スクールか独学かプロのデザイナーになる為に大切な事

2025/11/27

「やっぱりスクールに通わないと、デザイナーになれないですよね?」
この質問を、デザイナーを目指す方から今までに何度も受けた事があります。
そして、私の答えはいつも同じです。

「いえ、独学でもなれます。実際、私の周りには独学出身のデザイナーがたくさんいます」
こう解答すると、多くの人が驚きます。「でも、ちゃんと学ばないと…」「基礎がないと不安で…」と。

私の考えとして正直に言います。
スクールに通うこと自体は全く悪いと思いません。
むしろスクールは、基礎から体系的に学べますし、現場経験豊富な現役デザイナーの講師も多く、
そんな方から色んなサポートも得られて非常に良いと思います。
しかし、「スクールに通えば就職できる」という考えは、完全に幻想です。

私自身、制作会社の採用面接に参加した中で「スクール出身」か「独学」かで合否を決めた事は一度もありません!
見ているのは、ポートフォリオの質、思考プロセス、そして学び続ける姿勢です。

逆に、高額なスクールに通ってそれだけに満足してしまい、卒業後に手を動かさなくなる人の方が問題だと思っています。
一方で、独学でもコツコツと制作を続け、圧倒的なポートフォリオを作る人もいます。

大切なのは、「どこで学ぶか」ではなく、
「どれだけデザインというモノに本気で取り組む事が出来るか」だと私は思っています。

という事で今回は、スクールや、独学のリアルな道のり、そしてどちらを選ぶにしても重要なポイントについて、ご紹介します!

 

スクールに通っても就職できない人の共通点

スクールに数十万円を投資したのに、就職できない人を今まで何人も見てきました。
これは、なぜだと思いますか?

◎「通った」ことで満足してしまう
最も多いパターンが、スクールを卒業した時点で満足してしまうことです!
「半年間頑張った」「修了証をもらった」という達成感で、学習をストップしてしまう。

しかし、採用する側から見れば、スクール修了証には何の価値もありません。
見ているのは、あなたが実際に作ったデザインです。
スクール卒業後、どれだけ自主制作を続けたか。それが全てです。

◎受け身の姿勢が抜けない
スクールでは、カリキュラムが用意され、課題が与えられ、フィードバックがもらえます。
この「与えられる環境」に慣れてしまうと、自分から動けなくなります。

仕事では、ベンチャーに行けば行くほど誰も細かく指示してくれないんです。
自分で考え、調べ、判断し、行動する。
この主体性がない人は、どれだけスクールで学んでも、現場では通用しません。
何を学ぶか、どう学ぶか、誰に聞くか。その主体性こそが、仕事での強みになります!

◎カリキュラム外のことを学んでいない
スクールのカリキュラムは、基礎を網羅的に教えるため、広く浅い内容になりがちです。
しかし、デザイナーの就職には「あなたならではの強み」が必要なケースが多いです。

アニメーションが得意、UIデザインに特化している、ブランディングが強い。
何か一つ、突き抜けたスキルがあるかどうか。これは、カリキュラムをこなすだけでは身につきません。

◎コストをかけた分の回収を急ぐ
「50万円払ったんだから、早く就職しなきゃ」というプレッシャーが、焦りを生みます。
焦ると、ポートフォリオが不十分なまま応募し、不採用が続き、自信を失う悪循環に陥ります。

 

独学で就職した友人が実践していた4つのこと

では、独学でデザイナーになった人たちは、何をしていたのか。
共通点を紹介します!

◎圧倒的な量の制作実績
独学者に共通するのは、ポートフォリオの量です。
スクール卒業生が5〜10作品なのに対し、独学者は30〜50作品持っていることも珍しくありません。

質も大事ですが、初心者期は量が質を生みます。
たくさん作ることで、デザインの引き出しが増え、自然と質も向上します。

私が過去に採用した独学デザイナーは、1年間で100個以上のデザインを制作していました。
その執念と行動力が、スキル以上の評価につながったと思います!

