを忘れずに
ポートフォリオは作って終わりではありません!
私は3〜6ヶ月ごとに内容を見直し、古い案件を整理したり、最新の仕事を追加したりしていました。
更新を続けることで、今の自分のスキルや方向性を自然に反映できるんです!

 

まとめ

今回はデザイナーにとって非常に大切なアイテムであるポートフォリオについてご紹介しました。
ポートフォリオは、あなたの「作品」を並べる場所ではなく、「思考」を見せる場所と覚えておいてください!
見る人が知りたいのは、どんなデザインをしたかではなく、『どう考えてデザインしたか』なんです!

思考プロセスを丁寧に言葉にし、色や構成の選択理由を説明できるようになると、
ポートフォリオ全体に深みが生まれます。

あなたのポートフォリオが、作品だけでなく「考えるデザイナー」としての魅力を伝える一冊になることを願っています!
お互い頑張りましょう!!!

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