2020/07/07
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)とは
Yahoo!は、Yahoo!プロモーション広告としてYahoo!ディスプレイアドネットワーク(以後YDN)を提供していましたが、2020年7月よりディスプレイ広告(運用型)として新たな機能を追加してリリースしました。
ディスプレイ広告(運用型)リリースに伴い、YDNの管理画面も一新されていますが、現在は旧管理画面と新管理画面を自由に切り替えることができるようになっています。
Yahoo!のリリース情報によると旧管理画面のYDNは、2021年の春頃に提供を終了する予定となっています。
YDNの新管理画面は、下記のような感じになっており、左のメニューから簡単に各ターゲットの追加が簡単にできるようになっています。
リニューアルの主なポイント
Yahoo!のリリースでは、今回の主なリニューアルポイントは下記の3つであるとしています。
※Yahoo!広告媒体資料より抜粋
▶広告プロダクトのシンプル化
今までYahoo!の広告は、純広告・DSP広告・YDN・コンテンツディスカバリーなどがありました。
それを今回のリリースにより広告メニューをシンプル化したということです。
※Yahoo!広告媒体資料より抜粋
▶広告管理ツールのリニューアル
今回のリニューアルにより、いくつかの機能が新管理画面では追加されていますので、広告効果の可視化がしやすく分析がやりやすくなると考えられます。
分析視点で考えると期間比較とグラフが管理画面で見れるようになっている為、効果検証がしやすい仕様になっていると感じられます。
※Yahoo!広告媒体資料より抜粋
広告入稿も今までは何度か画面を遷移して広告を入稿していましたが、1画面でキャンペーン設定から広告まで入稿が可能となっている為、管理画面から入稿する場合の入稿時間が短縮化することも可能でしょう。
▶配信アルゴリズムの刷新
今回のリニューアルで最も大きなポイントは、配信アルゴリズムが刷新されたことではないでしょうか。
その中でも最も大きなポイントは、キャンペーンの目的を設定できるようになったことだと思います。
今までは、自動入札を活用してもコンバージョン目的を明確にしていない為、広告出稿の目的と異なる可能性があったが、コンバージョン目的を明確にすることで各目的に合わせた最適な配信が可能になったということです。
では、キャンペーンごとに設定できる目的とはどのようなものがあるのでしょうか。
キャンペーンの目的としては、下記の目的が設定できるようになっています。
- サイト誘導
- 動画再生
- アプリ訴求
- コンバージョン
- 商品リスト訴求
- ブランド認知
それではキャンペーン目的は、何を軸に最適化がされるのでしょうか。
キャンペーン目的の最適化ポイントは、下記のポイントで最適化がされますので、広告配信の目標KPIに合わせてキャンペーン目的を設定しましょう。
※Yahoo!広告媒体資料より抜粋
また、今まではコンバージョンの自動入札については、ある程度のコンバージョンを獲得していないと設定できなかったのですが、今回のリニューアルによってコンバージョンがでていない状態でもコンバージョン最適化の自動入札を活用することができるようになります。
新たに追加されたオーディエンスカテゴリー
今回のリニューアルでは、オーディエンスカテゴリーというターゲット設定が新たに追加されています。
機能的には、旧管理画面でのインタレスト配信が改良されたターゲット設定だと考えられます。
今までのインタレスト配信では、ユーザーの興味関心を軸にターゲット設定ができる仕様となっていましたが、オーディエンスカテゴリーでは「興味関心」と「購買意向」の2つに分けられています。
そうすることで、「ブランディング目的」「コンバージョン目的」などで効率的なターゲット設定を選ぶことができるようになっています。
※Yahoo!広告媒体資料より抜粋
最後に
このようにYahoo!広告は、リニューアルによって多くの機能を追加しており、それは時代のニーズによって日々進化しています。
これは、Yahoo!に限らず多くの媒体が時代のニーズやテクノロジーの進化によって進化をしています。
弊社では、時代の変化に対応した様々な広告配信手法を取り入れて広告のプランニングを行っております。
新たな広告配信を試したいなどのご要望がありましたら、お問い合わせ下さい。