◎コミュニティに積極的に参加
独学だからこそ孤独にならないように、コミュニティに積極的に参加している人が多かったです。
デザイン勉強会、オンラインサロン等、どこかしらに所属し、他のデザイナーと交流していました。

コミュニティでは、フィードバックをもらえるだけでなく、モチベーション維持、最新情報の入手、時には仕事の紹介もあります。独学だからこそ、横のつながりを大切にする人が多かったです。

◎無料案件でも実績を作った
「実務経験がない」という壁を突破するため、友人や知人の案件を無料または格安で受けている方が多かったです。
飲食店のメニュー、知り合いの名刺、地域イベントのチラシなど、規模は小さくても「実際のクライアントワーク」の経験を積んでいました。

これは、ポートフォリオに「実案件」として載せられるだけでなく、クライアントとのやり取り、修正対応、納期管理など、実務的なスキルが身につく貴重な機会です!

◎特定の分野に特化していた
独学者の中には、「EC専門」「LP制作特化」「飲食店ブランディング得意」など、ニッチな専門性を持つ人がいました。

広く浅く学ぶより、一つの分野を深く掘り下げる。その専門性が、「この分野ならこの人」という評価につながります。

 

スクールか独学か選択のポイント

では、どちらを選ぶべきか。私が考える判断基準をお話します。
🔶スクールが向いている人
・強制力がないと続かない自覚がある人
・何から始めればいいか全く分からない人
・まとまった時間(3〜6ヶ月)を確保できる人
・転職保証やキャリアサポートを重視する人
スクールの最大の価値は、「環境」です。同期がいる、専属の講師がいる、カリキュラムがある。
この構造が、あなたを前に進めてくれます!

※注) ただし、スクール選びは慎重に行ってください。高額なだけで内容が薄いところも実際あります!
卒業生のポートフォリオを見せてもらう、無料説明会で質問しまくる、口コミを徹底的に調べる!
この下調べが、めちゃくちゃ重要です!

🔷独学が向いている人
・自己管理能力がある人
・自分で調べて解決できる人
・コストを抑えたい人
・自分のペースで学びたい人
独学の最大のメリットは、自由とコスパです!
月額1000円程度のオンライン学習サービスと、無料のYouTube動画、図書館の本だけでも今の時代、十分学べます!

私の友人は、総額3万円以下の投資で、独学から転職に成功しました。
スクールの1/10以下のコストです。ただし、その代わりに圧倒的な努力と時間を投資していました。

◎最も重要なのは「卒業後」の行動
結局、スクールでも独学でも、最も重要なのは「学習期間を終えた後、どう行動するか」です。

スクール卒業後も毎日制作を続ける人と、独学で基礎を学んだだけで満足する人。
前者は確実に成長し、後者は停滞します!
学び方ではなく、継続力と行動量が全てを決めるんです。

私が伝えたいのは、「スクールに通えば安心」という幻想を捨ててほしいということ。
そして、「独学だから無理」という思い込みも捨ててほしいということです!

 

まとめ

いかがでしたか?
今回はプロのデザイナーになる為には、スクールに通うべきか、独学でも可能なのか。をベースに、根底にあるもっと大事な事をお話しました。

スクールか独学か。この選択で悩む時間があるなら、今すぐ手を動かしてください!

スクールでもいい、YouTubeでもいい、図書館で借りた本でもいいです。
今日から、一つ何かを作り始める。その行動が、あなたをプロのデザイナーに近づけます!

私自身、独学とスクール両方を経験しましたが、結局どちらが良かったとは言えません。
どちらにも価値があり、どちらにも限界があります!
ただ一つ確実に言えるのは、「どこで学んだか」より「何を作ったか」「どう考えたか」が100倍重要だという事です!!

スクールに通う人は、その投資を無駄にしないよう、卒業後も学び続けてください。
独学の人は、孤独に負けず、コミュニティを活用しながら前進してください。

あなたに合った方法で、今日から始めましょう。
どちらを選んでも、本気で取り組めば結果は必ずついてきます!
お互い頑張りましょう!!

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